なにをやっているのか
ガーナ現地の会社メンバー
【リサイクル事業】
①E-waste100%で出来る建材の製造・販売を目指します。
②E-waste、プラスチックごみなど有機物を高温で蒸すことで炭を作る機械「Duster4D」を導入し、廃棄物の削減を目指します。なお、炭はモルタルやコンクリートなどをつくる際の骨材として利用予定です。
③野焼きをせずに高品質の銅線を回収できる技術を活用し、銅線販売の事業化及び環境改善を目指します。
④先進国では需要が低いものの、まだ使用できる中古iPhoneを輸入販売する店舗をガーナに開設します。将来的には、当該店舗で販売した電子機器の回収業務も行い、E-wasteの削減を目指します。
【農業事業】
①ガーナで養鶏場を作り、安心安全な卵・鶏肉の提供を目指します。
②契約農園を3エーカーから10エーカーに拡大し、モリンガを中心とした農作物の生産量拡大を目指します。
【EV/エネルギー事業】
①電動バスの組立工場の建設を行い、ガーナで初となる電動バスの実装を目指します。
②未だ電力インフラが乏しいガーナにて、ソーラーパネル・蓄電池の輸入販売を行い、安定的な電力供給によるガーナの生活水準向上を目指します。
なぜやるのか
MAGOは2009年に自ら経営する会社が倒産し路上の絵描きになったMAGOは、2017年6月に単身、世界の電子機器の墓場と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシーへ訪問。そこでMAGOは、1日わずか500円の日当で先進国が捨てた電子機器を必死に燃やしながら生きる彼らと出会います。
目の当たりにしたのは、大量のガスを吸い癌になり、30代でこの世を去ると言われている彼らの姿。
『彼らを犠牲にしてまで、我々が富を形成することがそんなに大事なことなのか?この真実を先進国に伝えたい、アートの力をもって。』帰国後、スラムでさえ不必要な廃棄物で作品を制作し、その売上で2017年11月に2度目の訪問、ガスマスク250個をはじめて届けます。
彼らを癌から延命するために。そこでMAGOは『このスラム街をさらにアートで良くする』と彼らに誓ったのです。この誓いは奇跡を起こします。2018年3月20日、銀座で行われた個展「美術は人を救うためにある、ガーナのスラム街を訪れて」展で、MAGOの作品が1点1500万円で売買されたのです。
全ては彼らのために。この真実の愛が、枯渇することのない唯一無二の創造性をMAGOに授けました。以来、MAGOはこのスラム街に集積した廃棄物を自身の作品へと昇華し、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けています。
どうやっているのか
MAGO MOTORS JAPAN株式会社は、「文化」「経済」「社会貢献」の3つの歯車を持続的に回しながら、経済活動を通じて社会課題の解決を目指す「サステナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)」を事業コンセプトとして活動しています。
「世界最大級の電子機器の墓場」と言われる、ガーナのスラム街アグボグブロシーを活動拠点として、当社が展開するEV事業、リサイクル事業、農業の事業活動を通じて、現地のゴミを削減し、大気/土壌汚染を改善、そして新たな雇用創出を行っています。
当社の目標は、2030年までに現地雇用1万人を実現し、クリーンな労働環境と適正な賃金を付与することで「スラム撲滅」を達成すること。2023年4月時点では、現地雇用32名の状況です。
今後も、我々はサステナブル・キャピタリズムの概念を事業実装しながら、社会課題解決に向け邁進してまいります。