対談者の紹介
● 株式会社ブランドクラウド 代表取締役「叶野雄与」(31歳)
2016年に業務委託として同社に参画。取締役を経て、2023年に代表取締役社長に就任。
趣味はゴルフとサウナ。元々ゴルフは食わず嫌いだったものの、やり始めてみると意外に面白く、ブランドクラウド主催のゴルフコンペを開催するほどの趣味となっている。
● 株式会社ブランドクラウド 営業部BDR主任「長瀬湧良」(25歳)
2022年に親会社のベクトル在籍時に口説かれて出向、のちに転籍(現在3年目)。大学時代は経営学科を専攻。現在は営業チームの主任として、新規開拓営業に関する業務を担当している。
趣味はプロ野球観戦と麻雀。叶野の影響もあり、最近はゴルフも趣味になりつつあるとのこと。
ブランドクラウドってどんな会社?
長瀬:本日は「ブランドクラウドとは?」というお題で会社の文化についてお聞きできればと思っています。改めて、よろしくお願いいたします。
叶野:僕の方からも社員代表の長瀬くんに色々質問できればと思っています。よろしくお願いします。
長瀬:では、早速ですが、ずばりブランドクラウドってどんな会社でしょうか?
叶野:フラットで自由度が高い会社ですかね。社員同士がフレンドリーで結束感があることはもちろん、年齢・性別・国籍に関係なく思ったことを言える。それゆえに壁がなく、実際に社員の意見が制度や文化に取り入れられる環境。特に考えを持っている人にとっては、すごく良い環境になっていると思います。
長瀬:僕としてはかなり働きやすい環境に感じているんですが、やっぱりこういう社内文化を育むために取り組んだこととかはあったりするんですか?
叶野:結果的にそうなったというのが正直なところではありますね。ただ、ルールで社員をがんじがらめにしないこと。むしろ、ある程度の自由度を与えて個々の考え方や意思を尊重する。そういった風土によって自然と今の文化が形成されたのかなと思っています。
長瀬:自由度の高い文化というのは昔からなんですか?
叶野:昔からです。そもそもブランドクラウド創業者の井原現会長が自由を具現化したような人なんですよ。例えば、井原もなのですが低血圧で朝に弱い社員と、お子さんが居る社員もいたりするので、朝の準備を余裕をもって行うために会社の始業時間を10時と一般的な会社より遅くしていたり。生き方が会社文化に踏襲され、価値観が合う人たちで集まったのがブランドクラウドという組織ですね。
ベクトルグループの傘下に入った現在は最低限のルールや事業目標があるんですけど、元々は本当にルールや目標も無く、純粋に「面白い会社であろう、面白いサービスをやろう」みたいな会社でした。
長瀬:本当に井原会長の生き様をそのまま会社にしたような感じだったんですね。
叶野:そうですね。なので、意図的にこういう文化を作り上げてきたわけではなく、結果として良い形に今のブランドクラウドの雰囲気が創り上げられたという感じですね。
叶野:ちなみに長瀬くんはベクトルグループからうちに出向で来てくれたと思うんですけど、雰囲気や文化にギャップがあったのであれば教えて欲しいです。
長瀬:良い意味で裏切られました。言い方は悪いんですけど、それこそ社会人のイメージって会社の歯車というか、決められたルールの中で規則正しく働くものだと思っていたんですよ。そのイメージとブランドクラウドがかけ離れていたというのはありますね。
特に個々の「やりたい」という積極的な想いを伝えれば、挑戦の機会を与えてくれるところ。言われたからではなく、自発的に仕事に取り組むからこその面白さがありますし、そこに付随してチャレンジ精神も付いてきたように感じています。
叶野:「挑戦の機会を与えてくれる」というのはブランドクラウドを含め、色んな会社が口を揃えて言うことではあると思うんですけど、あえてマイナスな捉え方をすると、個人の自主性や積極性が問われる環境ではありますよね。
要は振られた仕事を淡々とこなすだけになってしまうと、周りの積極的なメンバーに置いていかれやすく、人によってはそれが不安要素になって本来のパフォーマンスが出せなくなってしまう。そうならないように全体最適を意識した組織文化になっているのもうちの良いところだと思います。
長瀬:あるある話ですね。特に相対評価の会社の場合、業績を上げている人にのみ還元する文化が一般的かと思うんですけど、広い目で見ると部分最適にしかなっておらず、属人的な会社にもなりやすいという点で実はデメリットがありますよね。
叶野:まさにそれなので、うちでは適性な仕事分配を心掛けています。やはり、中には自分で積極的に仕事を取りに行けないメンバーもいます。
それを理解した上でリーダー職なり、部長職なり、経営層なりが会社として部分最適ではなく、全体最適させるためにどういった行動を取れば良いのか考えている。そういった考えを持つメンバーの存在が、ブランドクラウドという会社の風土を体現する上で重要なファクターになっていると思います。
ブランドクラウドの社員
長瀬:各メンバーの成長具合であったり、活躍を見て叶野さん的にどう評価していますか?
叶野:本当に優秀なメンバーに恵まれてるなとすごく感じます。ただ、それゆえに会社として各々のポテンシャルに甘んじている部分が多少あるので、そこは課題ですね。今後は各社員の成長曲線がより二次曲線的になるような環境作り、教育制度の作り込みが必要だと思っています。
長瀬:やっぱり、MENSA会員の叶野さんから見ても優秀だなと思う方が多いんですね。
叶野:地頭が良い方は多いですよね。例えば、1〜100の熟練度があるとして、大体20〜30まで教えたら100まで自分で伸ばせてしまう方が多く、中には200まで伸ばす方もいます。
長瀬:熟練度を限界突破するような人たちって、何か共通点などがあったりするんですか?
叶野:いわゆる、自己成長意欲。「この領域は100に到達したから、別の領域で100を目指そう」「ここは得意領域だから150、200まで伸ばそう」。決して現状維持にならないということが共通点ですね。
それこそ長瀬くんも急速成長している社員の1人だと思うんですけど、会社のどういった要素が自分の成長に寄与したと思っていますか?
長瀬:叶野さんをはじめ、経営陣の方々と一緒に仕事をしたことが大きいですね。営業に同行した際も、経営陣の考え方が提案に現れていて、初期段階から高い視座で物事を考える癖が付いたと思っています。
とはいえ、先ほど叶野さんが仰っていたように優秀な方々が多いので、そこに甘んじてしまっているのは反省点です。営業チームの主任をやらせていただいているとは言え、叶野さんのように大きな金額を動かすほどの力はまだ持っていないので、将来的にはそういった部分も体現していきたいですね。
叶野:長瀬君が主任としてチームを牽引している、そしてさらなる成長を目指していることは、僕自身も大変嬉しく思います。確かに、優秀な方々に囲まれる環境は、成長の機会を与えてくれる一方で、甘えを生みやすい側面もありますよね。
大きな金額を動かす力については、単に数字を追うだけでなく、顧客の課題を深く理解し、最適なソリューションを提供できるかが鍵になります。そのためには、日頃から業界の動向や競合の情報を収集し、常に新しい知識を身につけることが重要ですね。そして、高い視座からの提案力を意識して、経営陣の視点を持つよう心がけてください。商談では、自社サービスだけでなく、顧客のビジネス全体にどう貢献できるか、長期的視点で提案することが重要です。
長瀬君には、すでに主任としてチームをまとめる力があります。今後も積極的にチャレンジし、困ったことがあれば、いつでも相談してください。一緒に成長していきましょう。
ブランドクラウドの評価制度
長瀬:続いて、評価制度について。具体的にどういったやり方をされているんですか?
叶野:営業に関しては「価業評価」と「業績評価」の2つです。価業評価はいわゆるスキル面、 業績評価は個人・チームの売上目標に対する結果。前者は基本給に還元され、後者はボーナスに還元されるような仕組みになっています。
長瀬:評価をする上で意識していることはありますか?
叶野:評価に私情が介在しないようにすることですね。上司の好みによって評価が分かれるみたいな話も聞いたことがあると思いますが、うちはあくまで制度に準拠しています。常にブラッシュアップもしていて、評価される側もする側も納得感のある評価体制を目指しているという感じですね。
長瀬:確かに、入社当初から評価制度もどんどん変わってきていますもんね。
叶野:当事者として今の評価制度はどうですか?
長瀬:評価基準がより明確になって良いと思います。何をすれば評価されるか、それに対してどんなリターンがあるのか、報酬面まで分かるのでモチベーションに繋がりやすくなったと思います。
叶野:逆に評価から自分の不足している要素に気付きがあったりしましたか?
長瀬:ありますね。例えば、直近だと受注金額は十分にクリアしているものの、商談数が足りないという評価でした。実際、一部に注力して一部が疎かになっている自覚はあったので、今後は一点特化ではなく、全体の底上げするような動きが必要だなと感じました。
ブランドクラウドの求める人物像
長瀬:続きまして、ブランドクラウドが求めている人物像を教えてください。
叶野:最近、僕の中で考え方が若干変わってきていて、新しい風を拭かせてくれる方も必要かなと思っています。これまではブランドクラウドの価値観にマッチする方をメインに採用してきたわけですけど、社員数が100名規模にもなると、変に偏った会社になってしまう可能性もあるんですよね。
長瀬:少人数であれば最適解だった考え方も、人が増えるとそうではなくなると。
叶野:そういうことです。なので会社を別の側面から評価し、それを伝えてくれるような方に入っていただけると、会社としても新しい道が切り開けてより成長していけるんじゃないかなとは感じています。
長瀬:逆にこういう人はNGってあったりしますか?
叶野:足を引っ張る人。自分が他者に劣っている場合、自分の能力を押し上げるのではなく、他人を下げることで相対的に上がろうとする人はNGという感じですね。
長瀬:積極的に自ら学んでステップアップしていく人が多い会社だけに、間違いなく不向きですね。
叶野:逆に長瀬くんはどういう人と働きたいですか?
長瀬:僕は主体的に考えて動ける方ですね。そういった人から学ぶことも多いので、自分的にも会社的にもプラスになると思っています。
叶野:スーパー優秀な新卒が現れたら嫉妬します?
長瀬:いや、僕は年下の子から学ぶことも結構あったりするので、普通に先生になってもらうと思います。それこそ年齢に関係なく、お互い不足している分があれば補い合っていきたい姿勢ではありますね。
ブランドクラウドを検討中の方へメッセージ
長瀬:最後にブランドクラウドを検討中の方にメッセージをお願いします。
叶野:ゲーム感覚で仕事を楽しみたい方を心待ちにしております。
仕事仕事しすぎても視野が狭まったり、目的に追われすぎて、いつの間にか自分の目指している姿からズレてしまうことが多々あります。であれば、ゲーム感覚で着実に目標に向かった方が良いと思います。
別にゲーム感覚で仕事をして失敗したとしても死ぬわけではない。むしろ、目の前にある課題をクリアすることによって何が得られるのか、そういった視点を持てるようになります。
倒せないボスがいるとして、その攻略法を考えますよね。貧弱な剣しか持っていないのであれば、エクスカリバーを手に入れに冒険する。ゲームも仕事も考え方は一緒、大変なプロジェクトもより強い自分になるために楽しむ。そうやって俯瞰して考えることができる人ほど、うちで輝けると思います。
本日はありがとうございました!
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