なにをやっているのか
全ての子どもがその子らしく生きることができる社会
「在宅医療」という選択肢の創出
医療法人社団ときわは「人に寄り添い、未来に挑む。」を理念として掲げ、
目の前の患者さんとご家族に寄り添い、最適な医療を提供することで
未来の世代によりよい医療・社会を残すための事業を行っています。
地域医療の柱となるべく訪問診療を中心とした診療所を展開しています。
私達の使命は年齢や性別、抱えている病気や障害などによって制限を受けることなく
誰もが自分らしく過ごす事のできる社会の実現することです。
質の高い医療を当然に日本中の誰もが享受できる社会インフラとして整備し、
全ての人が望む場所でその人らしく生きることのできる未来を目指しています。
2018年4月からは小児在宅医療も立ち上げ、日々患者さんの依頼が増え続けています。
他法人では高齢者向けとされることも多い在宅医療ですが、
ときわでは年齢に関わらず、全ての人が望む場所で自分らしく過ごすことができるように
生活そのもののサポートを行ってまいります。
また、2021年からは、現在の医療保険制度ではどうしても後回しにされ、過小評価されている予防医療にも取り組みます。
在宅医療で高齢者を多く見てきた経験から、働き盛りの世代の将来の病気のリスクを減らすことが日本の未来に大きく貢献すると我々は考えています。
なぜやるのか
子どもたちに良い社会、良い未来を残したい
病院で行う医療の多くが、家でも行えます
人は誰もが自らにふさわしい治療を受ける権利を有しています。
しかし救命や延命が偏重されてきた日本の医療においては、
未だ「どう幸せに生きていくのか」という視点が欠けているのが現実です。
医療の水準は日々上昇し、以前は治らなかった病気も治すことや症状をコントロールすることができるようになりました。
その一方で、患者さんの治療方針は医療提供する側や業界の都合によって決められてしまい、
未だに、患者さんのお気持ちや、幸せにこれからも生きていくためには何が最適なのかという視点は置いていかれがちです。
ただただ患者さんの体の状態に対処していくのではなく、
患者さんの全てを診て「なにが幸せで、どう過ごしたいのか」という
その人の価値観に合った最もふさわしい治療を行っていくことこそが質の高い医療だと考えておりますので、
我々は、医療の都合によって患者さんの選択肢が制限されてしまう現状を変えたいと強く願っています。
患者さん一人ひとりの生活や価値観を何よりも重視し、
誰もが最適な医療を受けることができる環境を作り上げる。
また、これを法人の中や地域医療のみに留めず、
質の高い医療を当然の社会インフラとして広めることを最大の目的としております。
当院で診察した小児白血病の患者さんが紹介された記事です。
『「せんせいだいすき、チュー」少女が問いかける在宅医療という選択』
https://withnews.jp/article/f0190902004qq000000000000000W07q10401qq000019765A
どうやっているのか
様々な部門のチームが一緒に働いています
ただ生きている、病気をしていないということが医療の価値なのではなく、
「どう幸せに生きていくか」ということがこれからの重要な価値の指標となっていきますので、
医療従事者もそれに対応していかなければなりません。
ときわでは、従来の医療機関にある先入観や既成概念、慣習は捨てて、
効率化できるところは効率化し、
全てのスタッフが患者さんに対する価値を追い求め続ける姿勢を持って業務にあたっています。
今後も時代に合わせて変化していくことを厭わず、
良いものは取り入れていらないものは捨てていきながら
患者さんと社会にとっての価値を作り出し続けます。
その一部をご紹介させていただきます。
▼職場環境
医療機関には、紙の書類文化、FAXでのやり取りなど、効率の非常に悪い業務がかなり残されています。
また医療機関向けのシステムベンダーが提供するサービスはコストが高く、ユーザビリティが低く、拡張性の低いものが多いです。
医療法人社団ときわでは、
・医師、看護師、医事課、相談員、薬剤師など基本的な医療チームのほか、医療アシスタント、業務改善課、総務など様々な部門のチームが協力しあい、連携しています。
・全ての職員にノートPCとスマートフォンを支給しています。
・RPA、slackやモバイルカルテ、インターネットFAXなど、業務が改善するためのツールは積極的に取り入れています。
・MCS(医療従事者・介護従事者・ご家族・学校等の参加する患者さんごとに作られたクローズのSNSツール)を利用して、
地域で連携のとれたチームを作って診療にあたっています。
↓MCS活用についての、当法人理事長・小畑正孝インタビュー記事です。
『小児在宅を支える、病院・学校も含めた多職種連携』
前編:https://post.medicalcare-station.com/team/1656/
後編:https://post.medicalcare-station.com/team/1663/
▼研修体制
・チューターが付くので、診療や勤務についてマンツーマンで相談することが可能です。緩和医療認定医や在宅医療専門医などの取得も可能です。
・同行研修を組んで、一つ一つ技術を身につけてもらいます。
・Slackを利用して、訪問先でもリアルタイムにコンサルトが可能です。
・小児科医、皮膚科、泌尿器科など様々な背景を持つ医師に相談しながら診療が行えます。
・少し対応の難しい手技が必要な患者さんは、カルテから動画を見ながら実施できるような仕組みも作っています。
・様々な外部研修も可能です(東京都小児在宅医療研修、心身障害児総合医療療育センター等)。