なにをやっているのか
鬼怒川温泉は江戸時代に発見され、日光詣の僧侶や大名だけしか入浴を許されなかった由緒ある温泉です。その後明治以降には一般の人にも開放され、鬼怒川温泉は一躍人気の大型温泉地となりました。
私たちはその鬼怒川の地で開業し、今年で56年を迎える老舗ホテルです。
観光地としての人気の高い鬼怒川ですが、
当ホテルでは四季折々の景色を望める庭園や、旬の食材を使った料理などを楽しんでいただき、
都会の喧騒を離れてリラックスできる空間を提供しています。
従来のおもてなしの精神を大切にしつつ、近年では海外からのお客様に向けても心のこもったサービスで鬼怒川の魅力を発信しています!
なぜやるのか
最近は、動きやすさや快適さといったことを優先して、着物で接客するホテルが随分と減ってしまいました。けれど、着物でお迎えするからこそ伝わる、伝統のおもてなしを私たちは大切にしております。
形だけでなく、言葉遣い所作なども身に着けていただくため着付けや、お茶などの作法なども練習します。ただお客様を案内するだけでなく、伝統文化でお迎えするからこそ、大切にしているおもてなしがあります。
近年では海外からのお客様も増えており、よりきめ細やかなサービスが求められます。
創業から56年となる老舗ホテルとしての品格があるからこそ、古き良き伝統を継承し、
また、発信していくことができるのです。
洋服の生活が長いからこそ、まず着物に慣れるところから。帯の締めは、仕事始まりの合図です。
どうやっているのか
ホテルが一番大切にしているのがスタッフです。
すべてのスタッフが心地よく働くために研修制度やコミュニケーションの場を準備しています。
≪研修制度≫
基本的には現場の先輩について、業務を覚えていきます。着物の着方から、お茶のたて方、挨拶の仕方など、ひとつずつ指導。半年ほどで宴会場1部屋を担当できるように教えていきます。完全なひとり立ちまでには、2~3年ほどを予定。お客様によって接客が変わってくるからこそ、一人立ちまでに時間を設けています。
特に力を入れているのは年3回(4月・7月・12月)専門の先生による、外部研修です。おもてなしの基本となる接客、立ち方、座り方、お料理の出し方、ふすまの開け方、お辞儀の仕方など、角度や指の揃え方まで勉強。また、おもてなし検定(JTB主催)に参加し、検定の取得を目指しています。
≪社内交流≫
スタッフ同士の仲は良く、お客様をお待ちする間にお菓子や飲み物を持ち寄って雑談することも。休日にはカラオケや飲み会、ボウリング、プチ旅行も楽しみます。日帰りで出かけることも。全館休業日があり、新年会やBBQも全員で参加しています。
≪寮制度≫
社員寮は各部屋にユニットバス、IHキッチン、エアコン、クローゼットが完備。和室は6畳+4畳、フローリングは6平米(6畳弱)。自分の時間も大切にできます。