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なにをやっているのか

株式会社ユハクはレザーブランド『yuhaku』を展開する日本のモノづくりの会社です。 「持ち歩けるアート」をモットーに、革を使用した財布・鞄・靴などのアイテムを提供しています。 ■事業内容■ 革製品の企画、製造、販売及び卸売 絵画技法をアレンジした染色技術を使い、美しい革製品を生み出しています。また、建築の概念をベースにした緻密な設計と、それを実現する縫製職人の技術を生かして、革の美しさを引き立てた製品作りに取り組んでいます。 2009年のブランド立ち上げ以来、着実に実績を積み上げ、今では横浜、銀座、心斎橋といった国内に直営店を4店舗展開するほか、伊勢丹・髙島屋などの百貨店でも取り扱いがあります。 公式オンラインショップ:https://yuhaku.co.jp/yuhaku/ ■今後の展望■ 廃棄を減らし、少しでも多くの革を活用するため、新しい商品も開発予定です。端材と生分解性の高い素材を組み合わせたプロダクトへの挑戦など、レザーブランドだからこそ環境に配慮した活動を実践していきます。

なぜやるのか

■ユハクの想い■ 革という素材は人間が古来から続けてきた食肉文化の副産物です。近年、SDGsやアニマルライツの観点から革製品の是非が問われることがありますが、人がお肉を食べる以上、革の排出がなくなることはありません。そのような背景から、ユハクでは命をいただく感謝を込めて革を取り扱っています。今後も、食文化の移り変わりに適応しながら、革との持続可能な付き合い方を模索していきます。 ■企業理念■ 「感謝の心を持ち、感性のモノづくりで心豊かな暮らしを実現する」 ■ミッション■ 「未来へつながるモノづくりで、人と地球に、彩りを届けます」 株式会社ユハクは、 ・心を動かします。   デザイン、品質、色彩を基本としたモノづくりで、感動を生み出します。 ・暮らしの喜びを生み出します。   日々の暮らしを考えたモノづくりで、心の彩りを生み出します。 ・いつくしむ楽しさを伝えます。   手仕事ならではの確かな品質で、時を重ねて使う愛着を生み出します。 ・皮革業界に伝統を創造します。  感性と技術を磨き、一人ひとりが誇りを持ち、技能を高め継承していきます。 ・人の可能性を探究します 人ならではの技術と感性を駆使し、世界最高水準のモノ作りを提供し続けます。 ■創業までのストーリー■ 創業者の仲垣は学生時代、建築を専攻。同時期に雅号「ユウハク」にて絵画を中心としたアート活動をスタートさせます。その後、シューズブランドに勤務。デザイン業務に携わる傍ら、独学で革製品を作り始めました。2006年、オーダーメイドの革製品の製作を行うアトリエ『ameno spazio』を横浜に開設。革製品の製作と共に革染色の研究に没頭し、絵画の技術を応用した独自の染色技術を開発します。 2009年、オリジナルブランド『yuhaku』を始動。同時に株式会社ユハクとして改組。色を引き立てるための引き算のデザインと建築の知識より生まれる独自の設計、素材への飽くなき追求により歩み続けるブランドです。 「想像し創造する」という信念の元、職人育成にも力を入れ、手染めの技術を日々進化させています。

どうやっているのか

■事業へのこだわりと強み■ ほとんどのブランドが「ロゴマーク」によって世間からの認知を図る一方で、yuhakuでは「美しいグラデーション」を象徴とするブランディングを行っています。 一般的な革製品のイメージに留まらない豊かな彩りは、一つひとつ絵画を描くような繊細な技法で染色しています。革を尊いものとして扱い、美しさにとことんこだわった製品は多くのお客様に支持されています。 ■大切にする姿勢■ yuhakuの製品は職人がいなければ成り立ちません。作り手を大切にして革加工の文化を未来につなげ、ゆくゆくは「日本の伝統文化」と呼ばれるまで、レベルを高めたいと考えています。 ■共に働くメンバーたち■ 20名程のメンバーが集まっています。同業種はもちろん、異業種からの転職者も多く、染色に関しては未経験の方ばかりです。メンバーの平均年齢は30代で、各々が主体的に活動しています。オフィスと制作アトリエは近い場所にあり、モノ作りの現場を尊重したコミュニケーションが行われています。