なにをやっているのか
証券トークンコンソーシアム『ibet for Fin』
金融機関向けエンタープライズウォレットシステム『E-Wallet』
私たち株式会社BOOSTRYは、ブロックチェーン技術を用いた有価証券などの権利を交換するプラットフォームの開発・提供を行う会社です。野村ホールディングスと野村総合研究所のジョイントベンチャーとして立ち上がり、P2Pによる次世代の資金調達モデルを目指すFinTech事業をおこなっています。
▼ ibet コンソーシアム
「債券型」、「不動産証券型」、「ポイント型」、「会員権型」など、多種多様な金融商品・権利(トークン)を分散型ネットワーク上で発行・取引ができる、企業参加型のコンソーシアムブロックチェーンを開発・運営しています。
1)ibet for Fin ネットワーク:https://www.ibet.jp/ibet-for-fin
・ブロックチェーン技術を用いて発行等が行われる有価証券「セキュリティトークン(証券トークン)」を取扱うためのコンソーシアムブロックチェーンです。金融機関を中心とした企業で構成されるコンソーシアムによって運営されています。
2)GitHub:https://github.com/BoostryJP
・ibetの大きな特徴として、OSSを基本思想としている点があります。トークン流通のための基本機能をBOOSTRYを中心としたコミュニティが標準化・開発し、OSSとして公開しています。ネットワーク参加者は各OSSを組み合わせることで、自身のサービスを構築することが可能です。
▼ プロダクト・サービス
BOOSTRYではibetネットワーク上で利用可能な様々なプロダクト、サービスの開発を行っています。
1)ibetウォレット:https://products.boostry.co.jp/boostry-wallet
・to C 向けに展開しているモバイルウォレットです。
・ibetネットワーク上で企業が発行する非有価証券トークン(会員権やチケットなど)を個人間で購入・売買が可能です。電子化されたトークンを保有することで様々な特典をブロックチェーン上でシームレスに取得・利用することができます。
2)E-Wallet:https://products.boostry.co.jp/e-wallet
・金融機関向けに展開しているパッケージ型/SaaS型両対応のアプリケーションです。
・口座の秘密鍵を安全に管理し、様々なブロックチェーンと接続して、証券トークンの管理を行うことができます。
・国内の主要な証券会社様で多くの導入実績を誇っています。
3)E-Prime:https://products.boostry.co.jp/e-prime
・証券トークンを発行する企業(あるいは発行を代理する金融機関)向けのSaaSです。
・証券トークンの発行・管理機能に加え、権限制御・二要素認証など金融機関が利用するシステムとして不可欠な機能を標準でご利用頂けます。
4)Investors
・証券トークンを購入する投資家向けWebサービスを運用可能なSaaSです。
・証券トークンの新規発行案件の申込、契約の締結(書面/電子)、証券トークンの発行・管理機能などをご利用頂けます。
▼ 実績
有価証券トークン関連の案件を中心に、大手企業様と多数のコラボレーション案件を実施しています。
・2020年3月:デジタルアセット債・デジタル債の発行(野村総合研究所様)
・2020年5月:ブロックチェーン連携に関するR&D(富士通様)
・2020年7月:不動産デジタル証券の発行(ケネディクス様・三井住友信託銀行様)
・2020年10月:デジタル株式の発行(SBI e-Sports様)
・2021年4月:デジタル社債の発行(SBI証券様)
・2021年5月:地域プレミアム商品券トークンの発行(小田原駅前東通り商店街様)
・2022年6月:グリーン。デジタル・トラック・ボンドの発行(日本取引所グループ様)
・2022年9月:不動産トークン(三井物産デジタル・アセット・マネジメント様)
・2022年12月:温泉旅館不動産トークン(ケネディクス様、みずほ信託銀行様)
・2023年3月:デジタル私募ファンドトークン(みずほ証券様)
(他、実績多数)
▼ 今後の展望
有価証券のトークン化だけではなく、会員権、ポイント等の非有価証券のトークン化も手掛け、2023年度は国内シェアNo.1になっています。
金融領域で大きな影響力を持つ野村グループのネットワークも活用し、大手企業様を中心に多数引き合いをいただいています。また最近は、大手企業様だけではなく、地方の企業様からも徐々に引き合いを頂いております。今後も市場の波に乗りながら、地に足のついたサービスで業界を盛り上げ、牽引していきたいと考えております。
なぜやるのか
▼ CONCEPT
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今までにない価値を生み出そうとする「挑戦者」(資金調達者)
その意志に共感し、力強く背中を押す「ファン」(投資家)
世界を前進させるのは、挑戦者とファンの情熱だ
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BOOSTRYはブロックチェーンなどの先進的な技術で新時代の資金調達モデルを構築し、挑戦者とファンが「もっと自由に」「もっと楽しく」繋がりあえるプラットフォームを創造したいと考えています。
▼ 権利のデジタル化で、挑戦者を支援するエコな体系をつくる
私たちは新しい資本市場の創造を目指しています。それは、従来の大型の有価証券だけではなく、様々な権利が流通するような市場です。ブロックチェーンや他の様々な新しい技術を取り入れることで、従来の金融機関が取り扱うことができなかった、資本市場を創造したいと考えています。
どうやっているのか
▼ 事業の特徴
私たちの強みは、金融面における確かなバックボーンを持っていることです。
近年はブロックチェーン技術を用いた金融サービスも増えましたが、金融面の深い知見を持ちあわせている企業はそう多くありません。しかし、私たちは金融および金融に関わる法的スキームを理解したうえで、その知見をシステムやサービスに落とし込んでいます。証券会社・信託銀行などのキャリアを経てジョインしているメンバーも多く、様々な領域のナレッジが融合することで実現可能なサービスとなっています。
▼ このように働いています
業務委託のメンバーを含めて30名弱のメンバーが在籍しています。まだまだ人数も少なく、自由な雰囲気の職場です。
設立当初の初期メンバーは、野村ホールディングスの金融/法律のプロフェッショナルと、野村総合研究所のコンサルティング/システム開発のプロフェッショナルのみで構成されていましたが、現在は直接採用のメンバーも増えてきています。
社内コミュニケーションはリモートワークを前提としており、ほぼ100%Teamsや各種クラウドサービスを利用しておこなっています。テレワークをしているメンバーやオフィスで仕事をするメンバーなど、ルールは強制せずに各人の働きやすいスタイルで働いています。セキュリティが確保できる環境であれば、ワーケーションを活用するメンバーや地方から働いているメンバーも在籍しています。
また、自社の開発するブロックチェーン上に福利厚生ポイントトークン(リフレッシュ用のドリンクやスナックとの交換券)を発行しており、社員間で流通する試みなども実験しています。
大企業ベンチャーになりますので、研修補助や高性能なPC貸与、書籍購入費用の補助などをはじめ、一般的な制度は完備されています。