ソフトウェアとハードウェアの両方が開発できる私がobnizにジョインした理由
こんにちは。CambrianRoboicsの木戸です。
私は高校・大学とロボコンをずっとやっていて、大学専攻も機械科で、制御工学を専門としたハードウェアエンジニアです。一方で、1000万DLされたiPhoneアプリを作ったり、ベンチャー企業で単独エンジニアとしてWebサービスを制作したり等、ソフトウェアにも明るいマルチスキル・エンジニアになっています。
今回はハードウェア開発(組み込み開発)とソフトウェア開発の両方がわかる私が感じた両者の差と、
そんな私がなぜobnizを作る会社にジョインしたのかについてすごく簡単に話したいと思います。
ソフトウェアよりもハードウェアは開発自由度が高い
ソフトウェア開発としてパソコンのプログラムをすると、パソコンができない事はできません。どんなに優れたソフトウェアエンジニアでも、ペットの体調を知ることはできないし、人を宇宙へ運ぶこともできません。
その一方で、ハードウェア開発(組み込み開発)の場合、ペットの体調が知りたければ体温を測ることができ、宇宙へ行きたければロケットエンジンを付けることができます。
拡張性や自由度では圧倒的にハードウェア開発に利があります。
ソフトウェアよりもハードウェアは開発難易度も高い
しかし、ハードウェア開発はとても難易度が高いです。
ソフトウェア開発で「Hello world!」を出すのに、pythonならprint("Hello world!")
の1行で済み、開発環境もmacならもともと入っていて、実行もすぐできます。
ハードウェアは最初の一歩の「Lチカ」と呼ばれるLEDを光らせるだけのプログラムを試すのに、開発環境のインストールから始まり、USBのドライバも必要になり、プログラムも10行ぐらい書く必要がり、それをさらにコンパイルして組み込みデバイスに転送までしないといけません。
基礎知識として求められるレベルが高いため、初心者がハードウェア開発を始めようとして、入り口で挫折してしまったという話をよく聞きます。
ソフトウェアとハードウェアのいいとこどりをしたい
開発しやすいハードウェア開発ができればより楽しいものが作れるのでは?
自由度のあるソフトウェア開発ができればおもしろいものが作れるのでは?
obnizならそれができる、私はそんな可能性を感じてジョインしました。
obnizを使うことで、両者の良いところどりができ、
ハードウェアとソフトウェアの架け橋となり、
より多くの人が、より便利で、より簡単に、より楽しいものを作れる時代を作ろうと思います