目次
- 自己紹介
- 国内外で日本語教育に携わる日々
- コーチングを通して、信念を現実に変える力を伝えたい
- Smart相談室は、なんでも相談できるパートナーが見つかる場所
- 様々な対人支援の専門家と、ともに成長できる環境
- 日々の小さな違和感も話すことで、いい状態をキープできる
- 友達に相談するくらいの気軽さで、相談してみて
須藤 拓(すどう たく)
ライフコーチ、 米国Transformation Academy 認定プロコーチ、国際コーチング連盟ACC申請中
1. 自己紹介
はじめまして。Smart相談室でコーチをしています須藤拓と申します。ライフコーチング、英語コーチングのお仕事を中心に、フリーランスで活動しております。
note掲載のお誘いをいただき、いつも仲良くさせていただいているSmart相談室のこと、そして、コーチとしての自分のことを改めて振り返ってみたいと思います。
2. 国内外で日本語教育に携わる日々
コーチとして働き始める前は、国内外で日本語教育に携わってきました。日本語教育学で修士号をとり、オーストラリアの小学校、デンマークの大学、国内の地域日本語教室、上場企業の海外新卒研修など、様々な場所で外国人に日本語を教えてきました。
日本語を教える中で、学習者は言葉で表現できなくても、みんな素敵な価値観や夢、その人らしい魅力をもともと持っているということを感じる機会がたくさんありました。
たとえば、日本語がまったくできない強面のトルコ人の男性は、クラスのメンバーから怖がられていましたが、習字の授業になると祖国で学んだというペルシャ文字の流麗な筆記体を披露してみんなを楽しませてくれたり、フィリピンから来た不登校の女の子は、「好き」という表現を習った時にダンスが好きであることを自分で表現し、クラスでダンスを披露してくれました。言語の壁によって社会的に弱い立場に置かれていても、みんな内には愛すべきその人らしさを秘めていて、人間は国籍や言葉に関係なく、皆最初から満ち足りた存在なんだということを実感する毎日でした。
言葉の力によってその人の魅力がどんどん表出していくプロセスに伴走するのは、とてもやりがいのある仕事でした。どんなに弱い立場にいる人も内には美しい光を湛えていることを信じ、その人の自己実現を支援したいという思いで、帰国して会社員になるまで、一心不乱に日本語教育の道を進んできました。
3. コーチングを通して、信念を現実に変える力を伝えたい
日本語教育に携わる中で、どんな人でもその人らしさを内に秘めていて、その実現を支援することが喜びだったと書いたのですが、日本語教育、その後の英語教育業界で多様な人々と出会う中で、内側にあるその人らしさにもっと深く関わりたいと思うようになりました。コーチング自体は教育の文脈で知っていて以前から興味があったのですが、興味がどんどん大きくなり、2021年に本格的に学んでみようと思いたちました。北米のコーチングスクールでオンラインで資格を取得し、国内でもコーチングスクールのプロコースを修了しました。そのままどんどんのめり込んでいった勢いで、仕事もコーチングを中心にしたいと考え、フリーランスに切り替えたという流れです。
私の原体験は、内側にあるその人らしさが学びによって発現することを、日本語教育の現場で目の当たりにしてきたことです。この原体験から、コーチングにきてくださる皆様にも、最終的にはその人の中にあるリソースを発揮できると信じて関わっています。例えば自分に自信が持てない、仕事で思うような成果が出せないなどの状況でも、内に備わっている力を自然な形で発揮するための支援ができればと思っています。どんな弱さを抱えていても、人間には信念を現実に変える力が備わっていることを、コーチングを通して伝えたいと思っています。
4. Smart相談室は、なんでも相談できるパートナーが見つかる場所
Smart相談室は、最初の資格を取り、フリーランスに切り替えようとしていたタイミングで求人を見つけて知りました。オンラインで初めてお話させていただいた時から、藤田さんのお人柄にすっかりファンになり、Smart相談室の「ちょっとしたモヤモヤの段階で相談してもらう事で、メンタル不調に陥る事を防ぐ」というビジョンに強く共感しました。
スーパーバイザーをされている鵜飼さんとの初めての面談もとても印象に残っていて、Smart相談室では、深い海の底にいる人を引き上げるのではなく、一緒に海の底を見に行くように関わるのだというお話をお聞きしたのを覚えています。ネガティブな感情も全部一緒に味わうことで、相談にいらっしゃる方が自分の力で前に進む支援をするという姿勢は、いつでもコーチングを提供する時に意識していることの一つです。
Smart相談室は、社内の利害関係から離れ、かといってプライベートでもない関係の中で、対人支援のプロと相談できるサービスです。利害関係から離れた場だからこそ、なんでも相談できるパートナーが見つかる場所だと思います。
自分自身もキャリアや仕事のパフォーマンスについて悩みながら進んできた20代のうちにSmart相談室を利用するチャンスがあったら、とてもよかっただろうなと思います。
5. 様々な対人支援の専門家と、ともに成長できる環境
Smart相談室に登録しているカウンセラー向けに、毎月研修が実施され、毎回とても刺激をもらっています。コーチはじめ、カウンセラー、キャリコン、公認心理師など、様々な対人支援の専門家が集まって同時に研修を受けられることで私たち支援者側もすごく勉強になりますし、この機会がSmart相談室のサービスの質を底上げしていると感じます。それだけでなく、カウンセラー用のページの使いやすさ、カウンセラー同士の懇親会、事務局の皆さんの対応など、サポート体制が素晴らしく、チームの一員のつもりで働かせてもらっています。SNSを通して藤田さんはじめメンバーの皆様の活動が見えるのも、Smart相談室を身近に感じ、楽しく働ける要因の一つかもしれません。
6. 日々の小さな違和感も話すことで、いい状態をキープできる
日本ではコーチングは「コミュニケーションのスキルセット」としての理解が一般的で、もしかしたら、わざわざプロのコーチと話をすることの効果に疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、世界規模で考えると、コーチングを「スキルセット」とみなすのは少数派です。国際コーチング連盟の2012年の調査によると、コーチングを「スキルセット」と考えるコーチは、世界では23%ほどにとどまっていて、約70%のコーチが、コーチングは専門職であると考えているそうです。
日々のモヤモヤや業務上の壁打ちだけでなく、ずっとやりたかったことを実行に移したり、大きな選択の葛藤を潜り抜けるなど、人生に向き合うテーマに関しても、プロのコーチとのセッションを選択肢の一つとして持っていただけると嬉しいです。
とは言いつつ、虫歯も痛くなってからでは治療が大変になるように、心のモヤモヤも、日々の小さな違和感から話していくことで、いい状態をキープしていけると思います。「なんかちょっとうまくいかないな」とか、「一人で考えれば良さそうだけど..」という状態から話をしてみることで、心のエネルギーが湧いてきたり、新たなひらめきにつながるかもしれません。小さいモヤモヤから、ぜひSmart相談室に相談してみてください。
7. 友達に相談するくらいの気軽さで、相談してみて
Smart相談室にジョインしてから一年ちょっと。コーチングは知識と実践をつければつけるほど、学びを深めたい領域や自分の実践の伸び代が見えてくる仕事だと感じます。もっともっとセッションの質を高め、相談にいらっしゃる皆様のお役に立てるように日々の学びと研鑽を続けていきたいと思っています。
ゆくゆくはSmart相談室の描く世界のように、コーチングやカウンセリングが社会にもっと広まって、働く人のウェルビーイングが大切にされる社会になったらいいなと思っています。
Smart相談室には、色々な経歴、資格を持った対人支援のプロが大勢います。ぜひ一度、友達に相談するくらいの気軽さで、相談してみてください。きっと何かのお役に立てると思います。
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次回の【カウンセラーの想い】
▶︎Smart相談室カウンセラーがSmart相談室で相談してみた Vol.1|鈴木 直子さん
▶︎自分の人生と信念が一致するように生きることがモットー|赤羽 千佳さん
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