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【カウンセラーの想い】カウンセリング中は独りだけど、その後ろにはたくさんの仲間がいる|齊藤香織さん

目次

  1. 様々な業務経験を生かし、現在は大学で学生のサポートに従事
  2. 一緒に悩み考えながら進んでいく姿に憧れて
  3. あの時の私にSmart相談室があったら・・・
  4. 組織が大きくなっても、一人一人と向きあってくれる
  5. 心の余裕を生み出していく、伴走者だと思ってほしい
  6. 今までの経験全てが、カウンセリングの糧になる

齊藤香織(さいとうかおり)
国家資格キャリアコンサルタント

はじめまして、齊藤香織と申します。
Smart相談室に副業でカウンセラーとしてお世話になって、一年ちょっと経ちました。
今回noteの執筆のお誘いをいただいて、Smart相談室を少しでも広めることができたら!と言う気持ちと、自分を振り返るいい機会だと思い、書いてみようと思います。
Smart相談室の温かい雰囲気をお伝えできたら嬉しいです。

1. 様々な業務経験を生かし、現在は大学で学生のサポートに従事

私はキャリアカウンセラーとして活動するまで、いくつかの仕事を経験しています。
新卒では、1000人弱の協同組合の本店機能で、総務や経理を担当していました。
社内外の人とのやりとりはありましたが、より多くの人に接して、手助けをする仕事をしたいと思い退職しました。そして、英語の学び直しを経て、海外からくる旅行客と日本を繋ぐ観光案内業務に従事しました。世界各国から来る旅行者の方の手助けをする、とても大好きでやりがいのある仕事でしたが、結婚に伴う転居を機に一線から退きました。
その後、事務と接客の経験を活かして、大学で学部事務、キャリアセンターで勤務し、現職では、大学のキャリア支援の部署で窓口での学生対応と求人票などの採用情報の管理をしています。

2. 一緒に悩み考えながら進んでいく姿に憧れて

前の大学のキャリアセンターで勤務をした際、キャリアカウンセラーという職務の方とはじめて出会いました。就活は全員が同じタイミングで進んでいく訳ではないので、どうしても孤独になりがちです。就活に悩む学生さんの話を何度も聴き、一緒に悩み考えながら進んでいく姿を見て、自分にもそんな存在がいたら、心強いだろうなと思いました。
一人で頑張り続ける時に、寄り添ってもらえる存在がいることが、心身の安定に繋がっていく姿を何度となく見ているうちに、自然とそんな存在になりたいと思う自分がいました。そこで、現在の職場に移って、2017年にキャリアコンサルタントの資格を取得しました。最初は学生への就職支援にも役立つと考えて働く人向けの支援を学び、個人で活動を始めました。相談件数を重ねる度に、一人ひとりの生き方や働き方をもっと知りたい、その奥にある思いに寄り添って、気持ちの面から人の人生の一部を支えていきたいという思いが強くなり、今に至ります。

3. あの時の私にSmart相談室があったら・・・

あるキャリアカウンセリングの講座でお世話になった方から、Smart相談室のことを教えてもらいました。転職支援が絡むと、どうしても利益を考えなくてはいけないので、純粋なキャリアカウンセリングは難しいのでは?と思っていました。転職を斡旋しないキャリアカウンセリングができる環境と聞き、藤田さんとの面談をお願いしました。法人対象なので、自分で集客する必要がないこと、相談者さまの所属がわかっている安心感、相談者さまも自分でお金を払わない分、相談へのハードルが低く、気軽に使ってもらえるサービスである点にも魅力を感じました。
藤田さんのSmart相談室設立への思いを読んだ時、新卒で働いていた時に、直属の上司との折り合いが悪く、心身ともに疲弊しながら働いていたことが蘇ってきました。自分が新人で頼りにならないから?数字が苦手だから?もっと仕事ができたらこの様な扱いにならないのでは?と自問と自責を繰り返していました。当時は定期的に面談をする機会などなく、上長に自分の思いを伝える、という発想を持つことすら出来ませんでした。人事に言うと大事になってしまうと勝手に思い込み、職場内では自分一人でずっと抱え、隠し続けてきて、ついに日常生活に支障をきたしてしまったのです…。
あの時の私にSmart相談室があったら、辛い気持ち抱え込まず吐き出せた、我慢してきたことをわかってもらえた、何よりここまで一人で思い詰めることもなく、もっと楽に仕事に取り組めていたのでは、と心から思いました。
かつての私の様に一人で抱え込んで苦しんでいる方の気持ちに寄り添い、話を聴くことで少しでも楽になってもらえたらと思い、ここでカウンセリングをやりたい!!という気持ちが強くなりました。

4. 組織が大きくなっても、一人一人と向きあってくれる

一番有難かったことは、研鑽を重ねるためのスキルアップ研修とグループスーパービジョンが毎月あることです。初めて参加した時、みなさんのコメントからレベルの高さを感じました。コーチの方、公認心理師の方、産業カウンセラーの方など取得資格もバックグラウンドも異なる方が一堂に会するので、ひとつの問いかけに対しての反応や見解が様々です。いつも刺激を受け、自身の成長に繋がっています。また、毎回一人一言程度話す時間があるのですが、みなさん、発言者の言葉にキチンと頷き、発言の後は自然と拍手が沸いてきます。その相手を重んじる温かい気持ちを感じる度に、安心安全の場であることを実感しています。

もう一つは、他のカウンセラーさんも仰っていると思うのですが、組織が大きくなっていっても、一人一人と向きあってくださる温かさをいつも感じています。三浦さんが「一人じゃないので、いつでも連絡を下さい!」とおっしゃってくださったことがありました。気になることがあれば、LINEやMTGで事務局に相談でき、カウンセリングの内容に関してはいつでもスーパーバイザーの鵜飼さんのスーパービジョンが受けられます。カウンセリングの最中は独りですが、その後ろにはみなさんがいてくれる!このことは私にとって、お守りのようになっています。
事務局側からも藤田さんから、こんなことがありました、上期が終わりました!などの報告がLINEであり、その都度藤田さんの思いが添えられています。それを読むと、Smart相談室が今どのような状況で、次にどこへ向かっているのかを知ることができます。組織の中の一人として事業の一端を担っているのを実感します。
私が参画して一年ちょっとの間に人数も増え、すごいスピードで大きくなっているのを目の当たりにしています。でも一人一人のSmart相談室への思いや仕事をしっかり感じることができるのが個人的にはとても嬉しいです。頑張っている皆さんの思いを感じながら、相談者さまと向き合っています。

5. 心の余裕を生み出していく、伴走者だと思ってほしい

私は、自分のプロフィールに記載している内容から、職場やプライベートの人間関係に関する相談を受けることが多いです。自分が上司との関係で深く悩み、それを一人で抱え続けた経験があるので、人に言えない思いを抱えた方を独りにしたくない、一緒に考える味方でありたい、と思っています。お話を伺っている際、吐き出すことで気持ちが落ち着かれる方もいます。人には言いづらかったりすることも、ここではどんなことでも受け止めるので、安心して話したいことから話してほしいな、と思います。

かつての経験から言えるのは、抱え込んでしまうと、しんどくなってしまうので、そうなる前に、気軽に話に来てほしいと思います。それができるのがSmart相談室です。この場を使って、普段からちょっと気になっていること、溜まっているモヤモヤを口に出してみる、それをひとつずつ整理し、心の余裕を生み出していく。ひとりだと難しいこの作業を一緒に行う伴走者だと思ってもらえたら嬉しいです。

6. 今までの経験全てが、カウンセリングの糧になる

今まで経験してきたこと、今経験していることの全てがカウンセリングの糧になると感じています。
一日一日を大切に過ごし、自分にできること、スーパーバイザーの鵜飼さんの言葉を借りるなら、「本気と書いてマジで聴け」を忘れず、相談者さまの思いに寄り添って「聴く」ことで、日々の仕事や生活を豊かにするお手伝いをしていきたいです。そのためにも知識とスキルの研鑽に励み、Smart相談室のカウンセラーとして成長を続けたいと思っています。

Smart相談室には素敵なカウンセラーが本当に沢山います。その時の悩みに応じて、カウンセラーを選べるので、いつでも気軽に話をしに来てください。私もいつかお話を聴けることを楽しみにしています。


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次回の【カウンセラーの想い】

▶︎「いつも元気で明るく」いなくてもいい自分を受け入れる|北原由佳さん

▶︎ごきげんで仕事する人をもっと増やすために|清水 智子さん

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