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THREEUPプロダクトデザインのことはじめ

Photo by Scott Graham on Unsplash

自己紹介

はじめまして。今年3月に入社した、デザイン戦略チームの山口です。

スリーアップではグラフィック担当の假屋園さんに続く2人目のデザイナーとなり、プロダクトデザインを担当しています。今回は私の自己紹介と業務内容について書かせていただきます。

私は今までプロダクトデザイン会社や、照明器具メーカーで製品のデザインや開発の仕事を経験してきました。

プロダクトデザイン事務所では少数精鋭で、みっちりとデザインに集中して携わる日々を過ごし、今のデザインワークのベースを作る事ができました。

照明器具メーカーでは、製品の企画・デザイン・開発と世の中にリリースするまでの業務を1製品1担当者ですべて行う形で、様々な制約や課題をクリアしながら自分が描いたデザインを実現化するという経験をすることができました。

プロダクトデザインの世界

みなさんは、見た目がかっこいい製品に限って使いにくいという経験はありませんか?

デザインという仕事で最も重要なのは「デザインされた物がわかりやすいこと」これに尽きます。特にプロダクトデザインは、製品の持つ様々な機能と使い勝手の両立がもれなく求められます。ですから見た目がかっこいい=優れたデザインとは言えないのです。

私が考える最も優れたデザインは、植物や動物の色や形といった自然界が生み出してきたデザインだと考えています。ただし、途方も無い長い期間をかけて不都合があれば淘汰される中で洗練を重ねてきたもので、デザイン手法は神のみぞ知るというものですから、そこに到達することはもちろんできません。

ツメの甘い見た目がかっこいいだけの製品にならないよう、神が施した自然界の優れたデザインにも学びながら試行錯誤して、機能的で美しくスリーアップらしい理想のデザインを生み出していければと考えています。

業務の流れ

プロダクトデザインの具体的な業務について、あまりイメージが沸かない方も多いと思いますので、ざっくりとですがご紹介します。

まず商品企画から携わり、決まった企画を元に目的や要件に対して構造なども見据え、Illustratorで図を描いたり、3Dでデータを作ったり、試作を作ったりしてデザインを起こし、考えたデザインを実現する為に開発や工場と調整をするという流れになります。

実際にデザインの現場では、1度デザインを決めたら終わりということはまず無く、大量生産する製品に落とし込めるか、性能は満たせるか、使い勝手はどうか、安全性はどうか、などの様々な要因で修正が出てきますので、関連する方々の協力も得ながらブラッシュアップしていきます。

デザインのやり方も色々あって決まった正解はないと思っていますので、現状にとどまらずアンテナを張りながら新しいやり方にもどんどんトライしていきたいと考えています。

スリーアップの環境について

スリーアップには、良くしていきたい、変化していきたい、という理想や考え方に対して、過去の概念や常識にとらわれずトライできる環境があると感じています。

小さい規模と大きい規模、両方の組織を経験した立場から見ると、小規模な環境では仕事の範囲に制約があったり、チャンスが少なかったりします。一方で大規模な環境では、自分のセクション以外の事がよくわからないまま仕事をしなければならなかったり、間違っているとわかりながらも進めなければいけない仕事が多かったりします。

一方でスリーアップでは、違う業務の方々とのコミュニケーションも取りやすく、組織の規模感や雰囲気として非常に良い立ち位置だと感じています。デザインという仕事に限らず、変化へ柔軟な考え方をもって仕事を進められるという事は、日々やりがいを強く感じられる事に直結していると実感しています。

この環境を生かして、売り手・買い手・社会にとって良い製品を生み出せる様に頑張っていきます。

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