【社員インタビュー#4】新卒でフリーランスへの挑戦。2年目で目標だったイラストの仕事を掴む。好きな作品を仕事にできるAMASIAの魅力とは！？

こんにちは！AMASIA採用広報です。

当社は、プラモデル、フィギュア・ロボット、アミューズメント景品などの企画・開発・製造・販売を手掛ける、某大手玩具メーカー様からアミューズメント専用景品などの開発製造業務の請負を行なってる企業です。

日本の文化である漫画・アニメ・ゲームの世界的な人気が拡大するにつれて、フィギュア市場は年々成長しており、特にキャラクターグッズやアニメ関連の商品は世界的に人気が高まっており事業が拡大しております。

今回は、イラストの専門学校を卒業後、新卒でAMASIAに入社した天野さんにお話を聞きました。

プロフィール

神奈川県横浜市出身、イラストの専門学校を卒業後、新卒でAMASIAに入社。
Illustratorを使用してフィギュアの顔や模様などのAWデータの作成やフィギュアの元になるイラストの制作を手掛けている。猫が大好きです。

これまでの経歴

── 天野さんのこれまでのご経歴について教えてもらえますか？

幼少期から絵を描く事が好きな子供だったのですが、医療系一家ということもあり、高校卒業後は理学療法士を目指して医療系の大学へ進学しました。

得意な絵を描く事が少しでも活かせる、理学療法士と職種を選びましたが、学校の風土が合わずに2年次に中退しました。

国家資格を取って安定した職に就く将来が見込めなくなり、親ともたくさん喧嘩をしました。
「私は何も持っていないので、失うものは何もない」
と振り切れてからは、1年間バイトで貯金をして、イラストの専門学校へ行き、やりたかったキャラクターデザインを中心にデザイン、DTP、アニメやLive2Dなど幅広く勉強しました。

AMASIAとの出会い

── AMASIAに出会ったきっかけは？

元々グッズ業界に興味があり、就職活動中にメーカー内部でお仕事をされている同じ専門学校の卒業生の方が学校にお話をしに来てくださり、紹介という形で面接を受けました。

最終的にここで働くことを決めた理由は以下３点を魅力に感じたからです。

① アニメや漫画が好きだったので好きな作品に関われること

② プライズ景品を扱うので、携わったお仕事がユーザーに届くところまで直接自分の目で見ることができ日々のモチベーション、やりがいに繋げられると思ったこと

③ 個人事業主なので副業に制限がないこと

正社員を経験せずに、新卒で個人事業主になることに不安はありましたが、好きな仕事に関われるなら何でもやりたいという想いや、最終的にクリエイターとして独立したいという大きな目標があったため、思い切って決断をしました。

掴んだチャンスと仕事のやりがい

── 現在のお仕事内容の詳細を教えてください。

Illustratorを使用してフィギュアの顔や模様などのAWデータ（量産時工場にて印刷箇所となる部分）を作っています。データの作成だけでなく版元様の監修や展示などに使用する原型や彩色原型に作成したデータを貼る作業もしています。

1年目はAWの仕事に慣れることでいっぱいいっぱいでした。Illustratorの操作方法は学校で学んでいましたが、作業自体はもちろん未経験でしたし、本当にミリ単位の細かい作業になってくるので大雑把な私には向いていないのではないかとずっとうっすら考えていた記憶があります…

それでも、どうしたらより良い質のものをより早く納品できるのか、仕事のやり方を試行錯誤したり、一つ一つの作業の意味や前後のつながりを考えることを大切にして仕事に取り組んでいました。

2年目からは原型の修正を原型師さんにお願いする際に使用する修正イメージ画像を作るお仕事を少しづつ任せてもらえるようになりました。何が良いもので、どこを直せばもっと良くなるのかという視点を担当者さんとのすりあわせや普段のAWの仕事の中で学ばせていただいています。

── やりたかったイラストを描くをお仕事も？

はい。普段から絵を描けることはそれとなくアピールしていたのですが、それを知ってくださった担当者の方から、イラストをお試しで描いてみないかというお声を頂きました。

「絶対にここが私の本気になるべきところだ！！」
という想いで全力で取り組んだ結果、ありがたいことにお仕事を依頼していただくことが少しずつ増えました。

日々自らやりたいことを発信し、チャンスが来た際に、迷わず挑戦することができた。
明確なターニングポイントだったと感じています。

── 1番やりがいのあった仕事やこれまで成功したPJなどを教えてください！

やりがいは先述した通り自分の携わったものに対する世間のリアクションが街中で直接見られることです。

初めて担当したアイテムが什器に並んでいるのを見たときは感動しましたし、最近もゲームセンターで商品を両手で嬉しそうに抱えているお子さんを見てほっこりしました。

そういった反応を見て、届ける場所や目的を自分の中でしっかりイメージすることで、仕事でクオリティを追求するモチベーションに昇華させることができています。

成功したPJというのは難しく……商品が世に出るまで本当にたくさんの人が関わっているので私自身は成功かどうかを判断する立場にないという前提の下ではありますが、SNSやYouTubeのフィギュア好きの方や身近な友人などが顔がいい！と言ってくれているのを見たり聞いたりすると、心の中でやったー！と思っています！

── この仕事ならではの魅力や特徴、逆に難しさを教えてください。

この仕事の魅力と難しさはかなり近いところにあると個人的には思っています。

フィギュアの命といっても過言ではない顔を任せていただいているので、自分の仕事の出来で商品の魅力をもっと底上げすることもできれば、反対に台無しにしてしまう可能性もあります。

どのアイテムでもそのキャラが好きで、商品を楽しみにしている人がいるし、丁寧に仕事をしていただいた原型師さんや彩色師さんがいて、どんな商品なら受け取る人が嬉しくなるか考える担当者さんがいて…などなど、、、色んな人の気持ちを考えて作らないといけないなぁと思います。

とはいえ私自身好きな作品も多いので、純粋に好きな作品に関われるのがやっぱりなんだかんだで嬉しいし楽しいです！

── 社内の雰囲気はいかがですか？

メーカーさん内部で一緒にお仕事をさせていただいている方々は本当に気さくで明るい方が多いです。
仕事とそれ以外のON/OFFが皆さんはっきりされていてかっこいいですね。

業務委託のメンバー同士はあまり歴など気にせずフランクな関係なので気を張らずにいられます。各々が個人事業主なので、いわゆるガチガチの縦社会みたいなものはないです。

同業者が常に同じ職場にいるので分からないことは助け合えるし、手を動かすことが好きな人が多いので、いろんなジャンルのクリエイティブな話が聞けて面白いです。

今後の目標

── 今後の目標を教えてください。

私は2D関係の知識に偏っているので、フィギュアに役立てられる造形の知識とスキルをソフトを使って身に着けたいです。データでなく自分の手で立体物を作る経験もしたいです。

贅沢を言うなら彩色でも複製でも学べる機会があるならどの工程でもどんな作業が発生しているのか知りたいなと思います。この職場に興味をもってくれた人が入ってきた際に知識でも技術でも何かサポートできることが一つでも身についていれば組織に還元できるんじゃないかと思うので頑張っていきたいです。

完全個人の話になると趣味で描いているイラストや漫画がたくさんの人の目につく形（個展や商業化など）になるのを大きな目標の一つに掲げています。

── 最後に候補者の方に向けて一言お願いします！

個人事業主は保証されない部分も多く不安になることも多いかと思いますが、おそらくここで働いている皆さんもはじめはそうだったと思います。

サポートしてくれる環境はあるのであまり気負うことなく、気楽に楽しんで挑戦してほしいです。

自分の選択・責任で生きていると思える経験は特有ですし、良いものを生み出し続ける環境下で働くと良いものを見れる目が養えるので、クリエイター系の仕事をしたい方・している方も得られるものが多くて面白いと思います。

代表とカジュアルに面談ができますので、少しでも気になれば是非ご応募ください！