外資戦略コンサルからセールスイネーブルメントSaaS「GRAPH」のビジネスチーム責任者へ

はじめまして！飯塚航己と申します。
創業期のスタートアップである株式会社グラフで21年9月からCOOをしており、セールスイネーブルメントSaaS「GRAPH」を企画運営しています。

前職では外資戦略コンサルのRoland Bergerというファームで、大変ですが充実したコンサルライフを送っていました。今年の8月に退社するまでは、全く転職の前触れもない状態でしたが、2週間くらいで転職の決断をしています笑

今回は、そんなスピード転職の決断をした経緯についてお話できればと思います！！

簡単なプロフィール

Roland Berger日本支社に新卒入社。経営戦略コンサルタントとして、製造業・不動産業・商社などのDX戦略や組織改革、新規事業戦略などのプロジェクトに従事。 2021年9月より、株式会社グラフのCOOに就任。セールスイネーブルメントツール「GRAPH」のビジネスチームを統括。

大学時代にCEOと出会う

早稲田大学に在籍していた当時、私は株式会社GLOCALという中小企業向けのコンサルファームで長期インターンをしていました。当時は社員数が3人程度で、30㎡無いくらいのマンションの1室がオフィスという会社。(今はだいぶ成長し、大きなオフィスに移転しています)

まさにベンチャーといった会社の中で、私は唯一の新規事業担当でした。ですが、右も左もわからない学生が新規事業の企画や営業を一人で出来るはずもなく、悪戦苦闘。

そんな中、後にグラフのCEOとなる藤田が、コンサルとして営業組織立上の支援に入ってくれました。当時の藤田の印象は、まさに「イケイケな営業マン」。事業の営業課題を瞬時に特定し、納得感のある施策を提言する藤田の姿を見て「イケてる・・・」と感じた記憶があります。以後、藤田とは定期的に話す仲になります。

藤田と出会った時くらいの私です。今より20kgくらい痩せているので、ほぼ別人ですね。。。

多様な経験をさせていただいたコンサル時代

大学卒業後は、ドイツの戦略系ファームであるRoland Bergerに入社。そこから数年ほど、コンサルタントとして様々なプロジェクトを経験します。

プロジェクトのテーマとしてはDX戦略の策定、新規投資領域の検討、新規事業戦略、BDD(ビジネスデューデリジェンス)、ITによるコスト削減、社内改革・・・など。業界としては不動産や鉄道、自動車、電気メーカー、総合商社、ITメガベンチャー等を経験しました。

大変ながらも非常に充実していましたが、コンサルという第三者としてでなく、自分ごととして事業成長に貢献したいという考えは常にありました。

そんな中、代表藤田からの誘いがあり、GRAPHへのジョインを本格的に検討することに。大学時代の経験もありアーリーフェーズ特有のカオスも楽しめる上に、事業成長への貢献必須な環境は願ったり叶ったりでした。また、代表藤田とは信頼関係もありつつ、人間としてのタイプが異なるためうまく補完しあえると感じ、ジョインすることに。

(藤田は異常なほど外交が上手く、まさに営業マンというタイプ。私はどちらかというと数値や戦略、オペレーションに強いタイプです。)

GRAPHで自分が成し遂げたいこと

COOとして、創業者のビジョンや絵姿をどうすれば実現できるかを検討していきたいですね！
具体的には戦略策定から戦術の検討、組織づくりからオペレーションの構築まで、数値責任を持って取り組んでいきたいです。

そのためにも、社内の「交通整理係」として、ミッション・ビジョンの実現に向けた全体最適を目指していきます。

GRAPHとして成し遂げたいこと

GRAPHは「営業組織を改革するセールス・イネーブルメントツール」。営業データの見える化は勿論、その先の営業組織改革をデータドリブンで実現することを目指したSaaSです。

目指す姿のイメージとしては、三枝匡さんの『戦略プロフェッショナル』で主人公が作る営業チームのような組織の量産です。同書では、年間10台程度しか販売出来ていない医療機器を、データと確かな営業戦略を基に年間100台販売するといった物語が描かれます。データと戦略によって、営業成果は勿論のこと、営業メンバーの意識やカルチャーまで変革することがよく分かります。

目指す姿の実現に向け、ビジネスチーム・開発チームの垣根を超えて、どうすればそういったSaaSが構築できるかを常に考えていきます！