1
/
5

年収400万円のエンジニアが10年で年収nnnn万円になるまでの軌跡

はじめに

年収にフォーカスしたストーリーではありますが、個人的には年収が最重要だとは思っておりません。ただし、自分自信の価値や行ってきた仕事の価値を図る尺度として使える幅が広いのも事実です。ですので本文は「貢献する価値が向上したら年収も上がりやすいでしょう、ただし自分の経験を見るとそれだけでは無かったです」という趣旨の内容になります。

なかなか年収が上がらない大企業時代

私の新卒入社先はある大企業のSI部門でした。当時の初任給を正確には覚えておりませんが大体月収が20万円程度、ボーナスを入れても年収300万円を超えないくらいだったかと思います。昨今の新卒エンジニアですと倍以上の年収からスタートする事もあるらしいので時代は変わったなぁと感じる次第です。新卒入社先には3年ほど在籍しましたが最終的には年収350万円を超えたくらいになったと記憶しています。ただし大部分はボーナス部分の増加だったので業績が悪いと減ります。その後はまたまた大企業のWEB部門に転職したのですが年収は少し上がって400万円くらいになりました。この時が26歳なので今から12年ほど前です。この大企業ではグループ会社間の異動も含めて合計5年在籍したのですが、最終年の年収は470万円くらいだった記憶です。

多くの内定先の中で最も提示年収が低いベンチャーに入社した

その後に前職である不動産系ベンチャーに入社します。この時は転職活動が順調で、7社ほどの企業から内定を頂きました。一番高い年収提示は650万円くらいだったと記憶しております。ソーシャルゲームでヒットタイトルを持っている企業さんだったので経営状況が良好だったのだと思います。一番低い年収提示が500万円くらいでしたが、結果として一番提示額の低いこの企業に入社しました。理由はもちろん年収の高低ではありません。内定先の中で最も規模の小さい企業だったので、チャレンジするならばこのタイミングがラストかもしれない・・と考えた為です。当時は31歳でしたので5年後に再転職するとしたら36歳、まだ子供は居ませんでしたが結婚もしていたので36歳になって同じチャレンジを出来る状況になるとは思えない、と考えたのが大きな理由でした。ちなみに結局その後36歳になって何のアテもなく起業したので、今となって思えば36歳なんてまだまだチャレンジ盛んな年齢だと感じております。

これまでの常識が覆されるベンチャーの昇給

入社当初は500万円程度でしたが半年後には570万円程度に昇給し、一年後には650万円を超える年収になっていたと記憶しています。この当時は業務が忙しすぎてあまり年収を気にする暇もなく、細かい記憶は曖昧ですが一年後には転職活動時に提示頂いた最高年収を超えていた事は覚えています。ちなみに大企業時代には年収増減に直接影響する査定評価についてかなり強く意見を出していたのですが、この一年では自分からは何も伝えていません。いわゆる査定評価みたいな場面もなかったので、当時のCTOが何も言わずとも勝手に上げてくれていました(ありがとうございます!)大企業時代に7年かけて増加した約150万円の年収が僅か1年で増加した事には「こんな事があるのか!?」と驚きました。ちなみに自分自身で企業経営する身になって分かった事ですが、評価すべきエンジニアの年収を150万円増やす事は完全に合理的経営だと感じます。

環境や運も大事ですが根本は価値貢献する意識

その後4年間ほど、合計で約5年間ほど当該企業に在籍するのですが内外含む様々な要因があり入社3年後には4桁の年収を超えていました。26歳当時は年収400万円でしたが結果的に10年で倍以上の年収に増加しました。しかし、平均するとベンチャー入社後に大きな年収増(毎年150万円程度)が起きていた事になります。これについて自分の力だけで実現したと言う考えは全くなく、環境のめぐり合わせや運の良さが混ざり合ってこの結果になったと考えています。もちろん在籍時には技術面やビジネス面で大きく成長したのも事実ではありますが、あまり成長を意識はしておらず、一環して会社や事業に貢献するという意識を持ち、日々の業務に取り組んでいた事が結果として環境や運を引き寄せたと考えています。個人的に共感している有名なビジネス格言に「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉がありのですが、当時はこの言葉を知らずとも体現しており、今もなおこの言葉を意識して日々過ごしています。

カオスを選び価値に貢献し成長を続ける楽しみ

冒頭の繰り返しになりますが年収が人生で最重要な項目にはなりえません。新卒1年目の私は学生時代のアルバイトより低い年収を恨めしく思い、是が非でも年収を増加させるという考えを持ってはいましたがその気持が強い頃には年収は上がらず、むしろ年収のことを一旦忘れて働いている時期に大きく上がっています。また前段では説教めいた事を書いておりますが、結局は大企業ではなく一人の働きが影響する小さい企業でカオスが渦巻く環境を選ぶ事がまずは重要です。当時の私は意識してその環境を選んだ訳ではなかったのですが、振り返って見ると絶対に必要なファクターでした。適切に環境を選んだらあとは価値貢献にフォーカスして頑張るしかありません。もちろん所属企業そのものがうまくいかないという事もありえますが、大企業で頑張っていても年収や成長のアッパーリミットはかかりやすい傾向は事実です。得た成長を武器にまた次のカオスフィールドで価値貢献にチャレンジしましょう。

カジュアル面談ではキャリア相談もしています

最後に、弊社に「話を聞きに行きたい」を頂いてお話する方とはカジュアル面談として会社や事業の説明をさせて頂きます。その後に来て頂いた方の現在のお仕事やスキルなどを簡単にヒアリングさせて頂く流れが多いのですが、最終的にはキャリア相談に近いトピックをお話する事が多いです。キャリア相談のみとなると正直に申し上げて避けたいのが本音ではありますが、キャリア選択肢の一つとして弊社を検討される気持ちがあるならばお気軽に話を聞きにいらして下さいませ。

株式会社ソースメイカーでは一緒に働く仲間を募集しています
3 いいね!
3 いいね!

今週のランキング

横澤 佑輔さんにいいねを伝えよう
横澤 佑輔さんや会社があなたに興味を持つかも