こんにちは!PRの小野沢です。
今回はWTCの3つの事業領域のうち「ライブ配信ディレクション業務」についての記事です。
この業務を担当する社員の齋藤さんに協力いただき、配信の企画段階〜配信当日の様子まで、普段は見ることのできないライブ配信の裏側をご紹介します👀
齋藤さんが各フェーズで心がけているポイントや仕事のやりがいについても伺ってきましたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
1. ライブ配信ディレクション業務とは?
2. 配信前日までのスケジュール
3. 配信当日のスケジュール
4. 仕事のやりがい
1. ライブ配信ディレクション業務とは?
WTCでは以下の3つをメインビジネスとして展開することで、クライアントの事業を多角的にサポートしています。
- ダイレクトマーケティング事業
- ライブ配信ディレクション事業
- メディアコンサルティング事業
このうち「ライブ配信ディレクション事業」では、InstagramやZoomでのライブ配信について、企画・台本制作〜配信当日の運用までをワンストップで行っています。
現在WTCでは大手出版社の美容雑誌のライブ配信を担当しており、定期的に行われる通常回から化粧品ブランドなどとのタイアップ回まで、多種多様な配信をサポートしています。
今回は、化粧品ブランドとのタイアップ回の配信の様子をご紹介します!
2. 配信前日までのスケジュール
配信2ヶ月前:クライアントとの打ち合わせ
2ヶ月前〜1ヶ月前にかけて、出版社や代理店、タイアップ先のクライアントの方と一緒に配信の内容について打ち合わせを行います。今回の配信以外でも化粧品関連のクライアントと仕事をすることが多いです。
打ち合わせでは、最初に紹介する製品の特徴やセールスポイントをヒアリングし、その後、出演者や配信で使用する小道具について…という流れで打ち合わせを重ねていきます。打ち合わせの際には、配信の目的やクライアントが目指すゴールを確認しつつも、視聴者目線からも面白い配信のご提案ができるよう意識しています。
また、実店舗などで配信を行う際は打ち合わせの後にロケハンを行うこともあります。
配信1ヶ月半前:台本作成
クライアントとの打ち合わせやロケハンの内容を元に台本を作成します。
今回はタイアップのため、自然な流れで商品紹介につながるような台本を書いていきます。タイアップの場合、薬機法により使用できる表現が決まっているため、通常の配信以上に表現に気を遣わなければいけないのが難しいポイントです。また、メーカーによる一方的な情報発信だと視聴者が飽きてしまうため、視聴者参加型の企画やクイズ、アンケートなどを取り入れることで相互コミュニケーションが生まれるような仕掛けを心がけています。
3. 配信当日のスケジュール
16:30 - 集合、備品準備
配信開始の3〜4時間前に集合することが多いです。倉庫から、ライトや音響・撮影機材など配信に必要な物品をスタジオに運びます。台本の中で化粧品を使用する流れがある場合にはメイク落としやコットンを用意するなど、その日の配信内容に合わせて必要な物を用意します。
17:00 - 現場入り、セット設営
ライトや音響・撮影機材の準備を行い、テーブル上には今回紹介する製品を配置していきます。台本の流れに合わせて出演者の取りやすい位置に商品を配置するように意識をしています。
ライブ配信では基本的にiPhone1台で撮影〜配信まで全てを行っています!
18:00 - テクニカルリハーサル
テクニカルリハーサルとは、スタッフのみで行うリハーサルのことです。
マイクチェックやカメラワークに加えて、台本に不自然な点がないかを確認します。台本では違和感がなく見えても、実際に流れを確認すると出演者の動きが複雑だったりセリフに違和感がある場合も多いため、この後のリハーサルや本番をスムーズに行うために欠かせない工程です。
スタッフとの打ち合わせも念入りに行います。
19:00 - リハーサル
リハーサルでは出演者に配信の概要や役割を説明した後、実際に台本に沿ってランスルー(本番の流れを全て通しながら確認すること)を行います。
ここで最も大切なのは、出演者とのコミュニケーションだと感じています。リハーサルは30分~1時間程度の短い時間ですが、出演者との信頼関係を築く場でもあるからです。出演者が不安を感じることなく本番配信に臨めるよう、堂々と自信を持って進行するよう心がけています。私は人前で話すことが得意でないため、ここが一番難しいと感じる点でもあります。
さらに、出演者やクライアントの要望によっては台本の変更が必要な場合もあり、調整力や臨機応変さが求められます。
20:00 - 配信開始
本番中はタイムキープやカンペ出し、音声や照明のチェックを行い、配信が滞りなく進行するよう適宜出演者やスタッフに指示を出します。例えば、出演者が重要なトピックを飛ばしてしまった際には、適切なタイミングで話題を戻すようカンペで指示を出しコンテンツの流れを保ちます。状況に応じて判断し、柔軟に対応することが求められます。
今回の配信は30分でしたが時には1時間の長丁場になることも。長丁場で思わずカメラ担当の手が震えてしまった際には「カメラさん頑張って!」とのコメントをいただいたこともありました(笑)
カンペはホワイトボードに書いています。臨機応変に指示を出すのが意外と難しい…!
20:30―配信終了、片付け
配信終了後30分以内には撤収できるよう、すぐに片付けに取り掛かります。物品を倉庫に戻したら今日の業務は終了です。クライアントの方からご好意でお弁当やおにぎりをいただけることもあります🍙
4. 仕事のやりがい
最後に、齋藤さんにライブ配信業務のやりがいを伺いました!
齋藤:一番のやりがいは、台本の制作から本番の進行まで任せてもらえるという点です。どうやったら製品の魅力が配信で伝わるか、どのように出演者に紹介してもらうのがベストかを考え台本に落とし込んでいく作業は簡単ではありませんが、視聴者や出演者、クライアントから「良いライブでしたね」と感想をいただけた際には、大変だけど頑張ってよかったな、と感じます。配信は生放送のため予期せぬトラブルも発生しますが、臨機応変に変更や調整を行い最良の結果を生み出せたときにも達成感を感じることができます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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