株式会社Play Kicks Ventures(プレイキックスベンチャーズ)は、EC・デジタルマーケティング支援事業と人材育成事業を通してクライアントに対してEC関連のさまざまな課題解決を行っております。
今回は代表取締役の岩田社長にインタビューを実施。今回のインタビュー(後編)では、Play Kicks Venturesの強みやPlay Kicks Venturesで働く魅力、市場の将来性などについて伺いました。
<プロフィール>
岩田敏臣:代表取締役
1985年生 愛知県出身。大学卒業後、大手広告代理店にて、テレビCM、雑誌広告、ラグジュアリーブランドを担当。大手シューズチェーンストアでの勤務を経て、2013年 マドラス株式会社入社。2019年よりEC事業を軸としながら、OMO事業の推進、物流WMS刷新プロジェクト、デジタルを活用し、全社最適化に取り組む。現マドラス株式会社 取締役本部長。2023年1月、株式会社Play Kicks Venturesを設立。
ー Play Kicks Venturesの強みはどこにありますか?
Play Kicks Venturesの強みはこれからつくりたいと考えています。現状はわたしの想いでしかないですが、これを一緒になって具現化できる人とやれると、日本の社会にとってもいいし、世界レベルにおいても、すごくいい未来になるのでないのかと思っています。
現在もいろいろな勉強会はありますが、EC・通販の現場の担当者がなんとなくの配置転換などで人事異動で変わってしまうことも多々あり、ノウハウが受け継がれずに終わってしまうケースも非常に多くあります。また、急にベンダーが変わることもあり、なかなかノウハウが蓄積されづらい状況です。
その結果、「担当やベンダーが変わってしまったからよくわからない」ですまさないように、メディアづくりやコミュニティづくりを通して知識などを啓蒙していきたいと考えています。
コンサルティングをしたいわけではないが、いかに経営者たちに理解をしてもらえるのかどうかが、次世代のビジネスリーダーを育てるうえで必要なことなんじゃないかと考えています。
ー Play Kicks Venturesで働く魅力を教えてください
「何もないところから一緒につくろうぜ」って思っています。ただ闇曇に売上を上げたいわけではなく、ベテランだろうが若手だろうが関係なく、マインドとしてPlay Kicksという概念、遊びながら壁をぶっこわすみたいなところを大事にしたい。
経営と現場の間に入って、経営層に対しての提言や、現場に対しての心構えみたいなことを伝えるということは非常に大事になってくるので、啓蒙やアドバイスができること(これからできるようになること)が非常に重要かなと考えています。
実店舗とくらべEC・デジタルマーケティングは比較的新しい領域のため、経営層や自分事化し、売上の向上につながるような啓蒙やアドバイスをしていきたいです。
ECは、百貨店ビジネス(いわゆるリテール、リアルなお店)と違って「パソコンに向かってる仕事でしょ」と思われがちですが、実は言うとけっこうエモーショナルでヒューマンタッチなところがありますので、その点も伝えていきたいです。
ー 市場の将来性についてはどうお考えですか?
2022年において、BtoCのECの市場は約22.7兆円でした。2013年から比べると、11兆円くらい市場規模は増えています。ただ、市場規模が拡大するなかで、わたしは課題もあると思っています。いろいろなサービスが生まれているし、IT導入している企業は少なからずありますが、「携わっている人材が一定」だったり、「経営のなかで詳しくない人間が担当している」だったり、「数字だけでしか見れていない人間が担当している」だったり、「システム領域を理解していない人間が担当している」などの理由で、結局市場としてはあるが、なかなか伸びていかない現状があると思っており、この現状をしっかり啓蒙していく必要があると考えています。
結局デジタル市場は伸びているが、伸びている割に人がついてこれていない(理解が伴っていない)という現状があるのではないかと考えています。
BtoCは約22.7兆円と非常に大きい市場(2023年8月31日の経済産業省のデータ)ですが、まだまだ伸びると私は思いますし、ただ単純に市場が伸びるのではなく、携わる人間が一緒になってアップデートしていく、経営と現場の乖離がないようにしていく、同じ方向を向くということが、デジタルのあるべき姿、ECに携わる会社のあるべき姿なんだと思っています。
ー Play Kicks Venturesの今後の展望をお聞かせください。
ECに携わる会社のあるべき姿に対して、単純にコンサルをいれればいいとか、CDOのような優秀な人材を入れればいいかというと、そうではない会社のほうが多いと思っています。
そういう会社に対しての啓蒙、「どうやって人を育てるか」とか、「成功までは我慢しなきゃいけないよみたいな話」とか、「ECのプレイヤーの人たちを呼んだ勉強会」だとか、そういうところを啓蒙していかないと業界全体が伸びていかないと考えています。
業界が自動的に伸びているわけではないと思っているので、携わる人間がもっと教えていくような素地ができれば、もっと変わるはずかなと。ECの現場を助ける、会社の中での現場のプレゼンスを高めるということです。
いくらいい商品があって、誰かに頼るようなビジネスに乗っかるのではなく、自社の商品がちゃんといいものがあるのなら、「ちゃんとこう自社のプラットフォームから販売していく姿にしていきましょうよ」というのが転換点なのかなと思いました。
ー 最後に、Play Kicks Venturesに興味がある方へメッセージをお願いします。
簡単にいうと一緒に想いを実現してくれる仲間がほしいです。結局この領域は一人だけではできることが限られているので、色々な方の力が必要です。必要な知識を一緒になってブラッシュアップし、お客さまに提案できるような力があれば、もっと伸びる可能性があるので一緒にやっていきたいなと思います。
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