【創業ストーリー】福祉業界の未来を創る唯一無二のリーディングカンパニーを目指して。
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大学受験失敗・仮面浪人失敗と福祉との出会い
長崎県佐世保市出身。
家の裏山から猿やイノシシが出てくる田舎で生まれ育ちました。
両親が教諭の家庭で育ち、漠然と自分も教師になるものだと思いながら幼少期を過ごしました。
地元の進学校に進学後はパタリと勉強を辞め、何を目指すべきかわからず何となく過ごしていました。
部活も終わり受験シーズンに入りセンター試験を控えた高3の12月にイーロンマスクやジェフベゾスの本を読み漁り宇宙開発を知りました。
衝動的で楽観的な決断でしたがセンター1ヶ月前に理転し、航空宇宙工学の受験に切り替えました。
結果は惨敗で鹿児島大学工学部電気電子工学科に進学を機に鹿児島へ移転しました。
進学後も悶々とし、大学2年の夏に仮面浪人を決意し1年半ぶりに受験勉強を再開し名古屋大学工学部航空宇宙工学科を受験しました。
結果は不合格。
大学は留年。
そして、お金もなくなり家賃も払えずしょうがなく始めたのプログラミングでした。
ひたすら勉強して多重下請けの激安案件を請けながら経験を積んでいき、3ヶ月後には月20万円、半年後には月50万円を超えました。
当時は大学の講義の合間にテレアポしながら受託案件をコーディングを進めるような時期でした。
お金の有り難さや労働の大変さを初めて知れた貴重な経験でしたが、無心でお金のためだけにパソコンに向き合う日々は限界でした。
そんな時の営業先の一つがWEB制作を行なっている障がい福祉事業所(就労支援A型事業所)でした。
そこで初めて「福祉」に触れ、アルバイトでA型事業所の現場を知ることになります。
(現在も取締役として社内DXに取り組んでいます。)
福祉業界の現状
意外と身近な福祉施設
数が多いとされるコンビニは全国に約5.7万箇所存在します。
一方で、福祉施設及び関連施設は全国に約70万事業所存在します。
福祉に触れると「ここにも福祉事業所があったんだ」と気付かされることが頻出するようになりました。
- 障がい福祉事業所数: 約17万事業所
- 高齢者福祉事業所数: 約32万事業所
- 児童福祉事業所数: 約15万事業所
2人に1人は福祉に関わっている
2024年(令和6年)6月1日現在の総人口は約1億2,397万人です。
そのうち、福祉サービスに何らかの形で(福祉従事者・サービス利用者を問わず)関わっている人口は約6,214万人と言われています。
- 福祉従事者数: 約974万人
- 障害者数: 約1,165万人
- 高齢者数: 約3,625万人
- 5歳以下の人口: 約450万人
深刻な福祉従事者不足と利用者数の増加
近年、業界に関わらず人材不足の声をよく耳にします。
福祉業界はその中でも深刻な状況に陥っています。
- 2022年度: 介護職員数は約215万人です。
- 2026年度: 必要とされる介護職員数は約240万人と推計され、約25万人の不足が予測されています。
- 2040年度: 必要な介護職員数は約272万人と見込まれ、約57万人の人材不足が懸念されています。
しかし、その深刻さを痛感するのはデータ上での不足人材の数ではなく、
当事者(福祉関係者)が避けられない未来への対策に着手できていない現状を目の当たりにする時です。
「今」何とかなっていても「ヒト」に依存していては避けられない未来が間近に迫っています。
絶対的な解決策がない現状
福祉は国の事業であり、どの事業所でも同じ書類や同じ業務フローで運営されています。
したがって同じ悩みや問題を抱えています。
政治や法律に絡む部分も多く、簡単に解決できる問題は少ないかもしれませんが、人手不足や業務過多、低賃金などの同じような悩みを本質的に解決できるサービスが未だにありません。
この業界全体の慢性的な課題解決を実現する方法を模索しました。
当事者として福祉事業を立ち上げることも考えました。
人材不足解消のために人材派遣サービスも考えました。
しかし、それでは業界全体の本質的な課題解決には及ばないという結論に至りました。
そこでITの力で何ができるかを模索しました。
ただ「福祉ソフト」を新たに開発して提供するのではなく、Salesforce環境を福祉特化でカスタマイズし、AIを取り入れた革新的なサービスを提供することを決めました。
ただ記録をつける。
ただ書類を作成する。
といった紙とペンがパソコンに置き換わったようなサービスではなく、経営改善とサービス品質の向上を両立させ、業務効率化やIT化の一歩先のDX化を支援する存在になると決めました。
5年後、10年後、20年後の未来に向けて、福祉業界にとって必要不可欠なインフラ的存在となるサービスを広く普及させ、福祉業界に革命を起こすリーディングカンパニーを目指しています。
キャリアプランと人生設計
人生設計において職種や業界、肩書きや年収にこだわることも大事だが、その過程や「今」にフォーカスしてみるとないものねだりで傲慢な自分が露呈する。
置かれた環境でできることは無限にあり、肩書きや職種、年齢や性別に左右されず自分の価値や幸福度は自分自身で決められる。
今、僕たちは業界の未来を変える取り組みをしている。
社会課題を本質的に解決する、必要とされる唯一無二のサービスを提供している。
このサービスをもっとたくさんの福祉法人に活用してもらいたい。
1人でも多くの福祉従事者、サービス利用者の未来を明るいものへ変えたい。
アーリーフェーズから参画することで主要メンバーとしてこの事業を一緒に創り上げる仲間を募集しています。