WORKS | 株式会社FUSION
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幼いころからダンサーになるのが夢だった花城美恵さん。高校卒業後、テーマパークにて7年間ダンサーを務めましたが、コロナをきっかけにキャリアチェンジを余儀なくされました。
現在入社3年目。業界も職種もまったくの未経験で飛び込んだ花城さんですが、今ではバックオフィスとして経理や労務を担う、FUSIONに欠かせない存在となっています。
そんな彼女が、どのように未経験からキャリアを切り拓いたのかを伺いました。
花城 美恵(はなしろ・みえ)
テーマパークにて7年間ダンサーとしてショー運営に従事。その後、派遣の事務を経て、FUSIONに参画。総務や営業アシスタントとしてさまざまな業務に取り組み、現在は経理と労務を担当。
ーーまず、これまでのキャリアについて教えてください。
花城さん:
テーマパークのダンサーを目指していたので、高校卒業後は5年間ほど、アルバイトとダンサーの養成所に通いながら、毎年オーディションにチャレンジしていました。それで、6年目でやっと合格して、晴れてショーのダンサーを務めることになりました。
ーー5年間もオーディションを…! すごく狭き門なんですね。
花城さん:
そうなんです。でも、コロナ禍でパーク閉園とともにダンサーも切られてしまって…。
当時はダンサーの先の人生をまったく考えてなかったので戸惑いましたが、そこは意外とポジティブだったみたいで、「OLをしてみたい!」と短期の派遣社員になりました。
そこでは、官公庁関連のプロジェクトに参画していたのですが、これまでのようにハキハキと元気に明るく対応していたら、コミュニケーション能力を買われて、スーパーバイザーに抜擢していただいて。
200人のオペレーターを束ね、全体の進行や管理を行いました。楽しかったですね。
ここでは自分の裁量を持って動いて、それをきちんと評価してもらえる。ダンサー時代に感じていたやりがいとは違って、すごく新鮮に感じました。
ーーそんな花城さんが、FUSIONに入ろうと思ったきっかけは何だったんですか?
花城さん:
もともと、テーマパーク以外でもダンサーチームで活動していたのですが、ある日そこに連絡が来て、企業の納会で新卒が披露するダンスの指導を任されることになりました。そこで知り合ったのが、現在の上司にあたる森本さんでした。
これまでダンサーの友人ばかりだったので、一般企業の友人はとても貴重で、納会後も困りごとがあったときなどに相談していたんですよ。そんななか、わたしが派遣の期間を終えるタイミングと、FUSIONがバックオフィスの人員を増やそうとしているタイミングが重なり、お話を聞くことになりました。
面談のなかで、わたしが5年連続オーディションに落ちて、6年目でダンサーに合格したお話をしたら、取締役の廣瀬さんに「めちゃめちゃパッションがありますね! ぜひ一緒に働きましょう!」と言っていただいて。
その言葉を受けて、次はここで頑張りたいと強く思ったんです。
ーー未経験ながらも飛び込んでいったんですね。
花城さん:
当の本人はそこまで慎重ではなくて、「おもしろそう!」と割と軽い気持ちで飛び込んでいたと思います(笑)。勢いのある会社で一緒に会社の成長を楽しみたかったんです。
それに、まったく違う経験をしてきた私が融合することで、何か生まれるものもあるはず、とも思っていました。
ーー入社してからは、どんなお仕事をされていたんですか?
花城さん:
最初はバックオフィスのメンバーが森本さんと私しかいなかったので、本当に何でもやっていましたよ。人事、法務、労務、経理、広報など。ほかにも、「ネット環境が弱い」などのちょっとした困りごとを解決する庶務的な動きもしていました。
たとえば人事では、求職者とコミュニケーションを取ったり、面談の日程調整をしたり、次のステップがわかるように、管理表を作ってステータスを毎日更新したり。
総務では、社内活性化のためにインセンティブがあるイベントを考えて、実行していました。
ーー本当にさまざまなことをやられていたんですね。
花城さん:
本当にいい時間を過ごしたと思います。この経歴でFUSIONに入れたこともラッキーですし、森本さんというすごい方が上長だったので、できるだけ吸収しまくろう! という想いで働いていました。
業界での経験や優秀な学歴がなくても、「挑戦したい」という気持ちを尊重してくれる場所だと感じました。たくさんチャレンジをさせていただいたので、日々成長を実感していましたね。
ーー「何でもやらなければいけない」時期を経て、今はどんなことに注力しているんですか?
花城さん:
バックオフィスにも人が増えてきたので、経理と労務を極めていきたいと思っています。
これも、さまざまな業務をやったからこそなのですが、自分が深めていきたい領域に、気づいたことがきっかけでした。だから、未経験からでも、知識を武器に戦える領域にいくために、専門知識をつける必要があったんです。
そこで、毎日5時に起きて3時間、退勤後に2時間勉強し、簿記2級を習得しました。とにかく一発合格にこだわろう、と思って。
ーー簿記2級を! 働きながらの取得には、並々ならぬ努力があったかと思います。
花城さん:
「元ダンサーの経理」という印象の頼りなさがずっと気になっていたんです。未経験で学歴も高卒なので、信用を高めるためには、きちんと知識があることを証明しなければならないと感じていて。
私はたまたま空いているポジションだったからこそ採用してもらえたけど、いつかできる人が入ってきたら、代替されてしまうんじゃないか、という危機感はつねにありました。
その点、簿記2級は社会的インパクトがあるし、きちんと努力した証を残せるとも思っていました。ちゃんと自分でポジションを作って、「花城さんがいなくなったら困る」状態になりたかったんです。
ーー実際に、経理と労務ではどのようなことをやられているんですか?
花城さん:
経理では、主に請求書の処理や売上の管理、資金繰りなどを見ています。特に、今は会計士さんと協力して会社のキャッシュフローを正しい状態で管理したり、税理士さんとコミュニケーションをとって、税金の管理をしていますが、いずれは社内で経理を内製化しなくてはならないと考えています。今後は月次決算などを含め、税理士さんのタスクをどんどん巻き取っていきたいですね。
また、労務では社員の健康を守るために、勤怠管理をしたり、産業医をつけたりと、さまざまなことをやっていたのですが、ここでも労働基準法や健康管理の知識のない人に「大丈夫?」と言われても、きっと本音を打ち明けてはくれないだろうと感じたことがあります。そのため、国家資格である衛生管理者の資格取得を目指しています。
もともと50人以上の組織には絶対に必要な存在なのですが、一方で採用がとても難しいポジションでもある。ならば、自分がその役割を担えれば、と思ったんです。
ーーどんどん新しい武器を身につけていっているんですね。
花城さん:
自分でも、強くなっていっているのを感じています。実は、入社当初はできないことが多すぎて、自分は会社に必要ないんじゃないか、と思っていたこともありました。
でも、いろいろと模索しながら、今は自分のポジションを確立して、着実に会社に貢献できるようになっていることがすごく嬉しいです。求められていることを一生懸命頑張りたいなと思います!
ーー未経験ながら、持ち前のパッションでキャリアを切り拓いていっている花城さんですが、改めてFUSIONで働く魅力を教えてください。
花城さん:
FUSIONにはわたしを含めてさまざまなバックグラウンドの方が入社されるので、いろんな方と話せるのが楽しいです。採用フローのなかでは、スキルはもちろんですが、人柄を見ている部分が多いので、選ばれて入ってきた方は本当に素敵な方が多いんですよ。
特に、バックオフィスはさまざまなことをお願いする立場なので、嫌われ部署になりがちなんですけど、皆さんお忙しいなかでもきちんと対応してくださるので、わたしも安心して「正しいことを言いつづける」という経理のポリシーを全うできています。
また、真面目にコツコツ働いていることを、きちんと評価してもらえることも嬉しいですね。すごく見てくれているんだな、と感じます。空いているポジションに対して、意欲と行動を見せていけば、挑戦させてもらえる環境だと思いますね。
ーーありがとうございます。最後に、これからFUSIONに入社を考えている方にメッセージをお願いします!
花城さん:
不安な気持ちで入社される方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください! わたし自身も、コミュニケーションを大切にしているので、入社当日からたくさん話しかけにいきます。
バックオフィスとして、皆さんを全力でフォローしたいと思っているので、気になった方は扉を叩いてもらえたらと思います。
(取材・執筆=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=倉内一成)
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