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あらゆるデータベースに精通したプロフェッショナルサービス「あすぽす」。上流のアーキテクト設計で幅広いキャリアを実現

顧客システムにおけるデータベース(以下、DB)の最適化をミッションに設立されたプロフェッショナルサービス「あすぽすⓇ」。顧客システムに最適なDBの選定から、移行・導入までを一気通貫で行っています。

顧客ニーズの実現に取り組んでいるのは、NTTデータグループのエグゼクティブ認定資格を有する社内のDBスペシャリストたち。社内の豊富なノウハウを活用しながら、年間30件を超えるプロジェクトを成功に導いています。今回は「あすぽす」事業に携わりながら海外のオフショア開発などでも挑戦を続ける2人のメンバーに、入社後の成長やキャリア実現について話を聞きました。

小池 優香
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室(課長代理)
2012年新卒 入社。性能問題を解決するプロフェッショナルサービス「まかせいのう」チームに所属。全体アーキテクチャ設計、性能設計、性能試験、性能問題解決等、性能にかかわる業務を数多くの案件にて実施。今までの経験を活かしながら、データベースマイグレーションサービス「あすぽす」チームにも所属し、データベースをメインとしたDX推進にも取り組んでいる 。


谷古宇 亮輔
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室(主任)
2013年新卒入社。全社的な基盤設計・構築支援を専門とする担当に配属され、様々な基盤構築プロジェクトに参画し、DBMS製品やアプリケーションサーバー製品を始めとする様々なミドルウェアの設計、構築、運用を5年程経験。
その後、性能を切り口としたプロフェッショナルサービスを提供する「まかせいのう」に異動し、提案や要件定義と言った上流工程における非機能面での品質担保に関するコンサルティングを主に担当。現在は上記に加え、担当内で立ち上げたオフショア拠点の経営管理・サービス高度化や、データベースマイグレーションサービス「あすぽす」の推進に携わっている。

      「チャンスに恵まれた環境」に魅力を感じてNTTデータへ

----学生時代には、どんなことを勉強していましたか?

谷古宇:大学では電気工学科に在籍しており、半導体や電気回路などのことを学んでいました。最初は情報系ではなく電気系のことを専門にやっていたのですが、授業でプログラミングを体験した時にとても面白いと感じまして。当時からゲームが好きだったので、ソフトを作るプログラマーに元々興味があったんです。その授業をきっかけに、情報工学系の講義を積極的に履修するようになり、就職活動でもIT系の企業を志望するようになりました。その中の候補企業の一つとして、NTT データがありました。

小池:私も学生時代は情報系ではなく医療工学について学んでいました。MRIやリハビリ支援などについて学んでおり、ITについては研究で多少プログラミングを行っていた程度です。その後の就職活動でも最初は、インフラ系やメーカー系なども含めて幅広く説明会に参加していました。しかし、自分の中長期的なキャリアを考えた時に、技術系のメーカーなどでひたすら一つの技術を突き詰めていくよりは、もっと広く色々な人と関わるような仕事に携わりたいと思うようになりました 。そこで就職活動の途中から技術でたくさんの人をサポートできるような企業を探すようになりました。その中で巡り合ったのがNTT データです。

----NTTデータに入社した決め手はどんなところですか?

谷古宇:当時のエントリーシートにも記載しましたが、何でもできるNTTデータの幅広いソリューションに魅力を感じていました。私がやりたいと思っていたのは、技術力を高めて色々な人をサポートしていく「技術支援」で、就職活動では顧客支援ビジネスを展開している企業をコンサル系の企業なども含め見ていましたが、その中でNTTデータは業界有数の技術力を持っており際立って見えました。大規模なプロジェクトを数多く展開していることもあり「チャンスに恵まれた環境」だと感じましたね。

小池:日々の仕事ではモチベーションが大切なので、社会貢献を感じられることが一つの働きがいになるのではないかと思いました。NTTデータは社会にとって必要不可欠なシステムを数多く生み出しており、社会的意義の高い「技術力」を持っています。また、NTTデータは担当業界が広いので、色々な業界を経験しながら自分の知見を深められます。希望に沿った社内異動も出来るので、転職しなくても自分のキャリアプランを描けると思いました。色々な会社を受けていた中で、最も自分のキャリア・職種の可能性が広かったのがNTTデータでした。

        上流のアーキテクト設計に大きな達成感を感じる

----入社前に不安を感じていたことはありますか?

小池:内定をいただいた時点では、まだ入社後の具体的な仕事内容がイメージできていなかったので、不安に感じていた部分がありました。しかし、その後の面談で配属が決まり、トレーナ等のサポートを受けながら仕事を進めることで、徐々に仕事に馴染むことができました。私の場合、やりたい仕事の内容が明確に定まっていたわけではなかったので、面談時のヒアリングで得意な分野へ導いてもらったと感じています。谷古宇さんのようにキャリアの希望を持っている方は、積極的に伝えれば早い段階で実現できると思います。

谷古宇:入社前に不安だったのは、日々の仕事についていけるのかどうかという点です。NTTデータは、自分が通っていた高校や大学の延長線上にあったわけではなく、技術的にかなり上位の会社だと感じていました。そのため、普段の業務で求められる能力が自分にあるのか心配でしたね。

その想いが払拭できたのは、入社後に優秀な先輩たちと一緒に働き始めてからです。全社で連携して色々な案件の課題を解決していくプロジェクトがあり、そこには社内の精鋭メンバーが揃っていたんです。ミスをしたり間違いを指摘されることもありましたが、同じミスを繰り返さないように修正を繰り返すうちに、業務の精度が高まり注意されることが減っていきました。気付いたら不安もなくなっていたので、上司や先輩たちのおかげだと感じています。

----入社後の研修はどのような内容ですか?

谷古宇:「あすぽす」のサービスは、性能を切り口としたプロフェッショナルサービス「まかせいのう」と深く関わっているため、入社後は「まかせいのう」のコア知識である性能試験について一通り体験します。実際のサーバーを使用し、負荷を掛けて測定・解析するなど、一連の作業を体験する実践的な研修です。その期間中にも勉強会が開催されているので、自然と組織に馴染めると思います。各チームの紹介をするなど、働きやすくするための取り組みも行われています。

小池:研修終了後も、色々な勉強会が毎週開催されており、学べる機会がたくさんあります。私もそこで色々な知識を吸収しました。社内で活躍する各分野のプロフェッショナルたちが、最新の事例や各案件で使用している製品を共有しています。今までに扱ったことのない製品の設計ポイントや、実際の課題を解決するときのポイントはとても参考になると思います。

----仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?

谷古宇:今までの部署ではチームで開発を担当することが多かったのですが、現在のデジタルテクノロジ推進室に来てからは一人で案件を担当することも増え、仕事にやりがいを感じています。「あすぽす」の業務は、お客様の課題をしっかりとヒアリングしてDBを最適化するコンサルに近いような内容です。今まで経験したことのない基盤の提案案件などにもアサインされ、幅広い知識や視座の高さが求められることもありました。

全体のアーキテクト設計も必要とされるので最初は戸惑いましたが、組織として上流人材育成にも取り組んでいるため、経験豊富なメンバーから最適なサポートを得られました。具体的には社内では特定の課題に対して「タスクフォース」と呼ばれる特別チームを設置して施策を検討するのですが、その時は先ほど述べたアーキテクト人材育成を目的としたIT-Aタスクフォースが設置されていました。担当案件にて作成しているシステム構成図などを先輩に見せて、設計に漏れがないかどうかアドバイスをもらうことができたので安心感がありましたね。難しい案件でしたが、最後まで完遂した時には大きな達成感を感じられました。

小池:タスクフォースの他にも、日々の業務に大きく役立つこととして、他組織との連携が挙げられます。例えば私たちがDBを最適化する上では、セキュリティ関連の内容を提案することもあるのですが、その領域に詳しいメンバーがチームや部署にいない場合でも「セキュリティ技術部」が社内にあるため、そこに照会をかけることで正確な情報を得ることが可能になります。また、社内向けに様々な組織がセミナーも数多く開催しているため、そこで実践的な内容をキャッチアップすることもできます。

      得意領域を拡げながらDBのプロフェッショナルに成長

----小池さんは「あすぽす」の立ち上げに携わっていたそうですが、どのようにスタートしたのでしょうか?

小池:お客様が使用しているクラウドシステムに他社製品を導入する場合、ライセンス購入の関係でコストがかなり上がってしまうことが以前から指摘されていました。そこで、お客様がコストを削減しながら複数サービスの連携を上手く進められるようにするため、「あすぽす」がつくられました。 OSSの場合、提供企業の事情でサービスやサポートが打ち切られることがないため、安定して運用できることもメリットとしてあげられます。

----「あすぽす」の立ち上げでは、どんな苦労があったのでしょうか?

小池:DBに関する内容は元々別のチームが進めており、それを私たち「まかせいのう」のチームが引き継ぐかたちでスタートしているので、最初はどこまでやれるのか正直わからない部分がありました。しかし、元々「まかせいのう」としてDBに関する知見を多く持っていたことと、元々進めていたDBチームと知見を共有することでスムーズに解消できました。さらに、「まかせいのう」の強みである「性能最適」というキーワードも組み込むことで、より良いサービスの形を作り上げることができたと思います。サービス提供を開始してからも、お客様のフィードバックを反映することで、より良いかたちに変えているところです。

谷古宇:性能に関する課題解決をする「まかせいのう」に加わったことで、性能面も担保できるのが「あすぽす」の強みです。今まで培った「まかせいのう」の知見や対応実績を元に、ナレッジを集約してシステムの性能を最適化していきます。また、社内にはOSSのDBに深い知見を持つ専門的なチームが数多くあるため、迅速にシステムを構築できます。Oracle社やSnowflake社など他社の製品にも精通しており、ありとあらゆるDBを扱うことが可能です。

----「あすぽす」の業務に携わる中で、どんな能力が身に付くのでしょうか?

谷古宇:様々なDBを扱っているため、スキルの幅が広がることはもちろん、お客様に対してより視座の高い提案ができるようになります。例えば、今まで特定のDBに詳しい方であれば、それをベースにどんどん得意領域を拡充していくことで、DBのプロフェッショナルとして成長できると思います。また、上流のアーキテクチャ設計から、移行先の性能品質の担保まで一気通貫で経験できます。

小池:最近では金融系など、厳重なセキュリティ管理が求められる業界においても、OSS製品が選択肢に入ってくるようになりました。システム構築に携わるケースも出てきているので、今後さらに多くの業界で需要が高まっていくと考えられます。大きな転換期を迎えており、今まで誰もやったことのない大きなチャレンジができると思います。

         「新たなチャレンジ」を応援するカルチャー

----普段の業務で働きやすさを感じるのはどんな時ですか?

谷古宇:新たな挑戦を応援するカルチャーがあり、失敗を恐れずやりたいことができるので働きやすいと思います。私は中国のオフショア拠点の運営にも携わっているのですが、事業の仕組みづくりにおいて自由に進められています。例えば、現地のメンバーを育てるための勉強会を企画したり、日本と中国を繋ぐコミュニケーションの仕組みを提案したり。私たちのアイデアを反映できる環境が整っていると思います。若手でも戦略面に携わりながら大きな裁量を持って働けますし、新たなチャレンジを通して自分を高められる環境だと感じています。

----最後に、NTTデータや「あすぽす」のチームにはどんな方が合っていると思いますか?

谷古宇:新たな技術を取り入れることも多いので、自分の知らないことへ果敢にトライしたり、自分で調べて勉強していくことに抵抗感がない人、さらに言うと「未知の状況を楽しめる人」が向いていると思います。今後はさらに多くの技術が出てくると考えられるので「知らないので出来ません」という姿勢では難しいのではないかと。「とりあえず調べてやってみます」という前向きな人が合っている会社だと感じています。

小池:「この組織に染まろう」と上手く馴染もうとする必要はなく、「自分でこうやりたい」という熱意をそのまま伝えた方が、私たちの組織では働きやすくなると思います。「あすぽす」のサービス内容についても、お客様への価値最大化を前提に内容を変えているような状況なので、各メンバーの「やりたいこと」が反映されやすくなっています。新たなアイデアを、私たちの組織でぜひ実現していただければと思います。

NTTデータの「デジタルテクノロジーディレクター」がDXのケーススタディを発信 https://ndigi.tech/

「あすぽす」「まかせいのう」「デジタルテクノロジーディレクター」は、株式会社NTTデータの登録商標です。その他、記載されている会社名、商品名、又はサービス名は、各社の登録商標、又は商標です。

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