なにをやっているのか
配車頭で産廃業界の配車効率を改善します
作成された配車スケジュールは、現場のトラック乗務員にスムーズに共有されます
産廃業界に特化した配車最適化SaaS「配車頭」を開発しています。
■ 配車頭
https://web.haisya-gasira.com/
産廃業界は、工場や建設現場から排出される産業廃棄物の回収を行うことで、静脈物流を担っています。社会インフラとして、我々の生活になくてはならない存在です。一方、近年の産業廃棄物の排出量は横ばいで推移しているのに対し、産廃業界における労働人口は減少傾向にあります。現状のインフラを保持するためには、産廃業界の効率化が急務となっています。
配車頭を使うことにより、効率的に廃棄物回収を行う配車計画を、短時間で作成することができるようになります。ファンファーレは、社会インフラである産廃業界の効率化に貢献します。
なぜやるのか
配車担当の方の作業風景。電話で受注し、紙で配車スケジュールを組んでいる方も多いです
まだまだアーリーステージのスタートアップ。この状況下では、なかなか顔を合わせる機会は少なくなっていますが、全員で共通認識を持つことは非常に重要視しています。
◆ 地に足をつけて、社会課題に取り組む
代表の近藤が産廃業界の課題を知ったのは、ファンファーレが創業される1年前、廃棄物事業者にUXコンサルティングに入った際です。得た知見が業界に普遍的なものなのかを確かめるために、個人的な活動として、全国の廃棄物業者を1年ほどリサーチを行いました。作業着を着て廃棄物回収をお手伝いさせていただいたり、廃棄物業者の方とご飯をご一緒したりするなかで、現場理解を深めていきました。
産廃業界は、「大きく、多い」という特徴があります。市場規模は5.3兆円と大きく、産廃の回収は近場で行った方が効率が良いという特徴から、全国に11万社と数多くの産廃業者が存在しています。中小規模の産廃業者はお金はあれどITのノウハウがない場合が多く、業務内容が非常に複雑なことも相まって、システムのSIに取り組んで失敗するというのが典型的でした。我々は産廃業界に特化したSaaSを開発し、高品質なサービスを多くの顧客につかっていただくことを目指しています。
◆ 配車頭が解決する顧客課題
配車頭は、産廃業界の3つの課題にアプローチしています。
①労働人口不足
ドライバーの確保は年々難しくなるのに対して、廃棄物量は変わっていません。多くの廃棄物業者では受注を受けきれない状況が発生しています。「配車頭」では既存の人員で、より多くの廃棄物回収を実現することができます。
②業務の属人化
業務の属人化によってスキルやナレッジの継承が難しくなっており、人を確保できたとしても育成しづらい問題があります。それに対して、誰もが熟練の作業員以上の配車表を作成できることで属人化の解消につながっています。
③過酷な労働環境
配車表を作成する担当者は、乗務員も兼務していることが多く、長時間労働が常態化しています。また、ステークホルダーが多く、心労も重なることから退職率の高い職種になっています。それに対して業務が省力化し解決につながっています。
どうやっているのか
CEO 近藤
CTO 矢部
◆ 最高の技術 × 最高のUX
産廃業界の非常に複雑な配車業務を自動化し、ITサービスの活用に不慣れなユーザーに提供するため、我々は「最高の技術×最高のUX」の実現を目標に、少数精鋭でサービスの開発を行っています。高品質なプロダクトの制作を非常に重要視し、UX/UIデザイナー兼CEOの近藤と、最適化エンジニア兼CTOの矢部が共にプロダクト制作に関わっています。
◆ エンジニアが活躍しやすい組織づくり
エンジニアがモチベーション高く開発に取り組める環境を整備しています。
・月1の会議で顧客課題のストーリーテリングを行い、エンジニアが顧客課題に直接向き合えるようにしています
・プロダクトを腐らせないリファクタリングを積極的に行い、最新の技術、ドメイン知識が反映された状態を担保するようにしています。Coral capitalのLTイベントで発表させていただきました
https://coralcap.co/2021/07/coral-dev-talk03/
技術スタックを含む詳細情報は、弊社採用サイトとSpeakerDeckに掲載しています。是非ご覧ください!
https://fanfare-kk.com/career/
https://speakerdeck.com/fanfareinc