なにをやっているのか
私たち特定非営利活動法人ここのばは、不登校の子どもたちを対象に、オンラインフリースクールを運営する組織です。外との関わりをつくりながら、子どもたちそれぞれが好きなもの・存在意義を見出せる機会を創出します。
学校へ行っていない子どもたちを「不登校」と一括りにするのは難しいかもしれません。なぜなら、比較的早く復帰する子がいれば、そうではない子もいるためです。そんな中、私たちは長期にわたり不登校となっている子どもたちです。主な対象は小学校4年生〜中学校3年生となっています。
■今後の展望■
2024年6月から試験的に運用をスタートし、現時点(2024年11月)でのスクール生は約30名です。
対象となる層が、ボリュームとして多い事業ではありません。しかし、必要とされているサービスであることは、日々実感しています。
オンラインのフリースクールを運営している組織は他にもありますが、私たちのように長期にわたる不登校児をメインに支援しているケースは多くありません。しっかりとした基盤をつくり、今後のポジション確立を目指します。
なぜやるのか
■理念について■
現時点でキャッチフレーズのようなものはありませんが、「不登校支援」「発達支援(発達障がいの支援)」がキーワードになります。
私たちは、児童の発達障がいの支援からスタートした組織です。ベースとなる軸は今もそこにあります。発達の特性を持ったお子さんが不登校になるケースは多く、その手助けとなるサービスを開始し、現在に至っています。
■運営の方針■
不登校といってもさまざまです。復帰を目指せる層は、できれば復帰が望ましいと思います。一方、何年間も通えていないお子さんなどは、リアルのフリースクールをはじめとした集団の生活が難しい事実もあります。
無理に戻すのではなく、オンラインの中で建設的に、イキイキと生活を送れるようにしていくのがいいのではないかと考えます。
結果として学校に復帰するというのも、もちろんOK。ただ、そういった復学ありきではなく、自分の好きなものや存在意義を見出す機会を増やすために、私たちは活動しています。
どうやっているのか
■差別化/強み■
一人ひとりに寄り添うサポートを心がけています。
集団で画一的に同じ活動をするのではなく、個人個人に合わせた対応をメインに据えている事業です。主要5教科のほか、プログラミングを学べる場も用意。活動の幅を広げられる環境です。オンラインフリースクールの場に慣れてきたら、他の子どもたちとの関わりにも発展していきます。
■職場の雰囲気&社風■
オンラインという観点から、働く側も場所を問わずフルリモートで働けます。
フリースクールは、メタバース教室を活用しており、運営側もなるべく近くにいるイメージで、喋りやすい環境づくりを心がけています。
オンラインという職場の特性上、運営メンバー同士で関係性を作るのは難しい環境のため、今後は交流の機会を設けることも考えています。