1
/
5

なにをやっているのか

tonariでは等身大の遠隔ビデオシステムを開発しています。 3K, 60FPSの映像を120msを切る低遅延で伝送する、独自の映像処理とネットワークプロトコルをRustで開発し、リアルに近い臨場感のあふれる空間共有体験を提供しています。

なぜやるのか

「場所に縛られず、好きな場所に住み、好きな場所で仕事をする。」この夢を実現するため、わたしたちはtonariを創業しました。 働き方改革や新型コロナウィルス感染の影響で、大都市一極集中や現在の日本の働き方を見直す動きは出てきています。それでもいくつかの統計を見ると、現状と目指す未来は大きく離れているように思います。 ・東京で働く人のうち、55%以上の人が片道1時間以上かけて満員電車で通勤しています。 ・第一子の出産を気に63%以上の女性が職場を離れています。 ・東京近郊にすむ人は、平均で収入の1/3を賃貸、住宅ローンに費やしています。 ・これから20年でおよそ半数の市町村が人口減少により消滅すると予測されています。 わたしたちは、「空間をつなぐ」テクノロジーこそ、新たな社会変革を起こせると考えています。何百キロも離れた空間にいる人と、まるで同じ部屋にいるかのように、会話をし、ともに働き、絆を育むことができれば、さまざまな社会問題が自然と解消していくはずです。tonariは、壁全体を大画面にして、離れた空間をつなぐコミュニケーションプラットフォームです。クリアな映像、音響、映像処理などのソフトウェア技術によって、相手が目の前にいるかのような臨場感、そして視線のあった会話を可能にします。 例えば、保育施設の特別室がオフィスと繋がっていたらどうでしょう。もし、子どものそばにいながら、出勤したのと同じように同僚と仕事ができるなら、仕事と育児、どちらか一方だけを選ぶ必要がなくなります。 もし、地方の公民館の一室が、都市部の医療施設とつながっていたらどうでしょう。移動の難しい高齢者や障害のある方も、安心して自分らしい生活を送れるようになります。 もし、地方のオフィスと、都市部のオフィスが繋がっていて、いつでも気軽に会話をしながら仕事ができるとしたらどうでしょう。長時間通勤も必要なくなり、好きな場所に移住するという選択肢が生まれます。 tonariは株式会社と一般社団法人からなるソーシャルベンチャーです。エンタープライズ製品としてマーケットを確立するとともに、tonariの技術が社会のインフラの一部として組み込まれ誰でもアクセスできる未来を作り出すために今からなにをすべきなのか、日々考えています。

どうやっているのか

tonariは2人のex-Googlerが始めたスタートアップです。 東京の代々木八幡に本社オフィスがあり、レーザーカッター、3Dプリンター、旋盤などを揃えたワークスペースと、映画鑑賞やゲームをできるラウンジスペースが共存しています。また、ビーチまで徒歩3分の好立地に葉山研究所(素敵な古民家!)があり、両拠点をtonariでつなげて日々仕事をしています。従業員はその日の気分に応じて、どちらのオフィスから勤務するか決めることができます。 エンジニア3人、合計10人の小さなスタートアップですが、みんなの繋がりをとても大切にしています。3ヶ月に一回、泊まりのオフサイト(もちろん温泉つき!)に出かけ、長期的なビジョンを話し合うとともに、従業員一人ひとりの目標と整合性が取れているか確かめ合います。頻繁な1:1や、アフター5のゲームの時間をとおして、個人レベルでの信頼を育む努力をしています。 仕事にあたっては、日々コミュニケーションの質を高めることを大切にしています。ミーティングは必要最低限に抑えながらも、仕事の目標や要件、タイムラインを明確に伝達する文化をつくることで、スムースな協業が可能になっています。複雑なタスクに着手する前にはデザインレビューを徹底したり、知識は積極的にコード化するかNotionに書き出しチームと共有するなど、Googleで学んだ良い文化も積極的に取り入れています。