こんにちは!Digital Platformer株式会社(以下「DP社」)採用担当です。
今回はいつもと異なる企画!「金沢に潜入!地方創生プロダクトをつくっているのに、その土地を知らなくていいの!?」ということで、当社社員が石川県金沢市に潜入してみました!その際の様子をレポートしています。
本題に入る前に、当社についてご紹介します。
DP社は、ブロックチェーン技術を活用し、「お金の流れ」や「情報の証明」といった社会インフラの変革に挑戦しているスタートアップ企業です。従業員数は23名(2024年9月現在)です。創業の経緯や具体的な取り組みについては、『【代表インタビュー】Digital Platformerってナニモノ?CEOが語る創業の経緯と使命』をご覧ください。
今回は、石川県を知る!がテーマですが、お店や観光地を巡る際に、北國銀行様と共同で開発・提供しているトチツーカアプリがどれだけ使えるのかも見ていきたいと思います!
~トチツーカについて~
土地の通貨で地域を活性化するデジタル地域通貨アプリです。トチツーカでは、自身の口座からチャージできる「トチカ」や自治体から配布される「トチポ」を使用することで、石川県内のトチツーカ加盟店にてキャッシュレス決済を行うことができます。
~自己紹介~
(左)小林 郭十さん
DPには、2023年12月にインターンに参加し、2024年4月に新卒入社。現在はトチツーカアプリとSHIKIの開発に携わっています。
(右)内田 絵理香さん
DPには、2024年1月に入社し、現在は経理業務を担当しています。
こちらの二名でお届けします!では、いってみましょう!!!
東京駅から新幹線で約2時間半、金沢駅に到着!北陸なので涼しいイメージでしたが、ロケ当日の2024年7月某日は35度超えの猛暑日でした(笑)
観光の前に、トチツーカアプリをダウンロードします!
ダウンロード完了!さて、どれだけトチツーカを使えるのか…出発!
まず向かったのは、金沢といえばひがし茶屋街!古い街並みや建造物は風情があっていいですね、どこを切り取っても絵になります。ひがし茶屋街は1820年に誕生した町で200年以上の歴史があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。タイムスリップしたような気分でした。
そろそろお昼の時間ということで、以前テレビで見て気になっていた『金澤寿し』さんへ!
金澤寿しさんは、金沢の伝統の食文化を体験・味わえるお店です。押し寿しはハレの日に欠かせない料理だそうですが、時代の流れとともにその風景を見る機会が少なくなってしまったようです。そこで、金沢の食文化を昔ながらの押し寿し体験をしながら学び、もっと金沢のことを知ってほしいという想いから、金澤寿しがスタートしたそうです。伝統を伝えていくって素敵ですよね。
押し寿しづくり体験スタート!このように色とりどりの具材が用意されています。
お店の方に教えていただきながらわっぱに笹の葉と酢飯を詰めたら、ここからは自由に具材を乗せていきます。二人とも夢中になるあまり、無言で乗せていました(笑)年齢を重ねるごとに、こういった『何かをつくる』機会は減っていくような気がしてとても貴重な体験でした。自分でつくるって楽しいですね!
そうこうしているうちに完成!同じ具材でもそれぞれ個性が出て面白いですね。華やかでハレの日に欠かせないというのも頷けます。最後はみんなで美味しく頂きました!
お会計は、本旅初のトチツーカ決済!初めてトチツーカが使えたこと、そして導入していただいていることに感動しました。二人とも初めて利用するので、アプリ上のチャージに少し苦戦しました。実際に使うからこそわかることがありますね。
お腹が満たされたので、兼六園に観光へ!その道中で、石川県の伝統工芸品『九谷焼き』のガチャを発見!1回1000円という価格に惹かれてやってみることに(笑)
か、かわいい…!九谷焼きは、石川県の伝統工芸で約360年前から作られているそうです。特徴は華やかで色鮮やかな色使いで、美術的価値も高いと言われています。それを手軽に手に入れられるのはいいですね。招き猫の他には箸おきシリーズもあるそうで、次回またやってみたいと思います!(ちなみに全部で3回やりました!(笑))
そして、石川県の観光地の一つ、『兼六園』に到着!涼しげな緑と木々が出迎えてくれます。入園料をトチツーカで支払いができたらいいなと思いましたが、できずでした(涙)観光地は特にインバウンドの方も多いので、今後はこういった観光地でも利用できるようにしていきたいですね!
兼六園のシンボルとして知られる『徽軫灯籠(ことじとろう)』で何気ない瞬間を。シンボルということで、記念写真を撮るための列ができていました。水が涼しげでいいですね。身も心も浄化されていくのを感じます。
二人とも初めての兼六園に感動…!夢中で写真を撮っていました。
兼六園を散策した後は休憩にひがし茶屋街に戻り、『麩菓子甘味処 不室茶屋』さんへ伺いました!店構えが素敵で風情を感じます。こちらは、慶応元年(一八六五年) に不室六右衛門が金沢・尾張町で麩づくりを始めてから百五十余年、加賀の麩をつくり続けている伝統あるお店で、石川県を中心に展開されています。
とにかく暑かったので、期間限定の『しら玉生麩氷<抹茶>』を頂きました。抹茶蜜は甘すぎずさっぱりしていて、名物のしら玉生麩はもちもちで歯切れのいい食感です。夏にぴったりの甘味でした!この日は暑かったので、かき氷を頼んでいる方が多かったです。
甘味処のすぐ隣には、物販店『不室屋 東山店』さんがあります。こちらでは、スナック風麩菓子や贈り物でも有名なふやき御汁などを購入することができます。実はお中元やお歳暮でふやき御汁を何回か頂いたことがあるのですが、ふやきを割ると中から、色鮮やかな麩と野菜が出てきてとても綺麗です…!
そしてお支払いは…トチツーカを利用できました!カウンターにトチツーカ決済用のQRコードを置いていただいているのを見て嬉しくなりました。今回、物販店はトチツーカ決済ができましたが、飲食店ではまだ利用ができなかったので、両店舗で利用できるようにしていきたいです!
甘味を食べてお腹がいっぱいなので、ひがし茶屋街近辺を散策します。どこを歩いても風情があり、ゆっくりと時間が流れる感覚が心地よかったです。写真だと見えづらいですが、少し奥に、金沢の夏の風物詩『白糸川床』がありました。夏の期間限定で川に桟敷席が設置され、芸妓さんや食事を楽しめるそうです!
観光も満喫し気付けば17時近くということで、最後にお土産探しに金沢駅からすぐにある百貨店『金沢エムザ』さんへ!なんと、デパ地下に行ってみるとたくさんの店舗でトチツーカを導入いただいていました。嬉しい…!
そして、金沢といえば加賀棒茶ということで、お茶の専門店『椿宗善』さんに伺いました。一番人気の加賀棒茶『琥珀ほうじ茶』はもちろん、夏限定の葡萄の麦茶など美味しいお茶がたくさんありました。会社と自宅用にお土産を購入しました!
椿宗善さんでは、直近トチツーカのキャッシュバックキャンペーンを見て登録された方がいたそうです!どういったきっかけで、ユーザーの方々が登録してくださったかを知れる機会は少ないので、ありがたい情報でした。
実際にトチツーカを使用してみて
そんなこんなでいい時間に。これにて観光は終了です。
今回、地方創生プロダクトを開発しているのだから、その土地を知ろうということで、石川県の観光地やお店に伺い楽しい時間を過ごし、その中でトチツーカも実際に使うことができ、新たな気付きも得ることができました。
せっかくなので実際に現地で自分たちが提供しているサービスを使ってみた感想を二人で語ってみました。
内田:実際にトチツーカを使ってみて、自社のプロダクトへの理解が深まり当事者意識が上がりました。良かった点としては、機能もUIもシンプルで使いやすかったですし、チャージ後に銀行口座へ換金できるのが便利でした。なかなか無い機能ですよね。あと、これは経理目線ですが、支払い後即時に店舗側のデジタル通貨口座へ入金(銀行口座には換金申請を行ってから2営業日に入金)されるので、即時計上できるのは大きいなと思います。普通は入金日が1カ月後だったりするケースが多いので、これは仮計上これは計上って手間がかかるんですよね。
気になった点としては、北國銀行の口座開設をすることでチャージができるようになるのですが、場合によっては口座開設から数日時間がかかる可能性があることです。今回はすぐに使えたのでよかったですが、時間がかかると困っちゃうなと思いました。あとは、店舗側に自分の決済QRコードをスキャンしてもらっての決済ができないのが少し手間に感じました。
小林:自分たちが作っているプロダクトを実際に使える・使っているところを見れるのは貴重な経験でした。UIも使いやすかったですし、チームみんなで頑張って開発してよかったなと思える瞬間でもありました。
開発者としては、改善もそうなのですが新たな展望も見えたなと。観光地はインバウンド需要が高いのと公共交通機関も多く使われると思うので、SHIKIと組み合わせて階層(年齢や居住地など)分けを行うことで、自動的に金額を割り当ててアプリ上で決済ができるようになると便利だなと思いました。もちろんオーバーツーリズムに限らず、映画館やテーマパークでも。自分が実際に使ってみるのもそうですし、ユーザーや加盟店の声を聞いて、もっとより多くの方々に使っていただけるプロダクトにしていきたい気持ちが強くなりました。
今回はもちろん仕事ではあったのですが、金沢の観光名所や名物を食べられてリフレッシュになりました!
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回の視察を通して、金沢の魅力を知ることができたのはもちろん現地を知ることで、たくさんの気付きがあり貴重な時間になりました。今回はほんの一部しか巡ることができていませんが、金沢は風情のある街並みや景色、その土地ならではの美味しいものがたくさんあり、トチツーカを通して石川県全体の魅力を伝えることや地域活性化など、地方創生に貢献していきたいと改めて思いました!今回、店舗撮影へのご協力、そして関わっていただいた皆さま本当にありがとうございました。
以上、金沢潜入レポートでした!
企画構成:株式会社スリーシェイク