株式会社メインは決済システムの開発を中心に様々なサービスの開発を行っている会社です。弊社ではただシステムを開発するだけでなく、お客様が何を求めているのをしっかりとインタビューした上で、開発を行う提案型エンジニアリングを行っています。
高度なエンジニアリングスキルだけでなく、より市場価値の高いコミュニケーションスキルも身につく環境が整っています。
今回は弊社の代表菅原 弘之にインタビューしました。
インタビュアー)本日はよろしくお願いします!まずは簡単に経歴などの自己紹介をお願いします。
菅原様)代表を務めています菅原です。私は高校を出たあと、行きたい大学に受からなかったため本田宗一郎さんが校長をやっていたる自動車整備士の専門学校に行きました。
当時、研究者の道に興味があり研究所などに見学を行った際、現場ではコンピュータをしっかりと使いこなせてないという光景を目にしました。そうしたこともありもう2年コンピュータの専門学校に行きました。
もともとは車を作りたかったんですけど、車は作るのに多くの研究者が必要なんです。でもシステムはソースコード読めば一人で作れるんです。
そんなこともあり人を喜ばせることができそうだなと思い、このIT業界に進んだという流れです。
その後4年間サラリーマンをやってからこの会社を創業しました。
4年間のうち1年間はアメリカへ行ってプログラミングをしていたのですが、そこで働き方の違いにかなりカルチャーショックを受けました。笑
インタビュアー)働き方のカルチャーショックというのは具体的にどのようなものでしたか?
菅原様)それで言うと、朝6時半にはみんな出社して、ランチを食べないで14時頃には仕事を終えて帰るという感じでした。日本では作業をこなしているので、どこがゴールか分からないまま仕事をしているんですよね。でもアメリカでは今の作業のゴールはどこにあるんだとよく聞かれました。笑
日本の場合は作業の指示を待ってその作業をやって終わりになってしまうのですが、実際は作業の先のアウトプットがゴールだということに25歳ぐらいの時に気が付きました。
アメリカの場合はボトムアップではなくてトップダウンです。日本とアメリカのボトムアップの意味も実は大きく違います。日本で言うボトムアップはコツコツ作業を積み上げていけばゴールに向かっていくという感じなんですが、それは違うんですよね。
また生産性も低いです。効率化は手段でしかないということが理解できている人が少ないと思います。
インタビュアー)御社のメイン事業を教えてください。
菅原様)メイン事業は受託で決済系のシステムを作ってます。端末系ではなくサーバーとかゲートウェイ系です。
インタビュアー)ではそのサービスを通してどのような提供価値を与えていますか?
菅原様)自分たちが作ったシステムを自分たちで使えるというのが最大の価値です!
これが一番のサービスで、それ自体が市場に対する価値だと思います。
以前作ったリアルタイム口座振替のシステムは、馬券を買って勝つとリアルタイムで自分の口座にお金が戻るというものです。通常口座振替って出金はできても、入金できないんですけど、それができるようになってるんです。
うちのエンジニアは競馬やってないんですけど、それを使うために馬券買って自分でシステムを体験してました笑
それを体験できるのが弊社の価値です。
インタビュアー)そのような事業に取り組もうと思ったきっかけっていうのはありますか?
菅原様)きっかけは1990年代に、フェリカのキャッシュレスをアミューズメントに使いましょうってなって、一度ある企業さんと作ったんです。
そこから大手会社さんともお取り組みするようになって現在の事業に発展しています。
インタビュアー)同業他社さんとの差別化でいうとどのような点になりますか?
菅原様)差別化でいうと弊社は実際にインタビューをしながら要件を作っていき落とし込んでいくという部分だと思います。現場で足を動かして、様々な人にインタビューをたくさんしていきます。このような事をエンジニアでやっている人は実はかなり少ないです。
このような提案型エンジニアリングというのは私からしたら当たり前なのですが、なかなか浸透していないです。
インタビュアー)今後のビジョンや目指すべき姿とかはありますか?
菅原様)このまま決済システムなどを作っていきたいと思っています。
色々な決済サービスを作るために呼ばれる会社になるというのが目標です。
なので国家間などのシステムを作るプロジェクトなどにも呼ばれるようになりたいです。
インタビュアー)そのビジョンを叶えるためにマッチしている人物とはどのような人ですか?
菅原様)一番は人に興味を持っている人や好奇心が旺盛な人です。
あとは妄想力がある人も欲しいんです。こうなってたら人って喜ぶなとか想像できる人が理想ですね。仕事の中でのインタビューもそういった面を考えながら進めていって欲しいです。
具体的な事例をイメージできると抽象化していけます。本質が分かると学習速度が上がっていくんです!
ゴールに至るプロセスを具体化できる人は選択肢も色々出てくるので、リスクヘッジもできると思うんです。でも目の前のことをやってる人は、リスクヘッジができないんです。ゴールを描けている人は自分が通ったことのない道でもどんどん進めていけるのですが、それができない人は進めないんです。
インタビュアー)では入社したら得られる経験でいうどんなものがありますか?
菅原様)それは自分の作ったシステムを使うことができることです。これは中々出来そうで出来ないんです。
うちは基本運用とかはやらないので、時間に縛られるということもないです。
システムを使う喜びを感じられるし、業界を知らない親子や友達に自慢できます!
考え方のパラダイムシフトが起きるというのも大きいです。今の若い子たちはいつもユーザーの立場がほとんどなんですが、働くというのはサービスを与える側なので、そこの考え方は変えられると思います。
インタビュアー)実際に入社してから活躍できる要素を3つ上げるとしたら何でしょうか?
菅原様)まずはわからないことを調べられる。そして人に聞ける。で3つ目が思わず手を動かせるですね。エンジニアって結局、実行しないといけないんです。
まずは下調べして、人の方を向いて要件とって、それに対してどの技術が適切かという3つが大事なんです。これは当たり前なんですけど、できない人が多いです。
うちは基本的には聞くことを歓迎することを文化としています。
インタビュアー)働きやすい環境づくりとかで工夫しているところなどはありますか?
菅原様)オフィスを工夫しています。
社内はフリーアドレスになっておりカフェのようなデザインにしています。
最近取り組んでいるのは、制度改正の時に社員を参加させることです。
他には会食に行く場合は費用の一部を負担するなどもやっています。
時間的にもがんじがらめにしないように気を使ってます。
残業代もしっかり出してますし、テレワークも推進してます。
インタビュアー)競合さんと悩まれている求職者に向けてのメインの強みはありますか?
菅原様)強みでいうとしっかりと対話をする社長がいるのが一番の優位性です。なので求職者の意向を汲み取れると思います。
会社的な強みでいうとやはり決済に特化している部分です。他社様はシームレスにフロント側からサーバーまでやっていますけど、うちの場合は派手さはないけど完全に社会インフラとしての決済の部分をやっています。
やはり自分で作ったものが自分で使えるというのが最大のポイントです。
インタビュアー)最後に候補者の方に向けて一言お願いします!
菅原様)一緒に人を喜ばせるシステムを作って、あなたの周りも喜ばせましょう!!