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なにをやっているのか

iOSアプリ「Scanat(スキャナット)」
アプリイメージ図
nat株式会社(英語表記:nat Inc.)は「人々の便利で豊かな暮らしを実現する。」をビジョンに、iOSアプリ「Scanat」を提供しています。 私たちnatは、建設・不動産業界を中心とした空間に関わる産業に新しいソリューションを提案し、最終的に人々の「住」生活の 改善に貢献するIT企業です。 iOSデバイス(※1)搭載のLiDARセンサーを活用したソリューションを開発しています。 従来の空間に関するやりとりは図面と写真の2次元情報やビデオ動画等で行われており、実際の現場に行ったことがない方と齟齬のないコミュニケーションを図ることは至難の技でした。 natは2022年1月に世界で初めてmm単位の計測を実現したiOSアプリとして、現実空間を高精度にデジタル化する「Scanat」 をリリースしました。 「Scanat」は実際の空間をスキャンするだけで、3Dモデルの作成・同種アプリ内最高の精度での計測(mm単位 ※2)が可能です。 リリースから1年が経ち、現地調査や図面作成を行う中小工務店から大手企業まで幅広く200社を超えるお客さまにご利用いただいております。 また、複数回のアップデートによってアプリも成長し、提供価値が広がり続けています。 「空間づくりに携わるすべての人が、ハードルなく空間づくりにアクセスできる社会を実現する」 そのために私たちは、産業の常識を変える「新たなソリューション」をつくります。 今後のサービス拡充やプラットフォーム化に向けて、進化し続けていきます。 (※1)LiDARセンサー搭載機種:iPad Pro 11 インチ(第2世代/2020)以降のiPad Proモデル、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max以降のiPhone Pro、iPhone Pro Maxモデル (※2)東京都産業技術センターにて座標測定器及びレーザー干渉計で設定された5000.6mmに対する精度検証を行った結果、19.6mmの誤差(1%以下)と実証されています。

なぜやるのか

これまで3次元計測を行うためには、気軽に使えるソリューションがありませんでした。 数百万から数千万円の高額な専門機材を使えば、もちろん高い精度で計測することはできますが、スキャン作業にも専門のスタッフを要したり、取得した点群データを後続作業に使うための処理も簡単にはできなかったり、導入や活用のハードルはかなり高く、気軽に使えるものではありません。 「Scanat」を使えば、身近なiOSデバイスで3次元計測が実現できます。圧倒的に低いコストでmm単位という高精度計測が可能な3Dモデルを作成することが可能です。 また、手軽なソリューションは計測性能だけでは実現できません。現状、cm単位での計測が可能な無料アプリも存在しますが、日本語対応のアプリは少なく、データセキュリティの低さからも法人での業務活用は難しい状態です。 私たちは「手軽で万人が使える業務アプリ」を目指して、アプリでの高精度にこだわってサービスを展開しています。 ベテランの社員による見積もりを必要としている建設業界や内見を頻繁に行う不動産業界を中心に、空間情報の記録や計測を必要とする多くの業界においても、紙とペン等によるアナログな作業・プロセスは多く存在しています。 人、流通、システム、慣習、職人不足等…業界が直面している課題は多岐にわたります。 また、2023年現在においても「衣食住」のうち、 「住」分野には手軽なソリューションが存在していません。 私たちは現状で満足せず、ユーザーニーズを満たしながら、一般消費者の 「住」生活をより身近で手軽にカスタマイズできる世界を実現できるよう、プラットフォーム化に向けて、今後も進化し続けていきます。

どうやっているのか

現在のチームは少数精鋭で構成されています。 トライ&エラーを大事にしてチャレンジしていけるカルチャーです。