大塚 翔太 Shouta Otsuka
インフラストラクチャ事業部 2018年8月入社
保有資格:基本/応用情報,LPIC Level3,CCNA,AWS SAA,G検定
Python3エンジニア認定基礎試験/エンジニア認定データ分析試験,OSS-DB Silver等
山形県出身。アパレル業界からIT業界に転職。
現在、地方銀行のシステム運用保守業務に従事。
社内では、社員の資格取得サポートやIT技術向上等の教育業務、
会社の広報活動(HP/SNS運用)業務を中心に幅広く活動中。
ーー現在携わっている案件の内容を教えてください。
銀行システムの運用保守業務がメインです。1500台以上のサーバやそれらがつながっているネットワークを監視し、何らかの障害を検知した際、原因特定やそれに付随する復旧作業を行っています。 ハードウェアが故障した際には交換対応のフォローも行っています。
また運用保守業務以外に、部分的な設計構築も行っています。お客様からシステムへの機能追加や設計変更が依頼された場合、それに従いサーバへの設定入れ込みを行い、問題無く通信が出来るか、アプリケーションが正常に稼働するか等を確認しています。
1500台の内訳は、アプリケーションサーバ、DBサーバ、テープ装置等。OSはLinux系、Windows系、AIX(IBM系)等。挙げようと思えばまだ挙げられますが、本当に多種多様だと思います。その分理解するのが本当に大変ですが、、、
ーー仕事に対するポリシーや大切にしていることはありますか?
身の回りのシステムやアプリに対して、疑問を持つことを大切にしています。クラスアクトには『技術をどん欲に楽しむ!技術は正義!』という行動指針があり、自分もそれに賛成しています。技術を楽しむ姿勢を持つことは、エンジニアの必須項目だと考えています。技術を楽しむために疑問を持つようにしている、というイメージでしょうか。。。?
具体例を挙げてみます。YouTubeを使う場面を想像してみましょう。皆さんがYoutubeにログインしてアクセスするとオススメ動画が確認出来ると思います。例えば大塚にはAという動画がオススメとして出てきたとします。しかしZさんがログインした時はAではなくBという動画がオススメとして出てきました。この事象は一見すると、普段の生活では当たり前の仕様とも言えるものなのですが、私は『どうやって個人に最適化した動画の提案をしてるのか』という疑問が頭の中に湧いてくるのです(おそらく疑問を持つことが癖になっているのだと思います笑)。湧いてきた疑問はその場で解決出来ると良いのですが、解決出来ないことの方が多いです。しかし、それでも良いと思っていて、その疑問を頭の片隅に置いておいて、解決は未来の自分に任せてしまえばいいのです。なぜなら、未来に新しい技術を学ぶことでその疑問を解決する糸口をつかめることがあるからです。Youtubeをはじめ様々なITサービスは、多種多様な技術の結晶です。その場ですぐに解決出来る疑問の方が珍しいのだと思います。常に学ぶという気持ちを持ち、学び続ける。その道の中で1つずつ疑問を解消出来れば良いと思います。
私はIT系の資格を社内の誰よりも多く取得していますが、上記の疑問を解決する為に取得しているということが理由の1つとして挙げられます。自分が普段から触れているIT分野の資格もそうですが、全く関係の無いIT技術の資格も多く保有しています。G検定やOSS-DB Silver等が具体例ですね。割とノリと感覚で勉強を開始してしまうのですが、最初の頃は「わかんねーな」と苛立ちを隠せないことがほとんどです(笑)。しかし、それでもやっているうちに、既に知っている技術と結びつくことがあって。その結びつきが発生すると面白いなと感じますし、その結びつきが増えれば増えるほど、湧いてきた疑問の答えに近づいていけるのではないかと私は信じているのです。疑問を持つために普段からアンテナを張りつつ、そのアンテナに引っかかった疑問を大切にする。その疑問を解消するために、結びつけを増やして広げていく。結びつけを作る為に常に勉強する。私はこのサイクルを大切にしています。その結果、今ではIT技術を楽しめています。少なくともひどく努力しないといけないという感覚は全くありません。
ーー転職のきっかけはなんですか?
転職する時は、技術を身に着けることで会社に依存しない人間になれるかなと考えIT業界を、特にプログラミング系に絞って探していました。実は、インフラ系に転職するつもりは全く無かったのです。それでもインフラを中心としているクラスアクトに入社すると決めたのは、会社見学会時に現在の私の上司にあたる人が私の質問に対して親切に回答してくれたり、社長が素敵だなと感じたことが大きいです。「あっ。。。この人達だったら担いでみてもいいかもしれない。。。」と思えたことが良かったのだと思います。私が『今』クラスアクトにいる理由はここに集約されています。
クラスアクトに入社する前は、メジャーなアパレル企業にいました。アパレル業界に入ったのは、元々ファッションが大好きで、私が接客した人の人生をファッションを通じて輝かせたかったからです。しかし、実際に働き始めると売上や品出し等の『数字』にばかり拘っている人達ばかり。そのような内情を見て、自分の理想と現実は大きく違っていると失望しました。しかも上層部の人間になればなるほど強くなっていくその傾向を見て、転職を決めました。
その様な経緯もあり『上に立つ人間がどんな人間なのか』ということが私にとって非常に大切なのです。私は本能的な感覚を大切にしていて、『その人を担ぎたい』と思えるか。クラスアクトの上司は今でも担げると思っています。なので、お願いを受けた際は積極的に活動し、貢献出来るように頑張っています。それに、やることをやっていれば放任(一任?)して自由にやらせてくれる社風なので、縛られたくない自分の性格にもマッチしていると思いますね(笑)
ーーワークライフバランスを両立するために、日常でどのようなことを意識されていますか?
実は、ワークライフバランスについてあんまり考えたことはありません。仕事でも楽しいと思ったら時間を気にせずやってますし、ワークとかライフとか分けずに楽しめる方が人生充実すると思っています。(笑)
但し、そのようなことを思ってはいても、特にワークについて中々楽しいと思えるレベルにまでもっていくことは難しと感じていますし、自分自身本当に苦労している部分でもあります。まだまだ楽しむレベルには持ってこれてません。ワークを日常的に楽しめるレベルに持っていきたいと切望しています。
その為に何を意識しているのかということですが、おそらく次のことを
無意識レベルで考えているのかなと思います。
私は学習をする中で『わかる』というタイミングが来る時「凄く楽しいな!」と思うタイプの人間です。仕事をしている中でもわからなかったものががわかる瞬間が来ると「仕事って面白いな!」と思いますし、その瞬間をもっと増やしていきたい。その瞬間が増えれば増えるほど仕事はもっと楽しくなるはず。。。!その瞬間を増やすために、所謂ライフに当たる時間に積極的にITの勉強などをしているのです。
ーークラスアクトの魅力と課題について教えてください。
クラスアクト魅力としては、社長をはじめとして、体育会系でトップダウンの関係を作りゴリゴリやる、というような社風ではないということです。この社風に対して思う人もいると思いますが、私は体育会系のノリは好きじゃないので、この環境は良いな~と思っています。ふんわりしている部分はあると思います。
但し、そのような環境だからこそ自律自走が求められます。自分で自分をコントロールして、努力を自分から開始し、続けることが出来るか。それが出来る人はのびのび活躍出来る会社だと思います。また、努力を見せたり、その先の成果を認められれば、幅広く裁量をもらえる会社だとも感じています。
少し話は変わってしまいますが、子供のころ、勉強しろと親から怒られるとより勉強したくなくなる、勉強が嫌いになるという感覚というのは誰もが一度は経験したと思います。一方で自分から進んで行う部活や趣味などは楽しく、そして輝いていた時間だったと思います。自律自走の方が上から色々言われるより精神的に楽な気がしますし充実するのではないでしょうか。そういう意味では自律自走という言葉をあまり仰々しく捉えて頂きたくないですね(笑)
私はIT業界未経験で入社し、3年が過ぎましたが、努力や成果が認められて、会社のWebサイトやSNSの運用を任せられたり、先輩後輩問わずIT技術の勉強会を開催してITスキルの底上げを画策するリーダをやっていたりします。自分自身、実力不足で悔しい思いをすることもかなり多いですが、頑張りは認めてもらっていると思います。会社として、結果だけでなくプロセスも大切にする風習があるからこそ、頑張りたいと思えますね。それに、単純に考えても頑張りを認めてもらえるって、普通に嬉しいじゃないですか?
最近、社内外の仕事がより増えてきた感じがあり、目が回っている感じは否めませんが、今後も頑張ろうと思います。
一方、社員を育成/評価する環境がまだまだ発展途上であったり、新進気鋭のIT技術を吸収/アウトプットするような習慣が弱いと思います。これは明確な課題だと感じています。とは言いつつ、徐々にではありますが 育成環境や評価制度がこの数年で更新され、入社当時比べると良くなってきたとは思います。ただ、改善の余地もあるのかなと。
また、クラスアクトはインフラ技術を主軸とする会社ではあるものの、今後はインフラ技術以外の部分も強化したほうが良いと思っています。ITサービスはインフラだけで完結するものはなく、インフラを含めた色々な技術の結晶として提供されますからね。 ”インフラを知っている” よりも ”インフラも知っている” 方が、関わるITサービス全体を把握しやすくなります。会社として出来ることを増やすために、そういった強化にも今後とも関わっていきたいと思います。