なにをやっているのか
SPEDi(スペディ) 株式会社は、対海外企業を含む技術系コミュニケーション、技術交渉および戦略立案、交渉の直接支援を行うコンサルティング業務を行っている会社です。
■事業の背景■
日本から海外進出を目指す企業は年々増加傾向にありますが、海外に販路を求め、商社などの力を借りて契約まで漕ぎ着けたとしても、問題はその後にも生じます。例えば、「相手先企業との意思の疎通ができず、議論が噛み合わない」「通訳者を通しても、専門的な部分の議論が効率的に進まない」「海外の相手先が約束を守らない」といったことが起こるのです。
当社では、他言語・文化的背景を踏まえた交渉、コミュニケーションの戦略構築・立案を全面的にサポートし、海外メーカーやサプライヤーとの技術交渉を円滑に進めるための戦略的支援をしています。
■今後の展開■
コンサルティングサービスに軸を置きつつ、商品開発として音声認識AIツールの開発・導入を進めていきます。製造業DXは昨今のトレンドですが、業務の大半は実は社内外のコミュニケーションに費やされているのが現実です。このAIツールは会議等で顧客やサプライヤーとのコミュニケーションおよび交渉の生産性を大きく改善するマネジメントツールです。発話された用語を分析し、交渉の戦略立案をメインに、従業員教育にも活かすことができます。
また、将来的には宇宙事業への進出も視野に入れています。自動車産業には複雑な品質管理、プロセスなどのノウハウがあり、それらを持つ優秀な人材がたくさんいます。技術のみならず、その能力とノウハウを宇宙産業に展開していく活動の一役を担いたいと考えています。
なぜやるのか
北海道スペースポート ロケット発射施設にて。これからもっと多くの発射台を設置し、年間の発射回数を増やしていくそうです。北海道大樹町は宇宙産業に大変盛り上がっています。
■解決したい課題■
代表を務めます久保は、日本、ドイツ、フランスのティアワン自動車部品メーカーで技術交渉に携わってきました。その中で日本人技術者が、高い実践的技術力と知識を持ちながら、交渉の場面で不利な条件を飲まされてしまう姿を多く見てきました。これは英語力の不足だけでなく、交渉そのもののやり方を学機械がなかったことが原因ですが、とにかく非常にもったいないと感じてきました。
せっかく高い技術を持っていながら、技術者としてのプレゼンスを発揮できない状況は、その方にとっても会社にとっても大きな不利益です。当社のサービスを通して、技術者が正当な評価を得られるよう、技術者の交渉戦略を支援し、スキル向上のためのノウハウをお伝えしたいと考えています。
■宇宙産業への思い■
自動車産業の付加価値は今後EVに移っていくでしょう。EVはエンジン車と比較して構造が単純なためにモジュール化が進み、企業間の技術的な差別化が小さくなります。自動車のエンジンのようなすり合わせと技術の蓄積による先行者優位は崩れつつあります。国内外の大手自動車メーカーはEVの開発に熱心ですが、一方でホンダやトヨタはロケット開発や有人月面探査車の開発にも乗り出しています。宇宙事業への参入は加速していくと見ています。
戦後の日本が自動車産業で強くなれた理由の一つは、戦前・戦中の航空産業の技術者が航空機開発の禁止によって自動車産業に移っていったことが関係しています。この過去の流れと同じことが今の日本でも起こり得るし、むしろ起こるべきでしょう。これまで自動車産業で培われてきたノウハウを今度は宇宙産業に活かしていくこと、そしてそこの積極的に関与することが当社の目標です。
どうやっているのか
■大きくなるほど自由な会社へ■
会社の事業と理念に共感していただける方を仲間としてお迎えしたいと考えておりますが、組織風土としては自主性を重んじる、柔軟性のあるものにしていきたいと考えています。組織が大きくなればなるほど管理が難しくなるのが普通ですが、できる限り自主性の高い環境を維持にしていきたい。自分の仕事に誇りをもって働ける組織を目指します。
■柔軟な働き方■
リモートでの業務を基本としています。ただし必要に応じて九段下駅近くの会議室でミーティングを行います。弊社はまだ起業したばかりですので、今回入職される方は、初めのうちは副業等での働きかたの選択になるかもしれません。雇用形態詳細は相談の上進めさせてください。