「負けたくなかった、だから続けた」人気Webスクール事業の創業期を支えたメンバーが語る過去と未来

株式会社HATCHは、フリーランス育成サービス「ウェブフリ」を中心とした各種事業を展開しています。令和3年の設立から3年、「innovate yourself」という理念と「フリーランス革命で未来にワクワクできる社会を実現する」というビジョンのもとで、メンバー全員が一丸となってがむしゃらに駆け抜けてきました。

そして、HATCHはこの冬に4期目を迎えます。創業からの3年間を支えたのは、若き経営者・大塚夕璃さんです。

人当たりが良く、竹を割ったようなさっぱりとした性格の彼女ですが、その笑顔の裏には、数々の苦悩や挫折の歴史が隠されていました。

「全部辞めたくなる日もあった。だけど今日まで続けてきた。誰にも負けたくなかったから」

今回は、HATCHのこれまでとこれからについて、語ってもらいました。

プロフィール
大塚夕璃（おおつか　ゆうり）
大学時代にSNSマーケティングを開始。在学中にフリーランスとしての活動をはじめ、営業代行業務を経験。HATCH発足に携わり、現在は取締役を務めている。

自分の選択を信じたい、だから誰にも負けたくなかった

ーHATCHの創業当時の様子について教えてください。

今でこそ、各部署にリーダーがいて、チームメンバーがいて…っていう感じで組織体制が整ってるけど、創業当時は全くそんなことなくて。今よりも人は全然少ないし、私自身も、3年間でかなりポジションが変わってるんです。

CS部署（カスタマーサクセス部署）の統括をやったあとは、EA部署（事務・全体管理担当部署）の統括をやって…。今はCS統括と取締役をやってます。とにかく、激動の3年間だったなあ…。

HATCHが始まった当初は、私含めメンバー全員が結構バチバチしてて(笑)思い返すと、子どもだったなあ…と思うんですけど、ポジション争いとかはしてました。

「とにかく上に行きたい！」と思ってたんですよ。私は、大学在学中にHATCHに入ったから、正社員を経験してないんです。でも大学の友達は、大手企業に勤めてる子も多くて。

ベンチャー企業の創業メンバーになるって、不安定じゃないですか。「本当に大丈夫なの？」って心配半分・疑い半分みたいな目を向けられることもなくはなかったし。

だからこそ、誰にも負けたくなかった。自分が選んだ道は正しいって思いたかったから、常に上を目指してました。

現状維持の先に待つのは衰退。勝つまでは絶対辞めない

ーHATCHの理念「innovate yourself」を体現できたと思える事例はありますか？

もともと、コミュニケーションが得意なタイプじゃないんですよ。もちろんマネジメントも、向いてるなんて思ったことない。画面と向き合って一人で成果を出すような仕事とか、裏方サポートに回る仕事の方が得意だなって思ってます。

だからこそ、1・2期目は心が折れそうになることも多かったです。今よりも、信頼できる人…心を許せるような人が少なくて。話し合いが口論になったこともあるし、人が離れていく経験も何度もしました。
今思えば、「一人で何とかしなきゃ」って思い込んでたんですよね。でも、上を目指すんだったら、腹をくくるしかないと思って、覚悟を決めました。

自分の中の苦手意識と向き合って、メンバーとは時間をかけて対話を続ける。それを続けたら、自分の周りに、一緒に頑張ってくれる人とか、支えてくれる人が増えてきたんです。

誰かと一緒に頑張れる今は、すごく楽しい！充実してるなって思います。