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【愛され倉庫奮闘記】Story 2 スタンプカードで感謝の見える化

商品を配送してくれることの感謝をスタンプカードで実現する取り組みをやっています。
配送スタッフのみなさんにも好評で、たくさん会話が生まれるようになったんです。


スタンプカードを導入した理由はなんですか

(賢治)
商品を配送するって、一般的には「ミスなくやって当たり前」のことなんです。
だからミスなくやっても褒められることはなくて、逆にミスしてしまうと怒られる。
自分が配送する立場だったら、モチベーションあがらないな、って思ったんです。

で、発想を変えて「ミスなく配送してくれたことに感謝する」仕組みが作れないかと考えた結果、思いついたのがスタンプカードでした。


スタンプカードはどのように使っているんですか

(賢治)
配送スタッフにあらかじめスタンプカードを1枚お渡しします。そして、商品を量販店や企業のお客様にミス(誤配や事故など)なくその日1日配送出来たら1つスタンプがもらえます。スタンプが6個たまるとドリンク1本、19個ためてアンケートを記入したらトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品をプレゼントしています。



配送スタッフの方の評判はどうですか

(西岡)
とても好評です。配送スタッフの方が仕事帰りに突然トイレットペーパーを持って帰宅すると、ご家族の方から「それどうしたの?」となる。で、私たちの倉庫で品質よく配送してくれた結果プレゼントしてもらったという経緯を説明すると、コミュニケーションが生まれ、ご家族もうれしい気持ちになれる。そうすると、またプレゼントをもらえるように、配送をがんばっていただける。こういういい関係性ができていると思います。



配送スタッフと倉庫メンバーとの会話が生まれそうですね

(西岡)
まさにそれがこのカードのいいところです。「スタンプを押す」だけのことで、雑談が生まれます。すると配送先で起きたことや困ったことなど、気さくに情報交換できるようになってきたんです。

また、消耗品のプレゼントにはアンケートの回答が必要なんですが、このアンケートに書いてくれたことは全てに私がコメントして、1ヵ月分まとめたものを倉庫内に掲示するようにしています。こうすることで、お互いの信頼関係ができ、コミュニケーションはさらに活性化するようになりました。


今後の展開で考えていることはありますか

(西岡)
既にやり始めていることですが、昨年から仕入れの配送スタッフにもスタンプカードを配布しました。メーカーの工場から私たちの倉庫まで無事に商品を運んでくれたらスタンプ1個です。

仕入れの配送スタッフはメーカーが委託した運送会社の方なので、私たちが会社やスタッフの方を指定することはできないのですが、このスタンプカードをスタートしてから、一部の方は毎回のように商品を運んでくださるようになりました。どうも、私たちの倉庫への配送を希望してくださっているみたいです。

こうなると、私たちの倉庫をよく知ってくださっている方が対応されるので効率もいいですし、業界や各会社さんの情報なども教えて頂けたりします。

いいことだらけで、やってよかったなぁと思っています。

(賢治)
スタンプカードを導入してから、私たちの倉庫は本当に「明るく」なったと思います。すごくコミュニケーションが増えて、和気あいあいとしています。

私たちとしては、スタンプカードは特別なことをしたというよりも、思っていたことを伝えられるようにしたという感覚が強い。そういう意味でスタンプカードは素直に想いを伝えることの大切さを教えてくれました。今後も、思っていることを伝えられる施策で倉庫を盛り上げていきたいと思います。


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