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【point 0トップインタビュー】代表 石原 隆広①働く人のTPOに合った空間を目指して!point 0創業ストーリー

こんにちは!point 0の取り組みがスタートして2年が経ちました。多様な働き方に寄り添ったオフィス空間を実現するべく業界を超えて集まったpoint0のリーダー達に、今の想いを語ってもらいました。

第1回は代表取締役社長の石原が登場いたします。創業に至るストーリーとpoint 0のビジョンについてインタビューを行いました。世の中が激変した今、「働く」をどう定義しなおし、環境や空間をどのようにデザインしようと考えているのか、3回にわたってお伝えして参ります。


▼代表取締役社長 石原 隆広

2010年、同志社大学経済学部卒業後、国内大手ERPベンチャーに入社。HR製品の開発・保守に携わる。2013年にFintechベンチャーを立ち上げ5年間経営。2017年12月、ダイキン工業株式会社に入社し、空気・空間のデータを活用した協創プラットフォームプロジェクト『CRESNECT』に従事。2019年2月、株式会社point0を設立し、同代表取締役に就任。


01| はじまり

きっかけは、ダイキン工業株式会社(以下ダイキン工業)に入社して取り組んだ新規事業開発のプロジェクトです。当時社内には幾つものプロジェクトがあったのですが、働き方改革、ダイバーシティ、DXなど様々な変化を背景に、働き方が多様化する中で「働く環境(オフィス環境)」に着目した新たな価値・サービスの創出に可能性を感じました。仲間の強い意志もあり、よしやろう!ということになりました。

ダイキン工業では「空気で答えを出す会社」というブランドメッセージを発信しており、この「空気で答えを出す」ということを私は『TPOに合った空間の演出』と解釈しました。つまり、いつ、誰と、どこで、何をしているのかに合わせて、その空間を空調、照明、音、香りといった五感に作用する要素を連動制御し、最適化するということです。その第一弾として社会人が最も時間を過ごし、人生の多くの時間を過ごすことになるオフィスに着目し、「創造こそが仕事となる明日へ」というビジョンを掲げてスタートすることとしました。


                  TPOに合った空間の演出とは?


02| 気づき

空間全体を演出しようとするとその要素は当然一つではなく、空調メーカーであるダイキン工業1社では「暑い、寒い」は解決出来ても「暗い、明るい」や「うるさい、静か」といった他の要素は解決できません。そこで、ダイキン工業が保有する空気・空間の情報データと各社の製品、サービスを組み合わせたオフィス向けの新しい価値創造について一緒に考えませんか?と投げかけしたのが、2018年プレスリリースで発表した協創プラットフォーム『CRESNECT』構想です。

具体的な方向性が決まっていない中、数社に集まってもらい、ブレスト会を行うなど、外に答えを探しに行きもしましたが、結果的には上手くいきませんでした。これは後から気付いたのですが、抽象論で話すと誰からも否定されないのですが、同時に誰からも具体的なアイデアが出ない、ということです。また一発必中のアイデアを短時間で生み出すことにも無理がありました。それならば発想を変えて、まずはアイデアを生み出すチームを作り、実際に試し、評価してどう進めるのか/やめるのかを1セットで行えるような仕組みを作ることで、ソリューションの進化を着実に積み上げるプラットフォーム(フレームワーク)を創る方が実は近道なんじゃないかと。point 0の着想を得た瞬間でした。


03| 発想の転換

大企業における新規事業は、10個立ち上げても上手くいくのは1~2個だと言われていて、これは誰もが共感してくれます。しかしながら、実際に会社で新規事業としてスタートするといつの間にかこれが一発必中しないといけないという雰囲気に変わります。或いはスタートすると諸事情により方向転換が許されないといったケースも聞きます。この状況を変えることにこそ意味がある。そこで具体的アイデア一つ一つには固執せず、フラットにアイデアを考え、それを形にし、自分たちにも第三者にも試してもらう場、つまり「アイデアを考えるチーム」「アイデアを試せる場」「検証する人」が集うコワーキングスペース「point 0 marunouchi」を、そういった考えに共感して頂ける人が集まる東京丸の内に開設することにしました。


                                        2019年11月撮影


そうして始まったpoint 0はダイキン工業1社から続々と仲間を増やし、今では参画企業が20社になり、国内大手企業のオープンイノベーションを創発する空間として唯一無二の場所となっています。


次回は、point 0のビジョンについて語ってもらいます。

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