前回、よくある質問「GRID方式とは?」「マトリクスコードとは?」に、お答えしておりましたが、課題解決のヒントになりましたでしょうか? 今後も、求職者の方々等の疑問などについてお答えしていきたいと思います。どうぞお楽しみに!
さて、今回は、「物流センター」と「製造現場」における、それぞれのAGV導入メリットについて、お伝えしていきます。
Q1.物流センターにおいて搬送ロボットが走行している動画が多く見られるようになりました。実際に導入するメリットはどのようなことでしょうか?
① コスト削減
初期投資は多少かかりますが、業務が自動化されることで、目に見える人件費や目に見えないコストも削減されます。目に見えないコストとは、作業に携わる方々を採用する為のコストや、教育の為のコスト、良い作業環境の為の冷暖房費用等です。
② 作業者の負荷軽減
出荷・入荷の伝票を確認し、倉庫内を歩き回るピッキング業務・出荷業務を、直接的に軽減します。また、軽い商品でも、回数を重ねると重労働になる作業などを軽減することもできます。
③ミスの防止
出荷・入荷の商品の間違い、数量間違いなど、ベテランの作業員でも人が行うことでミスはつきものです。AGVが自動で行うことで、ミスを防ぐことが可能となります。
Q2.製造現場における、搬送ロボットの導入効果を教えていただけないでしょうか?
製造業における搬送ロボットの導入は、30年ほど前から既にスタートしており、最近では自立走行型で棚を持ち上げて作業者の元まで運ぶ、自動搬送ロボットが主流になりつつあります。その導入メリットは、大きく3つあります。
① 自動化による省人化
これまで、フォークリフトやハンドリフトで運んでいた製品や部品を、搬送ロボットが無人で運んでくれます。時間効率も向上し、サイクルタイムも短縮します。また、搬送する製品が重量物になれば、負荷の軽減にもつながります。
② 安全性の確保
製品や部品を搬送する際に、危険を伴うような作業も発生します。重量物の搬送を手で動かす危険性もなく、また、粉砕機のような機械に投入する際に、手で投入することもなくなり、搬送ロボットを利用することで作業者の安全を確保できます。
③人的ミスの防止による品質の担保
人が同じ作業を繰り返し行うことで、ミスが生じることがあります。搬送先の間違いや、投入する部品の順番の間違いが発生することで、正しいモノが生産できなくなることもあります。つまり、搬送ロボット導入で自動化することで、品質を担保することが可能になり、品質の安定化にもつながります。
搬送ロボット導入のメリット、ご理解いただけましたでしょうか?
匠のホームページ内でも、「物流センター」「製造現場」それぞれの導入シーンをご紹介しております。ぜひ、ご覧ください。
株式会社匠|製造ライン (takumi-robo.com)