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データ活用プラットフォームの構築・運用で、スタンバイの成長をさらに加速へ/ソフトウェアエンジニア

データ活用プラットフォームの構築・運用で、スタンバイの成長をさらに加速へ

権藤 尚樹
プロダクト開発部 ソフトウェアエンジニア

大学・専門学校でITを専攻し、新卒では受託開発を行う会社で社内向けシステムやパッケージ開発を担当。Web系の自社サービス開発に携わりたいと考え、2015年5月にビズリーチに転職。
スタンバイ事業部にてスタンバイのサービスローンチから担当し、2021年5月よりスタンバイに転籍。

バックエンドエンジニアからデータエンジニアへ、キャリアを広げたかった

2015年5月にビズリーチに入社し、サービスローンチから一貫してスタンバイに携わってきました。それまでは受託開発を担うSIerでバックエンドエンジニアを担当し、社内向けシステムやパッケージ開発に携わっていました。3年ほどの経験を経て、「もっとスピード感を持ってサービス改善を重ねていきたい」と、Web系の自社サービス開発を手掛けたいと思うようになりました。
ビズリーチに入社後、ローンチを控えたスタンバイ事業部に配属されたことが、今につながっています。ビズリーチを選んだのは、「世の中の役に立つものを作りたい」「データを扱うサービスに携わりたい」と考えたからです。
中でもスタンバイは、仕事を探している求職者へのコンシューマー向けサービスであり、ユーザーの検索ログ、行動ログなどの膨大なデータから、サービス改善を手掛けることができます。バックエンドエンジニアとしてサービスを支えながら、データ分析から意思決定をしていくスキルも広げていける。2019年11月の株式会社スタンバイ設立時は、株式会社ビズリーチからの出向という形でしたが、「まだまだデータ活用の可能性がある」と考えていましたし、これからもサービスをもっとより良くしていくために全力で向き合いたいという思いで、転籍を決意しました。

全社共通のデータベースプラットフォームを構築

現在担っているのは、データ分析を扱う社内プラットフォーム基盤の構築、運用です。データ分析は、数年前からスタンバイの各グループが進めていました。
私自身も広告領域を担当していた中で、広告施策の効果をユーザークリック数などから分析し、開発部門と営業部門とで議論しながら、施策改善を行っていました。ただ、サービス規模の拡大に伴い扱うデータ数も膨大になるだけでなく、各チームの分析環境のサイロ化が進んでしまい、管理コスト・コミュニケーションコストが高くなってしまっていったことから、全社共通のプラットフォームが必要だと感じるようになりました。

各担当領域ごとに分析環境を持つのではなく、全社共通でデータに基づいた効果検証をしていく。その基盤を整えなければ、「機能を追加したけれど、実際にユーザー体験がどう改善したのかわからない」「どの施策をどのタイミングで打つべきか、経験と勘でしか決められない」といった事態が改善されません。
データをもとにした意思決定ができなければサービスは成長していかない。そう感じるようになり、社内のどの部門の人がアクセスしても、正確な、必要なデータが得られるような信頼性の高いプラットフォームを作ろうと動いてきました。

「データを起点とした開発」は、エンジニアとしてやりたかったことの一つです。スタンバイの大規模な検索データベースを扱うのは、自社で検索エンジン開発を行っているスタンバイだからできること。そのデータを、多くのメンバーが開発や改善、施策立案に生かせるように提供できる仕事には、とても面白さを感じています。

エンジニアが主体となって開発をリード。ビジネス観点も鍛えられる


エンジニアが主体となって開発を進められる環境は、スタンバイで働く大きな魅力だと思います。

エンジニアには、自分たちで作るサービスについて、根拠を示して説明する責任がある―。そんな考えのもと、当時スタンバイ事業を運営していたビズリーチでは2018年からスクラム開発の手法を本格的に導入し、エンジニア・非エンジニア問わず、誰とでも論理的に話をし合えるトレーニングを重ねてきました。

スクラム開発はチーム全員で開発を進める手法なので、チーム間のコミュニケーションがとても大切になります。チームとして、「なぜこの開発が必要か」「実現にはどのような機能が必要か」という前提を共有し合ったうえで、そこからHowとして「いつまでに必要で、誰がやるか」を整理してメンバーにタスクが振り分けられ、一人ひとりがタスクを達成することで、プロジェクトが前に進んでいきます。自分の作業が周りの進捗を支えられるように、見切り発車をせず、根拠を持ってから開発を進める慎重さが鍛えられました。

また、自社開発のプロダクトだからこそコスト意識を高められたことも、スタンバイに携わって得た大きな学びでした。2015年のローンチ以降、思ったように事業が伸び悩む苦しい時期もありました。
事業成長の観点で本当に必要な改善なのか。お金をかけてつくるべき機能なのか。エンジニアとしての意見を常に求められ、裁量を持って開発に向かってきました。

その姿勢や考えは、現在のスタンバイにも継承されています。ビジネス観点も鍛えながら、責任を持ってエンジニアが主体となって開発ができるところは、スタンバイの開発を行う厳しさでもあり、任されるやりがいにもつながっています。


希少性の高い専門人材とともに、チャレンジしていける環境がスタンバイにはある

社内には、機械学習エンジニア、検索エンジニアなど、希少性の高い専門人材が多く、常に最先端の技術をキャッチアップして進化を続けている方ばかり。マネジメント、スペシャリスト、それぞれの志向に合わせたキャリアパスがあり、手を挙げればチャレンジできる環境はスタンバイの良さでしょう。

月間ユーザー数1000万人(2023年5月現在)を突破するほど、ご利用いただくユーザーの方も増えましたが、スタンバイで「仕事が見つかる」体験が増えれば、業界トップへのチャレンジもできるはず。

人々の「はたらく」の可能性を広げていくためにはどんなサービスであるべきか、テクノロジーの力で実現できることはまだたくさんあると考えます。多くのユーザーに使っていただけるサービスを目指してチャレンジしたい方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

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