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【技術】興味を深めていくことはあらたな価値を拓いていくことにつながる それを伝え、広めていきたい。

Profile

株式会社システムクリエイト

技術チーム 
藤髙 和也

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■ミッション・業務内容

誰もやったことがないことや誰かがあきらめたことにも挑戦していく姿勢で、チームの技術力をリードする藤髙和也さん。社内でも頼られている理由が、その知識の多さと柔らかな物腰で語る説明力です。

PCやソフトウェア・CAD/CAMなど専門性の高い知識を意欲的に吸収し、それをわかりやすく体系化するスキルの高さで厚い信頼を得ている彼が、その先に思い描くのは、システムクリエイトがデジタルファブリケーションの先駆けとして確固たるリーダーシップを持つ姿。すべての社員が目指すべき目標だと語ります。

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誰もやっていない・できないことに挑戦してこそ

付加価値が生まれる


-学生時代はどんな経験をされたのですか?

学生の頃からエレキギターやエレキベースをやっていまして、その音の出方やゆらぎを調整するエフェクターを自作していたんです。安価で機能が限られたものを買い求めるより、自分でパーツをそろえて組み立てる方が安上がりで色々できます。それで、エフェクターの回路部分を作りたくて機械を調べているうちに、当時PCB Millという加工機を扱っていたシステムクリエイトにたどり着いたんです。それがちょうど就活をしているタイミングだったため、興味を持ち入社するに至りました。


実はどんな商材を扱っているのか詳しく知らなかったため、当時ブームになっていた3Dプリンタをメインで扱う仕事をしていくんだろうと考えていました。ですが入社後、工作機械やソフトウェアなどの知識や技術を習得していくにつれて、モノづくりには様々なアプローチがあることを知りました。

思っていたイメージとは違いましたが、工作機械で切削や金型ができるということはエフェクターの回路だけでなく、そのケースやツマミだって作れるんだ、とある意味良い方向で可能性や方向性の幅が広がりましたね。


ーどういった瞬間に「やりがい」や「使命感」を感じますか?

自分で作り出していくという点でも共通しますが、誰もやったことがないことや、誰かが諦めるようなことにも挑戦する姿勢は非常に大切だと思っています。例えば、一般的なCAD/CAMではできないようなことも、別のソフトやアドオンを使ったり、スクリプトを書いたり、機能をカスタマイズすることで可能になることがあります。

だから他の会社でできないと判断された案件でも、うちでやってみせるという気持ちや責任感がありますし、お客様に「できなかった事ができるようになる」という一歩を提供したいと思っています。あきらめずに挑戦し、自分が積み重ねてきた知識やスキルによってお客様の課題を解決できたときはやりがいを感じます。



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それぞれの価値を高めていけば、

組織の成長につながる


ー仕事をする上で大事にしていること・心がけていることはありますか?

技術チームに携わって11年となり、業務やインターネット、書籍での情報収集を通して知識を蓄積してきましたが、その一方で必要とされたのはコミュニケーション能力です。会話能力(Talk)は日常生活で培われますが、一方的に話し相手に納得させる(Speak)においては実践して経験を積んでいくしかありません。

PC及びソフトウェアのデモ、納品講習やプレゼン、会議の司会等など様々な機会がありますし、お客様の会社を訪問した際に大人数を前にして説明することもあり、これは未だに課題で学ぶことも多いです。


逆に聞き取りの際には、お客様一人ひとり異なる立ち位置や抱える事情に対応するための想像力や聞く力が必要です。例えば、普段機械に触れることがないような方が「モニタの電源」と一言で表現しても、PCの主電源を指す人もいれば、ディスプレイの電源を指す人もいます。そもそも聞きたいことが分からない場合もあるので質問の意図をくみ取る必要があります。

一つひとつのやり取りの中で、自分に足りないものが見えてきます。そこから自分なりに努力するとその経験がその後の自分の大きな糧となっていく。そうやって知識とコミュニケーション力の双方が底上げされていくと感じています。







ー重要と思う、または今後身に着けていきたいと思うスキルはありますか?

システムクリエイトでは扱っている商品は多岐に渡り、自身が得意としている分野を伸ばしていくことができますが、一方で一人では全商品をカバーしきれないという側面もあります。そこで重要になってくるのはチーム全体での情報共有です。属人化を防ぎ技術力を底上げするためにも、それぞれが頭の中で考えていることをしっかりと可視化、言語化しオープンにしていく意識が必要です。チーム全員が向上心を持って自分の価値を高め、ベクトルを揃えていけば、それが技術チームの成長へとつながります。


また、機械トラブル等が発生した場合でも対症療法だけで終わらず、なぜそうなったかを追求していく必要性があります。場当たり的な対応だけでなく、原因を解明しながら解決を行っていくことが組織の技術力につながっていくと考えています。自分たちで考え実行しない限り、進歩も成長もない。さらには皆の足並みを揃えることなくして、会社の成長・発展はないと思います。今の自分にできることは、自らの知識を深めていくことや、取り組む姿勢を主体となって広めていくこと。全社員がそれぞれのパフォーマンスを最大限に発揮し、成果を出せる組織となっていく機運をより一層高めていきたいと思っています。



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環境の整備と教育によって

次世代の技術者を育て社会に貢献したい


- 3dデジタルツールにはどういった可能性がありますか?

モノづくりにデジタルファブリケーションを活用すると、現実に近いイメージや条件での検討・設計ができ、実現可能性やサイクルタイムの検証などを行うことができます。シミュレーションの確度が上げれば、適正な材料や質量がわかって無駄がなくなり、試作回数は減り、製作やテストに要していた費用・時間などのリソースの削減につながります。私たちが推進する3D技術の普及活動は、確実に環境負荷を軽減し、これまでできなかった事を可能にすることができます。お客さまにとって、0を1にする、新たな一歩を踏み出すのは多少のハードルがあるかもしれませんが、私たちがそれをサポートします。積み重ねてきたたスキルとコミュニケーション力、カスタマイズや開発といったシステムクリエイトならではの付加価値をもって、お客様とともに新たな世界を拓いていきたいです。


―システムクリエイトを将来、どんな企業にしていきたいですか?

システムクリエイトができることはたくさんあると感じています。商社でありながら工作機械・3Dプリンター・3Dスキャナー・CAD/CAMの導入支援・サポートを行い、ソフトウェア、ハードウェアに縛られず様々な展開を行っていける体制。3Dデジタルツールを通じてお客様の事業そのものに関われる会社はなかなかありません。お客様のニーズに対応し、モノづくり環境の整備や人材教育を促進し、さらには次世代の技術者を育てていくことが私たちの使命だと感じています。

今後3Dプリンターやソフトウェア等の市場自体が成長・拡大していく中で、それと同時にシステムクリエイトはますます成長していくことが可能です。社員皆が志を一つにし切磋琢磨していくことで、システムクリエイトはデジタルファブリケーションにおいてトップでありリーダーシップを発揮できる企業になれる、と信じています。







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