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デザインの役割と、自分の可能性を、U.Sで拡張する。

川島 悠斗 Yuto Kawashima
専門学校卒業後、デザイン会社にてグラフィック、IRデザインを経験。その後、2021年12月にU.Sincに参画。パンフレットやWEBサイトを中心としたコミュニケーションデザイン、自社事業のブランドサイトデザインの他、CI/VIなを起点とした、ロゴを含めたトータルデザインを手掛けている。

5年間、基礎を学び続けた日々。

昔から、絵を書くことが好きでした。でも、それが仕事になるとは思っていなかった。

地元で生まれ、地元で育ち、高校を卒業して、地元のどこかに就職して。そういうことが当たり前だと思っていた。でも、ある日、デザインという仕事があることを知って、急遽、専門学校に通うことにしました。まずは単純に、自分が好きなことを勉強できるのが嬉しかったし、それで自分にはまた新しい道が拓けるような気がしました。

そこから、専門学校の先輩からの紹介で、IRの資料作成をメインにした会社に就職。IRというコーポレートの難しい話を、デザインの力で翻訳する。UIという表現が正しいかはわからないですが、読む人にとってわかりやすく、丁寧にデザインを構成するという基礎の基礎は、ここで身につけました。ビジネスにおけるデザインとは、課題解決の手段であるという、本来デザイナーが忘れてはいけないことをこの会社では学ばせてもらったと思っています。

他方で、就職を機に東京に出てきたときに、デザインのもっと大きな可能性にも気づき始めた。東京で流れるたくさんのクリエイティブなアウトプットたち。そんなものを浴び続けるうちに、デザインでもっと、世の中に対してインパクトを残せるような人になりたい、と思うようになりました。好きなことで食べていければいい、というところから、少し欲がでてきたのかもしれません。



入社3ヶ月で、コーポレートロゴやWebサイトのデザインに挑戦。

U.Sとの出会いは、ARTS(宣伝会議アートディレクター養成講座)での紹介でした。話を聞いてみると、U.Sはとにかくデザインの幅が広くて、かつ、最も上流からデザインをさせてもらえる環境。直接クライアントとも対峙でき、プロデューサーやディレクターと二人三脚でデザインをできる。僕は印刷やグラフィックの世界の出身で、CIもWEBもやったことなかったけど、もしも僕が受けられるチャンスがあるなら、受けてみたい。そう思って手を挙げました。

U.Sはまだ大きくない会社で、少数精鋭。デザイナーの数も多くはない中で、デザイナーが経験できる幅がめちゃくちゃある。入社3ヶ月でWebデザインを初めて経験し、CIの制作にもチャレンジしました。1社目で教わった基礎を活かしながら、WebらしいUIUXへと昇華したり。CI刷新の狙いから、ロゴの役割を考え、その会社“らしさ”を反映したものをつくったり。当時の初稿デザインは、今の僕が見ても、まだまだなデザインだったので、ディレクターからもたくさんフィードバックをもらいました(笑)でも、教科書的に徐々に教わってからやるのと、「まずはやってみよう」と言ってチャンスをくれ、取り組んで行く中でフィードバックをもらうのとでは、全然違うヒリヒリ感もあって。僕のデザイン解決の幅はぐっと広くなったと思います。


デザインで解決できる幅を、自分のスキルを、拡張する。

それからも、パワーポイントでのスライドのデザインといったビジネスの実務的な部分から、STUDIOなどを活用したWebサイトのデザインから、グラフィック、パッケージデザイン、撮影まで。課題解決の手段が幅広いからこそ、ありとあらゆる「デザイン」がU.Sの中では求められました。もちろん、正直しんどいこともある(笑)でも、デザイナーにとってこんなに幅の広く、贅沢な環境はなかなかない。だから、とにかくできることを増やす、ということに注力して。やったことのないことでも、やってみたいです、やらせてくださいと伝えるようにしていきました。U.Sではデザインの経験や実績そのもの以上に、成長意欲を買ってくれる部分が多く、本当にいろいろな経験をさせてもらえるのは、特に、僕のような若手のデザイナーにもいい環境だと思います。

あとは、常に会議の中で、ブランディングの目的とは、ユーザーとは、ターゲットとは?という視点でデザインの議論がされていくのも、僕にとっては大きな学びです。ディレクター向けの研修にも参加させてもらい、デザインコンセプトの重要性、ロジカルにデザインを積み上げる意味、ユーザー視点の大切さについて、常に考えていくようになりました。これはプロデューサーもディレクターもコンサルタントも近い距離にいるからこその環境だな、と思っています。

今後は、デザインの幅だけではなく、デザインの質をもっと高く、デザインで選ばれるようなデザイナーになっていきたい。そのためには、U.Sで学んだスキル、そしてブランディング視点と掛け合わせて、僕自身の作家性をもっと育てていこうと思っており、日々、自主制作もしています。

あの時、思い切って進路を変えてよかった、手を挙げてU.Sに入ってみてよかった。きっとあの時と同じ環境にいたら、たぶん、今の僕はないと思うから。これからも、自分の可能性をもっと信じてチャレンジしたていきたいと思います。



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