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面白いと思った、その先に生まれた仕事

ものがつくられる工程が面白い!

会社を立ち上げてから、1年半ほど経ちました。前職は主に経営企画部や広報・IR部の方と一緒に仕事をさせていただきました。今は、生産技術部や製造部、品質保証部の方と一緒に仕事を進めています。営業先も変わりました。基本的にバックオフィス部門は、都内にありますが、工場は都心から離れてスペースが確保しやすいエリアにあります。人によっては、都内で、経営企画など面白いと思われる方がいるかもしれませんが、私は今日本の経済成長の源泉にあたる”ものづくり”の現場に携わることができてとても面白く思います。(どこの部署で、どんな場所で働くのか?これには当然、優劣のある話ではありません。以前の自分は華やかな世界に憧れていました)

工場の中は本当に面白い。材料が入ってきて、加工(組立)されて、完成品として出荷されていく。私はこのものがつくられていく姿をみることがとても面白いと感じます。その場の機械や人、空気感、音などすべてを含めてわくわくします。純粋にワーク(製品)をみるだけでも面白さを感じてしまいます。この面白さがどこからくるのか、現在言語化に挑戦中です。

製造工程を観察していて気付いたこと

ものがつくられる工程を観察していて気付いたことがあります。それは、現場の情報の扱い方にその会社の個性がでるということです。材料が入ってきて、完成品として出荷されるまで、さまざまな工程があります。それぞれの工程には、どの材料を使って、どの機械(どんな方法)で、誰が、どれだけ時間をかけて作ったのかなどの情報が流れています。これらの情報を日々集約して理想に近づけていくことがものづくりの現場では大切なことです。この情報の流れの集め方や、活用の仕方にも会社の個性が出てきます。

最近は、キュレーションサービス(スマートニュースやニューズピックスなど)が読者の関心に合わせて情報を集めてきてくれます。これは、構造的に似ていると私は考えているのですが、工場の経営者(もしくはスタッフ)の関心があることが、情報として収集され、いわゆる改善活動というものに活かされています。

その生産方式は”Method”か”Way”か

さらに観察をしていくと、生産方式の捉え方にも会社(さらにいうと工場)ごとに違いがあることに気づきました。自動車メーカーの方から、自動車部品メーカー、部品加工業の方など、規模や役割を超えて生産方式に違いがありました。

それは、自社の生産方式を”手段”ではなく、”思想”まで昇華できているか否かということです。〇〇プロダクションウェイと呼ばれるように各社には生産方式があります。しかしこれには”Method”なのか”Way”なのかで大きな隔たりがあるように感じました。

生産方式をものをつくる手段として捉えている会社もあれば、思想や文化として捉えている会社もあるということに気づきました。この生産方式の捉え方に、会社の規模は関係ありません。大きくても中小規模でも、どのように捉えているかは、個社ごとに異なります。比較的、”思想や文化”として捉えている会社の方が、社員が誇りを持ち、生き生きとされているような印象を受けました。

これからやりたいこと

12月25日にパートナーとして新たに提携した企業があります。株式会社smart-FOAという会社で、この会社の開発している「FOA-Agile」の提供を開始しました。実はsmart-FOA社と連携をした背景は、この生き生きとした現場づくりをサポートしていきたいと考えたことにあります。smart-FOAは、現場の改善活動をサポートするシステムを提供しています。私は、smart-FOAと連携して、システムを利用していただく中で、誇りを持った現場づくりをしていきたいと考えています。

システムの話になると複雑になってしまうのですが、シンプルにいうと、工場内のさまざまな情報を集約し、キュレーションシステムのように使い易く情報を集めてくれたり、改善する前と後を比較し易くしてくれるような仕組みになっています。

またキュレーションシステムは、主にネット上の記事を集めてきてくれますが、「FOA-Agile」は、現場のいろいろな形式の情報を集めてきてくれます。具体的には、テキスト(文字)情報だけではなく、機械から出てくる情報や、映像・画像データなど現場にあふれている情報です。

先日、営業メンバーの募集を開始しました。日本の製造業を元気にしたいという志や、こんな面白そうなことやってみたいという方がいたらぜひお問い合わせください!

株式会社ジャパン・エンダストリアルでは一緒に働く仲間を募集しています
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