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KEENのカルチャーは他にはない面白さ。若手の成長環境としても魅力的ーKEENエンジニア対談

昨年コミュニティーマーケティングの分析基盤ツールとしてKEEN Managerをベータ版をリリースしました。KEENでは、KEEN Managerの開発に携わるエンジニアを募集しています。
エンジニア2人がスタートアップであるKEEN株式会社の魅力やKEEN Managerの開発について語ります。

インタビュアー:Engineer 末松 宏一

インタビュイー:Engineer 堀 福太郎



末松 宏一(以下、pascal):

 堀さんの現在の業務内容について簡単に教えてください。


堀 福太郎(以下、hori):

大きく分けると、KEEN Managerのフロントエンド開発、バックエンド開発、データ入力のリレーションと採用活動の4つになります。


pascal:

エンジニアリング業務を全て担っている感じですね。

KEENに入るまでの経歴について教えていただけますか。


hori:

SIerでキャリアをスタートして、4年目でフリーランスになりました。iPhoneが出てきた頃だったので、iPhoneアプリの開発をしたりハッカソンに参加したりしているうちに広がりが出てきて、Webエンタメ業界の会社から声をかけてもらいました。その後も、数社のスタートアップを経験して、2年ほど前に知り合いの起業家の紹介でKEEN(旧プリズムテック)に入り、プロトタイプのMVPの段階からお手伝いしています。


pascal:

大企業で働いたこともあるhoriさんから見て、小さな会社で働く良さは何でしょうか。


hori:

質の良いプロセスを学ぶのには大きな会社がいいなと思っています。一方で、自分でプロセスをアレンジしたり、「こうしたらうまくいくんじゃないか」といった思いを発散させるという意味では、自分でリードを取れるスタートアップの方がいいと思います。


pascal:

自分でリードを取れるというのは確かに醍醐味ですね。

KEENの開発チームとして大事にしていることはありますか。


hori:

少人数なので、一番大事なのは、エンジニアチームだけでなく会社全体のモチベーションだと思います。悩みを事前に解決しておくと、すっきりと目標に向かって動けますし、モチベーションも上がります。それによって手を動かすスピードが上がるので、モチベーションは大事ですね。

たとえば直近で、技術を起因とするスケールの問題がありました。ですが、それでお客様のビジネスが止まってしまうのはもったいないので、なるべく早く解決しようとチームとして心がけています。

また、KEENではReactを使って開発していますが、中でもViteというツールを使っています。Viteを使うとイテレーションが早くできるので、これを使いたいからNext.jsではなくReactを採用しているくらい、大事にしています。



pascal:

開発のオペレーションの早さを大事にしているということですね。確かにすごく早くてびっくりしました。

具体的にチームとしてモチベーションが上がった例や、それによる効果を感じた経験はありましたか。


hori:

最初プロトタイプのMVPの後に今のベータ版をつくる際、技術選定、API設計、フロントエンドの設計などを、僕と当時手伝ってくれたフロントエンドエンジニアで考えながらつくりました。そのときに大事にしたのが、過去に経験したいろいろな問題を解決する意識です。

たとえばReactでパラメーターをプロパティで渡すことで解読しづらくなる問題を、いかにアーキテクチャで解決するか、RDBを使っていかに簡単にバックエンド処理を実現するかといったことを考え抜いて、いろいろな人の力も借りながら設計しました。

ベータ版ができた後、外部の勉強会で情報交換したときに「こういう風に設計しているんです」というと結構な割合で「すごいですね」と言われるようになりました。そういったことが、開発チームとしてもモチベーションになっていると思います。


pascal:

やっぱり開発の人にとって技術的なことで「楽しい」と思えることは大事だと思うので、そういう経験ができる環境はいいですよね。TypeScriptやReactを使っていますが、これらの経験は必須なのでしょうか、入ってからきちんと学べる人であれば大丈夫ですか?



hori:

入ったら絶対触ってもらうことになるので、勉強は必須です。未経験でも学べる人はいますが、React、TypeScriptの知識・経験が両方ともゼロだと、キャッチアップに相当な時間がかかって大変かもしれないなというのが経験上の感想です。


pascal:

これまでに開発において苦労したこと、難しかった経験について教えてください。


hori:

前職では、データが30万以上入ると動作が非常に遅くなるとか、止まるとか、非機能要件と言われるものを達成できない問題がたくさん起きて、高価格のプロダクトを販売できないという課題がありました。KEEN Managerではその辺りの反省を生かして設計をしています。


pascal:

大きな会社の方がコミュニティの問題を抱えやすいので、今後KEENのお客様となる大企業は増えていくと思います。今後必要になってくることについても、過去の反省を生かして整えておいているのですね。KEENに入れば、こういう失敗談を土台に、きちんとしたシステムが一緒につくれると。


hori:

BtoBのきちんとしたシステムがつくれる気がします。とはいえまだまだ至らない点もたくさんあるので、入ってくれた人にはどんどん手伝ってほしいですね。

pascal:

他の会社と比べて、今KEENで働く魅力について教えてください。

hori:

明るくてにぎやかで、一般的なBtoBのIT企業とは少し違う空気が味わえて面白いですね。

開発環境としては、GraphQLを使っている点は魅力的かなと思います。フロントエンドでGraphQLをうまく使っている会社は、日本の会社では少なく、あっても大企業だという印象があります。KEENはこの規模で、GraphQLをうまく使えていると思っているので、そんな環境で働くことは非常にエキサイティングで、楽しく、今後にとってもいい経験になると思います。

今KEENにいるエンジニアは、僕やpascalさんをはじめベテランが多く、かつコミュニケーションが得意な人たちでもあるので、若手が来てくれると非常に学びがある環境ではないかなと思います。

pascalさんがKEENに入って気づいたことはありますか。


pascal:

GraphQLを積極的に使っているという点はKEEN独自なので面白いと思っていますが、僕はそれ以上に会社のカルチャーにインパクトを受けました。KEENは、コミュニティマネージャー出身の人が多いからなのかわからないのですが、明るいし、真面目にやるときはやる、弾けるときは弾ける、その切り替えがすごいなという印象です。

あと、これも技術とは違いますが、皆さん自分の仕事に責任を持っていますよね。もちろん責任を持たざるを得ない人数であることは間違いないのですが、一人ひとりが責任を持って仕事をすることが、会社をドライブしていくために大事なので、そこはうまく回っている感じがします。


hori:

確かにBtoBの会社なのに、エンタメ会社のような雰囲気がありますね。


pascal:

会社の雰囲気は、他社が真似できるものではないので、個人的には独自のこのカルチャーを守りたいという気持ちが強くあります。というのも、前の会社が、拡大するにつれて、いい雰囲気がどんどん薄れていってしまったんですよね。

雰囲気が良かった頃は経営陣が、社員に全て知っていてほしいからと、いろいろな情報を共有してくれていたのですが、少しずつトラブルが増えて、社内の情報共有が減ってしまって。だんだんオープンな雰囲気も変わってしまいました。良い文化は、ちゃんと守る意識がないとなくなっていってしまうんだと痛感しました。


hori:

僕も前の会社でカルチャーが変わった経験をしています。毎年同じ種類のゲームをマイナーチェンジしてリリースしている会社と、あたらしい遊びを入れたゲームリリースしていくような会社だと、モノづくりのプロセスや思考がまるで違うんですよ。でも、会社がM&Aをして両方の特徴をもった会社が一体となって、僕らのトップが変わったとたん、カルチャーがガラッと変わり、とても違和感を覚えました。


pascal:

やはり雰囲気は大事ですし、人に依存するのでどんな人と働くかは重要ですね。技術的な部分でも人柄的な部分でも、horiさんはどういう人と一緒に働きたいと思いますか。


hori:

技術的には、新しいものに触れることが好きな人が一番かなと思います。少なからず、みんないろいろな技術的負債と戦ってきていると思うので、それをいかに解決するかを常に考えられる人だと嬉しいですね。

人柄的には、コミュニティの会社なので、お互いにコミュニケーションを取りやすいかどうかは最低条件かなと思います。あと、スタートアップで働くということで、「将来この界隈で名のある人になっていきたい」といった野心的な人がいいなとは思っています。

また、開発者として大事にしている部分や向いている方向などは、チームとして同じイメージを常に持ち続けたいと思っています。そのために、面接などを通して、何を大事にしているかを聞きますね。マッチする人だけを入れ続けることでチーム全体のモチベーションが高まるので、意識合わせはとても重視しています。


pascal:

エンジニアリングの話ばかりしてきましたが、プロダクトに興味があれば、「これもやった方がいいんじゃないか」「この方法じゃないのかもしれない」など気づくことも増えると思うので、コミュニティへの興味は何かしら欲しいですよね。興味とまでいかなくても、ある程度ドメイン理解がある人がいいなと思います。



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