北神社で働くメンバーのストーリーに迫り、大切にしている価値観や、仕事での転機などを記事に発信していきます。第八弾は、近藤ほのかさん。
自分の気持ちを思うように表現できなかった時期があった近藤さんは、明るく沢山笑えている瞬間が「素の私でいられている状態」。「ありがとう」の言葉をかけていただけることを、何よりの仕事のやりがいにする近藤さんの、素敵なお客様とのお仕事ぶりについてお伺いしましたーー。
昔の私は周りに流されやすく、気が進まないことがあっても断れない、困ったことがあっても質問をすることができず、自分の気持ちを思うように表現できない人間でした。
大学生時代に、ボランティアのサークルに所属していた経験が転機になりました。 サークルに入った動機は、友達に誘われたから。受け身なスタートでしたが、毎回のイベントで子どもと関われる機会が楽しくて、少しずつ「自分だからこそできること」を考えるように。
「子どもの喜びのために」頑張れることはやりがいでしたし、同じ思いを持つ仲間たちと過ごす時間が好きでした。そういう人たちと過ごせて、初めて「素の私でいられてる」と感じました。 自分のやりたい気持ちだけでなく、嫌なことも素直にその仲間には話せるようになっていきました。
素でいられている時の私は、明るくて沢山笑うんです。そういう私でいられている瞬間が、一番好きです。
花浄院の人たちは、社員や先輩というより、「おにいちゃん・おねえちゃん」みたいな感じで。 本当に壁が無くて、あったかくて、困ったことがあっても「どうしたん?」とすぐに話を聞いてくれます。皆さんが「お客様のために」という思いを一番に大事にしていて、同じ目標に向かって仕事ができている環境は心地が良いですね。
「ありがとう」の言葉をかけていただけるのが、何よりの仕事のやりがいです。
昨年担当したお客様。50代になられてから結婚されて、旦那様を亡くされた奥様でした。お子さんやお孫さんはいらっしゃらないので、旦那様のいとこの方とお見送りしました。
初めは緊張されていたのか、なかなか心を開いてくださらなかったのですが、私が打合せからお通夜、葬儀とお手伝いをしていくうちに、少しずつ奥様からお話をしてくださるように。最終的にはすごくフランクに関わって下さるようになり、一緒にお散歩に誘ってくださることもありました。
ある時奥様から「近藤さんが、私の孫みたいやわ」と言ってくださりました。実の孫かのように心の距離が縮まって、ご縁を喜んでくださるのは嬉しかったです。
花浄院の人たちとも、お客様とも、「家族」みたいな距離感であったかい関係性を築けるのが魅力だと思います。 もっとたくさんの人に花浄院のことを知ってほしいですし、花浄院のお葬式に出会える人は幸せだろうなと、胸を張って言うことができます。 花浄院が大切にしている「お客様第一」の想いをもって、たくさんのお客様のお葬式のお手伝いをこれからもしていきます。
《執筆》
林 将寛
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