北神社で働くメンバーのストーリーに迫り、大切にしている価値観や、仕事での転機などを記事に発信していきます。第五弾は、永原啓司さん。
前職でも同じ葬儀の仕事に従事して18年、大きな転機もすぐに北神社に適応できた要因は、年齢や経験関係なく、誰に対しても「お節介」な花浄院のずっと変わらない文化があったから。葬儀の仕事を始めて25年、永原さんはどのような誇りを持って仕事をされているのでしょうかーー。
葬儀の世界が長い自分にとって、花浄院がイベントを行っているのを初めて目にした時は衝撃でした。 前職からの転職を検討していた当時、新しいチャレンジができそうな花浄院の環境に「おもしろそう!」と感じて飛び込みました。
前職も同じ葬儀の仕事で、18年間勤めていました。 実は花浄院にとって、業界人を採用したのは初めてのこと。双方にとって新たな取り組みになるので、正直「環境に適応するのに時間がかかるかな」と初めは予想していました。
花浄院では、そのような心配は不要だということがすぐに分かりました。 年齢や経験関係なく、誰に対しても「お節介」なのが花浄院のずっと変わらない文化。研修期間の2週間でメンバー全員と会話を交わすことができ、問題なく新しい環境に馴染むことができました。
花浄院らしく、お客様に寄り添う最高のサービスの提供を心がけ続けて、形になった一つのお葬式があります。 ある奥様のお葬式。娘さんを始め、ご親族皆様が明るく朗らかで、家族みんなが一つになれるようなお葬式でお見送りをしたいというご依頼をいただきました。
目に見える形で、「家族」を表現することにこだわりました。お客様の喜びに寄り添おうという一心で、祭壇を一面ハートマークで敷きつめ、ご家族一人ひとりのハートを創り、一番大きな外枠のハートを奥様として皆様を包み込む、という意味で表現しました。
ご家族皆さまが笑顔になってくれて、大変喜んでくださりました。 お見送りが終わった後、次女さんが歩み寄って「ハグしていいですか?」とお声がけいただきました。ご家族が一つになる喜びに、寄り添うことができた体験は今でも鮮明に覚えています。
葬儀のお仕事を始めて25年が経ちました。 僕にとって葬儀の仕事は、純粋に好きで興味があることでお給料をいただいている、本当に幸せな感覚なんです。亡くなった方のお葬式は、世界で一つだけの大切なもの。決して誰にでもできる仕事ではないと思いますし、想いが込められているご家族のお手伝いをすることは最大の誇りなんです。
花浄院は、組織のミッションを意識しながら働ける初めての環境となりました。組織が目指す方向性が示されていることは、悩んだり困ったりした時に立ち返ることができる原点になると思います。 同じ目標に向かって、メンバーとやりがいを感じながら働けることは、本当に楽しいんです。
プレイヤーとして、長く現場で葬儀を創ってきたので、これからは最高の葬式を創ることができるメンバーを育てることが使命。どんどん仕事を任せていくことに喜びを感じながら、花浄院の未来を明るくできる人間になりたいですね。
《執筆》
林 将寛