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酔っ払いの美学【Mr酔拳】

「お酒、好きなんですね」ってよく言われます。まあ、飲むのは嫌いじゃないですよ、そりゃ。

でも、ここまできれいに酔っぱらえないんですよね、っていうエンジニアのお話です。

そいつは、ワシが採用担当として初めて遠隔地の応募者をskypeで面接して採用したやつなんです。仮面ライダーで言えば1号。本郷猛ですよ!ウルトラマンで言えば初代ウルトラマンのハヤタ隊員ですよ!

8年前には、まさかあいつがこんなに《変身》するとは思わなかったわけです。

現在の彼は当社の中でも高い技術で知られるエンジニアに成長しているわけですが、それと同時にスペシャルな「酔拳の使い手」としても脚光を浴びてきました。

【episode1】

数年前の社内での飲み、多分納会だったと思います。やつはベロンベロンになってしまい、真っ直ぐ歩くこともままならない感じになってしまったので、みんなで「もう帰ったほうがいいよ」と諭していたんです。「えへ、だいじょうびでっす。まだのべまふ」と満面の笑顔で引き続きハイボールを煽っていました。しかしさすがにしばらくして「じゃ、おつかれさまでし」といって帰っていきました。

「大丈夫じゃなさそうだから、だれか最寄りの駅まで送ってあげて」「そうだね」なんて話していたのですが、こちらも十分飲んでいますので、ちょいとダラダラしていたわけです。「ちゃんと帰れてるかどうか電話してみよ」ということになって、電話したんです・・・・・すでに会社を出て2,30分は経っていました。

でも、恐ろしいことに『ヴーン・・・・ヴーン・・・』というバイブ音が!!あいつが座っていた席にしっかりとスマホが!!みんな騒然となりましたよ。明日から休みで会社は締まります。スマホがないとやつは暫く誰とも連絡が取れなくなるわけです。「自宅までだれか届けてやって」「やつと同じ方向の人まだいる?」「相当酔ってたからちゃんと帰れてないんじゃないか・・・・」「どこにいるかわからないけど、とりあえず神田駅周辺探そう!」みんなそれぞれ出来る事を考え、行動しはじめたのが既に40分は経過しています。やつが順調に電車に乗れていれば、もう自宅最寄りの駅です。

「やっぱり自宅までだれか届けてあげて。住所は・・・・」と社員住所録を調べていたその時、

「おつかれさまでーふ」

やつ、会社に戻ってきました・・・・スマホを取りに、ではなく。みんなが大騒ぎしていたことなどお構いなしに、すっごい笑顔で「もう少し、やっぱ飲みたいっすね!!」って・・・40分どこ行ってたのやら、記憶に無いらしいですわ。

すごいエンジニアに変身してくれて、採用したワシとしては嬉しい限りなのですが、まさか酔拳の達人にもなっていたとは。


屈託の無い酔っ払いの他のエピソードはまた別の機会に。

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