マンションリサーチに入社して一番最初に感じたことは、みんな綺麗ごとを言っていること。
※もちろんいい意味でです。
「お客さんのため」
「お客さんが喜ぶことをしよう」
こういった言葉が普通に飛び交っていました。
私がいた不動産会社では、そんな言葉はほぼ出てこず、数字・金の話しばかり。
もちろん不動産会社全部がそうでは無いですが、当時の私からすると初めての世界。
最初は、こんなんじゃ会社潰れるぞ、と思っていました。
(染まってないつもりが、大分染まってました)
でもそれがちゃんと会社の業績に反映されていくのを目の当たりにし、こんな世界があるんだと感動。
そうそう!これこれ!と毎日思っていました。
入社してすぐに営業責任者
そんなカルチャーショックを受けながら、私がやっていた業務は営業。
入社そうそう、
「営業責任者やってね」
と、言われました。
というか、その時営業できる人が私しかいなかったので、今振り返ると消去法だったと思います。
晴れて一人営業責任者になった私の仕事は、マンションリサーチが提供している一括査定を多くの不動産会社さんに導入いただき、満足していただくこと。
なので、新規で検討してる方から、既に利用している方まで、全国飛び回りお会いしてきました。
名刺を整理すると、最初の1年で交換した名刺は約1000枚。
セミナーや交流会は抜きでの枚数なので、1日に3人と新しく会ってた計算になります。
そんな風に全国の不動産会社さんとお会いしていましたが、そこでもまたカルチャーショック。
ちゃんとお客さんのことを考えている方々がたくさんいたのです。
自分がいた一部の環境だけを見て業界に対するマイナスイメージがこびりついてしまっていて、最初のモチベーションは、
「不動産業界を変えてやる!」
でしたが、そんな方々とたくさんお会いして、
「不動産業界も捨てたもんじゃないな」
と、徐々に変わっていきました。
だからもっと不動産会社さんの役に立とうと考えるようになりました。
不動産会社の課題を知る
当時感じていた不動産会社さんの課題は、営業が体系化できていないこと。
大体の社長は自分がTOP営業マンとしてずっとやってきたので、やり方を体系化して人に伝えるのが苦手。
- だから、部下はやり方が分からず数字が出ない。
- 社長は数字がいかないから焦る。
- それで社長が数字をやる。
- 数字ができない部下にストレスが溜まる。
体系化できていないから、こういった悪循環が生まれてしまいます。
当時扱っていた商材(売却一括査定)でも同様のことが起きていたので、であればそれを体系化するものを作ろうと考えました。
私一人だと作れないので、マンションリサーチの代表や、実際の現場で話を聞き、何社さんかで試させていただ、完成したのが「一括査定の勝ち方」という枠組み。
これを書籍にしたり、WEBサイトにしたり、セミナーしたりと多くの不動産会社さんに伝えていきました。
全ての不動産会社さんがよくなったわけでは無いですが、
「一括査定からの数字がよくなった」
「考え方が変わった」
「社員がやりやすそう」
といったお声も多数いただけたので、多少なりとも役にはたてたなと。
もっと多くの不動産会社様に役立つサービスを
ただ、不動産会社さんから見ると、一括査定にまつわる業務は枝葉の中の枝葉。
その改善だけですべてが解決するわけではありません。
不動産会社さんには客付け、一括査定以外の集客、人材採用・育成、ファイナンスと、もっとコアで大事な悩みがあります。
そういったお悩みをご相談いただくことも多く、自分なりの知識や聞いた話を駆使して解決を目指しましたが、商材として扱っていないため具体的ではない抽象的なことしかできずモヤモヤしていました。
そんな日々を送るうちに、マンションリサーチでは3年目で全体の責任者をやらせてもらえることに。
多大なプレッシャーと自分の力のなさを実感しながら刺激的な毎日を送り、100点満点では無いですが会社を潰さずに何とか1年間やり切りました。
やってみて課題もたくさん見えてきたので、2年目もやらせてもらえると思いながら準備していると、ふと代表から、
「自分で会社やってみない?」
との話が。
元々独立願望も強かったので、二つ返事で飛びつきました。
ミカタ社の誕生
ただ、それまで具体的に独立を計画していたわけではなく、何をやるかも決まっていない状態。
(正確には代表がやりたいことをやってほしいと言われましたが、自分発の物をやりたいなと考えていたので断りました)
色々思案しましたが、元々モヤモヤしていた「不動産会社さんの色々な悩みを解決したい!」を叶えるサービスを作ることに。
それが「不動産会社のミカタ」です。
まだまだのサイトですが、時折営業現場にいくと、「知ってる!」という声もいただけるようになってきました。
そんなこんなで、ミカタの1期が無事終わりました。
優秀なメンバー達のお陰もあり、やりたいと思っていたことは全て達成することができました。
2期目に突入
そして、これから第2期に突入です。
私自身、現在31歳でまだまだの若輩者です。
ただ、社会人歴すべてを不動産業界に費やし、自分なりに成長させてもらいました。
なので恩返しでは無いですが、今度は自分が不動産業界に対していいことができればと考えています。
私の考えに共感できる方は是非一緒にやりましょう。
面接だと堅苦しいので、気楽にランチやお茶、飲みでもいいなと考えています。
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