STEP 01
1)ガイドヘルプサービスを使えばいいのでは?
はい、ガイドヘルプサービスを使ってよいのですが、多くの自治体は、財源の兼ね合いや、人手不足の理由などで、通勤・通学などでの利用が認められていません。一部は利用が可能ですが、マッチングの煩雑さは解決できていません。
2)なぜ、ガイドヘルプサービスから解決していくの?
デバイスの移動支援は、デバイスのみで終わらないと考えているからです。究極的にデバイスのみでの移動が実現できればいいですが、人の支援はなくなりません。すなわち、人とテクノロジーは両方があるから、安心できる、デバイス・サービスが実現するのです。ガイドヘルプサービスとテクノロジー、私たちはこの両面で解決していくことを考えています。
STEP 02
3)なぜデバイスを作るの?
デバイスには、デバイスならではのメリットがあります。
もうひと押しで社会に自立できそうな人がいたとしましょう。そこで、このデバイスが役立ちます。
具体的には、たった一人ででき、完結できる。この成功体験を繰り返すのです。
ここで人の支援は、徐々に離れていける方々もいれば、適所において人の支援も必要になります。
ただ、人の支援には、相性もあります。デバイスは、相性の問題や、コストの問題、リソースの問題を解決します。すなわち、いつでも自分の意志で外出する。自立する。が実現できるのです。
様々な方々とも連携しながら自立していける社会に向けて推し進めていきたいのです。
4)デバイスはすべての人が使えるの?
はい、全ての人たちに使っていただけます。
しかし、全てがたった一人の力で移動ができるかといえば、そうではありません。人の力で支援が必要な領域もあり、協力しながら支え合う社会が必要です。
5)視覚障害と何が違うの?
視覚障害は、目が見えないことによる悩みです。目が見えないため目が見えないことで発生する悩みである、事故に合うケースなどの危険性を防ぐ解決策が求められます。
視空間認知障害は、空間の認知能力が高くない一方で、目が見えています。耳も聞こえています。しかし、誰よりも迷います。迷うから迷わないようにする解決策が求められます。
一緒に歩くガイドヘルプ支援者も、視覚障害の方には、事故に合わないように気をつけながら支援します。
視空間認知障害の方には、迷わないようにするために、先導役になって支援をします。
6)ARのグラスでいいんじゃないの?
いまだにながら歩きが解決できていないのです。静止しているときはよいですが、これが歩くとなると、同時作業と景色の記憶に苦手がある当事者の場合は、なるべく景色に集中する解決策が求められます。
7)なんでスマホのナビじゃ駄目なの?
使える人はスマホのナビで十分です。私たちは、これが無くてはならない人たちの支援をしています。でも、私たちチームは、スマホのナビで解決できない方の支援をしています。
たとえ、使えると当事者は考えていても、総合的に当事者を見ている立場でないと気づかない事が多く、結局は使うこと以外に目を向けるように第三者が別の策を提示してあげる支援が求められます。
よく、当事者と待ち合わせをすると、到着できないので、一緒に来てほしい。とか、○○分遅れた。歩行中に誰かにぶつかった。や、足を躓いて点灯してしまったということなども周りが気づいてあげるきっかけかもしれません。
STEP 03
8)忘れない景色の空間記録のDXって何?
視空間認知障害を抱える方々は、道を忘れやすいのです。忘れやすい人を忘れにくくするための、あるいは忘れてしまった場合に支援するコンテンツとなります。詳細は製品発表時に公開します。
その他
9)一般の方々が使えるようになるには?
STEP03の後のSTEP04で利用できることを想定しています。
本事業は世界初の取り組み、世界初のデバイスシステムです。そのため、STEP02や03だけやっていこうとしても、製品は中途半端になります。
少し遠回りかもしれませんが、一つずつ本当に悩みを抱える方々の解決から始めなければなりません。
そのためには、まずSTEP01を解決しなければ、本当の利用者に必要な体験は解決しないと、私たちは考えています。
9)私たちの生活は、このデバイスでどう変わるの?
【LOOVICの将来的な活用用途】
例1)営業先にて
迷うというと、誰しもに共通する悩みです。私は仕事柄移動することが多い生活を送っています。初めての場所ではどうしても迷ってしまうものです。 クライアントに訪問したとき、遅れて汗だくで到着した。こんな経験があるの、私だけでしょうか?そんなことは無いでしょう。
例2)旅行にて
旅行するときには、手が塞がっていていることも多く、手放しで歩けるようになると、もっと景色を楽しめる。そのように想像した人は少なくないでしょう。こんなとき、雨が降ってきたから傘をささねば。と考えたら、どこで地図を見る手が空くのでしょうか? 海外ではスマホを持つと盗難の危険もあります。
例3)災害にて
初めての場所での災害はパニックです。土地勘もないですし、どうしたら良いのかとっさに思いつく選択肢も少ないでしょう。このようなデバイスが、人々を安心させ、速やかに避難誘導してくれれば、きっと私たちも安心して移動ができるでしょう。
例4)山登りにて
スマホのながら歩きはとても危険です。 足元の悪い中、地図と合わせてチェックせねばならない。スマホのながら歩きはできない。後ろに渋滞ができる。足元は危険だらけ。下山時となれば、暗くなる。焦る。早く下山しなければ。スマホを見ている余裕もない。体内コンパスは狂いまくり。どうしますか?
まさに、ながら歩きをなくすスマートシティの未来は、このLOOVICのテクノロジーで解決できるのです。当チームはそういうテクノロジーを社会でつくりたいと考えています。