「すべての仕事は、だれかへの応援。」
このインタビュー連載は、CHEERSに関わるひとたちの「CHEERSな生き方」を知っていただくために始まりました。
CHEERSに関わるひとは、本当にさまざま。社員メンバーだけでなく、10代で活躍するインターン生や、人生経験豊富な60代新入社員、事業で社会を応援する企業のパートナーさんに、全国のこどもたち。
そんなカラフルなみなさんに、CHEERSで見つけた「応援」とはどんなことかを聞いていきます。
記念すべき1人目は、最年長シニアインターンの佐野さん。
誰よりも若く、常に学び続ける姿勢が印象的。まさに「実るほど頭のたれる稲穂かな」を体現されており、CHEERSでは主にこどもたちと社会をつなぐキーマンを担ってくださっています。
そんな佐野さんは、来月に大きな”挑戦”を控えていらっしゃるとのこと。佐野さんにとって、挑戦、そして応援とは、一体どんなことなのでしょうか?
プロフィール
佐野極(さの たかし)さん。1957年生まれで、CHEERSでは最年長のメンバー。これまで複数の企業で役員を歴任し、CHEERSでは2022年からChief Well-being Officerを務めています。大の車好き。
60代、最年長の挑戦。ラリーチャレンジとは?
ー今回、佐野さんはとても大きな挑戦をされると聴きました。一体何をされるんですか?
2023年6月4日(日)に、北海道蘭越町で行われるラリー大会「トヨタGAZOO Challenge蘭越ニセコ」に、ドライバーとして出場することになりました。僕にとっては、実に40年ぶりのラリーで、恐らく今大会で最年長の出場になりそうです。
ーラリー大会!車の競技の一種ですよね。F1のサーキットみたいなものでしょうか?
ラリーは、ドライバーとナビゲーターの2名でペアを組んで、タイムアタック式に競い合うレース。サーキットは決められた専用のコースをぐるぐる回ってスピードを競い合うワンマンのスポーツだけど、ラリーは一般の山道を走るから、みんなコースをほとんど知らない状態で走るんです。
だから、ナビゲーターが「次は左のきついカーブです、その後、すぐ右の緩いカーブが来ます、しばらく直線が続きます」というのをドライバーの横で言うわけです。 ドライバーはそれに合わせて走るので、どんどんスピードが上がる。つまり非常にチームワークが重要なスポーツなんです。
ー猛スピードの中で瞬時に判断をしながらのチームワーク。かなりハードですね。
僕は、こどもの頃から車が好きで、学生時代にずっと憧れてたラリー競技を始めて、それこそ毎晩毎晩、京都周辺の山道を走り回ってたんだよね。でも、社会人3,4年目で活動をやめてから40年が経った今、車の性能だったり、ルールががらりと変わっていて。
今回、後輩の京都大学自動車部の現役部員とチームを組んで出場するんですが、今彼らに教えてもらいながら練習してるんです。我ながら、無謀な挑戦だなと思いますよ。
挑戦し続ける、その理由
ー佐野さんの学びの姿勢には本当に脱帽です。なぜそこまでして、挑戦されるんですか?
もちろん、大好きな車の競技に出たいっていうのはあります。たまたま、お仕事の関係で北海道蘭越町を訪れた時、町おこしに奮闘している町長と出会って。ラリー大会もやってるっていうんで興味があると話したら、今はラリーカーのレンタルもやってるよとのことだったので、だったらやってみたいなと。
でも、一番は、現役生にとって、こんな機会はなかなかないと思ったから。
ニセコのコースは、グラベルと言って、ガタガタ道なんです。本州では舗装されてる道路なんで、こういうラリーを経験する機会が少ないってことなんですね。
さらに、現役生には、ただ、ラリーやってるだけじゃなくて、車と社会をどう共存させていくかっていうことを考えてもらう機会になったらいいなと。今や世界のモビリティとして、環境問題や地域など複雑に絡み合ってくる。蘭越町のような地方都市は、車がなかったら生きていけないし、だからこそ、町長はとても熱心に町おこしをしている。
自動車部員として、社会に出る前に、こういう自治体や社会の人たちと接点を持つことも大事だよね。だから彼らの社会勉強になったらいいなと思って。
学生だけで交通費やラリーに必要な費用を賄うのは難しいから、その分をOBが応援しようってことになったんです。
ー学生さんにとっては、他にはない貴重な機会ですね・・!
そうだといいな。僕だって、学生時代は楽しさばかりで、「社会の中の車」なんて考えたことはなかったし、彼らが気づくのはもっと先かもしれないけど。僕は同じお金を払うとしても、見ず知らずの人に派遣ナビゲーターで来てもらうよりも、後輩たちと一緒に走れることに意義があるなって思ってるんです。
挑戦することが、最大の応援
ー佐野さん自身の挑戦って、そのまま誰かへの応援に繋がっているんだなということがよくわかりました。最後に、佐野さんにとって、「応援」って一体なんでしょう?
いきなり言われると難しいね(笑)
パッと思いつくのは、「きっかけと環境を与えること」かなと思います。きっと、こっちから押し付けることではないんだよね。これをやりなさい!とか。何をやったらいいかわからない人には、気づきを。何かチャレンジしたいことが見つかった人には、その環境を用意してあげることが応援なのかな。
僕自身、この1年CHEERSでやってきて、1年前の自分とは違うなって思うんです。去年は、純粋にラリー大会に出たいなって思ってた気持ちだったけど、さらにそこへ、CHEERSスピリットが乗っかったというか。今回の僕の挑戦が、彼らや車好きのこどもたちの応援につながると嬉しいなと思っています。
学び、挑戦し続ける姿こそ、最大の応援。佐野さん、ありがとうございました。
そして今回、佐野さんの挑戦を応援するために、MIRAI♾️LABO KIDS子どもたちが、応援イラストを作成。このイラストが入ったグッズを購入すると、佐野さんや学生さんへの応援に繋がります。ぜひ、ご覧になってみてくださいね。
🏁【5/21(日)まで】応援はこちらから📣
佐野さんの挑戦を応援しようの会この度はご覧いただきありがとうございます。 来る6月4日(日)、佐野さんが 京都大学自動車部の現役部員とチームを組み、forms.gle