なにをやっているのか
秦野病院外観。後ろには丹沢の山々が見えます。
屋上からは富士山が見えます。
医療法人社団秦和会・社会福祉法人成和会が協力・連携する『はたのグループ』は、登山やサイクリングで有名な丹沢山地に囲われた神奈川県秦野市にて、50年以上地域のメンタルヘルス・精神保健福祉を支えてきた「秦野病院」を中心として、障害福祉、高齢者介護サービスを提供しています。
入院・外来診療だけでなく、複数のメンタルクリニック、障害のある方向けの就労支援サービス(就労移行支援事業、就労継続支援B型事業など)、グループホーム等の障害者居住支援サービス、精神科訪問看護、精神科デイケア、生活介護事業、認知症通所介護事業を通して、子どもから高齢者までを対象としたサービス、幅の広い医療・生活支援を展開しています。
▼はたのグループが選ばれる理由
患者様の治療から社会復帰、地域生活までをサポートしていることが当グループの特徴で、病院単体での運営が多い精神科病院のなかでは、豊富なサービスを一元的に運営しているのは珍しいとよく言われます。
グループ創設者で先代理事長の髙橋幸枝(故人)は、収容と薬物治療が主だった数十年前の精神科医療において、当時神奈川県内では初といわれていた「院内作業(のちの作業所)」を、患者様の治療や安定に有効な環境だと信念を持って、試行錯誤しながら切り拓いてきました。
患者様の病状安定と生活支援を目的として、髙橋は自ら秦野から箱根まで患者様の働き場所を探しに出かけ、旅館や店舗などに直接交渉したそうです。
このように医療だけでなく、就労支援も含めた総合的な生活支援が必要であると信念をもって事業展開してきたのが『はたのグループ』であり、現在は下記事業を運営しています。
【医療法人社団秦和会】
□ 秦野病院 (精神科・内科 151床 精神科デイケア・精神科訪問看護)
□ はたの渋沢クリニック (心療内科 思春期対応可)
□ はたの林間クリニック (精神科・心療内科・リワークデイケア)
□ 子どもメンタルクリニック(児童精神科)
□ 就労移行支援事業所りんく(就労移行支援)
□ 生活介護事業所はみんぐ (生活介護)
□ 相談支援事業所こころの笑顔 (相談支援事業所)
□ デイサービスくつろぎ (認知症通所介護事業)
【社会福祉法人成和会】
□ ジョブライフはたの (就労継続支援B型)
□ にこにこパン工房 (就労継続支援B型)
□ はぁとすまいる (就労継続支援B型)
□ グループホームせせらぎ (共同生活援助)
□ グループホームわかば (共同生活援助)
なぜやるのか
はたのグループのロゴマーク
『心の笑顔』
これは、はたのグループのモットーです。
『信頼される精神医療』
これは、秦野病院の理念です。
子どもから高齢者までを診療対象とし、地域のみなさんのこころの問題に幅広く対応し、
困ったときに1番に頼ってもらえる、信じてもらえる存在でありたい。
地域の多くのかたがイキイキと生活し、心からの笑顔で自分の人生を送ってほしい。
家族や大切な人が、心の病でふさぎ込んでしまった、メンタルの調子を崩して休んでしまうことがあっても、元の生活に戻るために、または病や障害を抱えている自分に合った、新しい場所で輝く人生が送れるように。
その為に私たちは、幅広く「癒しの場」、「住まう場」、「はたらく場」を整え、サービスを提供しています。
どうやっているのか
コロナ禍以前の納涼祭の様子。安田大サーカスさんをゲストにお迎え
ウェルビーイングカフェの様子。お菓子とお茶(飲み物)を用意してウェルビーイングをテーマにお話し。
はたのグループでは、職員を自分の家族と思って接する「家族的雰囲気」を創設者・髙橋幸枝が築き、
その受け継がれてきた「人を大切にする」精神で、困難なことでもお互いに声を掛け、助け合いながら業務に取り組んでいます。
経営企画課では、
・実績・報酬データ分析共有
・課題・対応法整理、
・提言作成
について週1回のミーティングを実施。
それ以外にも、オンライン・オフライン問わず適宜相談しながら、各部署の取り組み状況や進捗をサポートしています。
そして業務の中でも冗談を言い合うことも多く、笑顔の絶えない職場です。
コロナ禍になってからはなかなか実施できていませんが、以前は職員旅行、忘年会、納涼祭等様々なイベントを開催していました。
現在でも、定期的に「ウェルビーイングカフェ」という職員向けのお茶会イベントを開催し職員交流を行っており、「人を大切にする」風土が根付いていると思います。
働きやすさとしても、子育て世代も多く、定時での退勤や勤務の調整等、ワークライフバランスにできる限りの配慮をしています。
最近では企業連携保育園とも契約し、職員に働き続けてもらえる環境づくりにも取り組んでいます。