「メディコムの社員ってどんな仕事してるの?」「そもそも入社の決め手は?」など、なかなか見えてこなかったメディコムの「人」に迫る連載。北橋さんからのバトンを受け取ったのは、営業の小見瑛子さんです。
歯科衛生士からのジョブチェンジ
今でこそ営業職に就いている私ですが、元はと言えば歯科衛生士。地方の総合病院で歯科口腔外科に勤務していました。ただ、そこに務めて3年目くらいの時に、勤務先が大病院に統合されることになって。歯科をどうするんだという、どっちつかずの状態に居ても立っても居られなくなった私は、転職を決意することにしました。
当初は、私も多くの歯科衛生士と同じように開業医に勤める予定でいたんです。ただ、転職サイトに登録した時にたまたまメディコムからメッセージをいただいて。話だけでも聞きに行ってみようかと面接を受けて、企業でも働けるんだという選択肢に改めて気づかされました。もちろん、今までの仕事とは異なるという点で不安はありましたが、
“開業医で働くことはこの先もまだできる、けれども会社で働く道は募集が無い限りできない!”
そう思って一念発起、チャレンジすることを決めました。
予約を待つ立場から、自分から会いに行く営業へ
入社してからのことを話せば、「大変だった」と言うより「今も含めてずっと大変」です(苦笑) 会議に出ても何を話しているか全くわからない状態でしたし、メディコムという会社のスピードに全くついていけない。おまけに営業という立場で入社した以上、数字を求められます。できることよりもできないことの方が俄然多いのに、結果を求められる状況はなかなか厳しいものがありました。
思い返せば歯科衛生士という仕事は、患者さんが予約を入れて、それに沿って業務を遂行する立場です。すなわち患者さんのアポイントを待っていれば良かった…のに!今は自分からアクションを起こさなければいけない。自分からお客様に連絡して、お伺いする日時を約束して、自分から会いに行くんです。
言うなれば真逆の状況に、心が折れかけて涙することも正直ありました。ただ、後には引けないんです。なぜって転職を決めたとき、誰も賛成をしてくれなかったところを「頑張るから大丈夫!」と押し切って東京に出てきてしまったのですから。そう簡単には引き下がれません。
“バッターボックスに立つこと”を大切にして
…と、強がってはみましたが、実際は同僚の存在なくしてはここまで続けてこられなかったのも事実です。本当に、本当に人に恵まれた会社で。自分ができなくて躓いているときに、手を差し伸べてくださる人がたくさんいらっしゃいますし、なおかつ皆さん的確な解決策を必ずくれるんです。おかげで自分だけでは怖気づくような場面でも、思い切ってチャレンジしたり、断ることなく引き受けたりすることができるようになりました。
上司である坂本さんがよく言うのですが、「バッターボックスに立ちなさい」と。準備だけしていても、本番のマウンドに立たないと意味がないよと仰るんです。私自身も今はそのスタンスを大切にしていますし、やると決めたら決めたで、ロールプレイングなどに付き合ってくださる方がこの会社には沢山いらっしゃいます。
今後は私も周りのことまで気にかけられる人になりたいですし、あとは歯科衛生士として、「開業医で働くだけではなく、色々な道がある」ということを示していけたら嬉しいです。学生時代は“メーカー”と聞いても超大手しか知りませんでしたが、いざメディコムのような会社で働いてみると、国内外にはまだまだ様々なメーカーがあることに気づかされます。それに、近年は中小企業でも歯科衛生士の雇用を始めているはずです。私自身も歯科衛生士として企業でできることを模索し、その可能性を広げていきながら、長く働き続けられる土壌を築いていきたいです。