豊和開発株式会社

大阪市生野区巽南に立地する、全方位型リハビリテーションを行う複合施設です。全方位型と言うのは高齢者のみを対象とするのではく、若年齢者へのリハビリへも対応することを全方位型と呼んでいます。 高齢の方だけでなく様々な年齢の方が建物を利用することで施設全体の活性化も狙っています。また、病院等の施設の建物イメージは街並みから切り離され建物内の様子は窺い知れない建物が多く、従業員側の利便性を優先されがちです。 しかし、coconara巽では、サービスを受ける利用者（ゲスト）の居心地の良い空間を最優先にして空間構成を考えられています。 その形態が全面道路に面して印象的なファサードを形成し、大きなガラスサッシが街並みに開かれた表情をつくっています。

堺市内に立地する幼保連携型認定こども園です。2021年8月より開園。敷地の高低差が大きいことを有効活用できるよう、地階を設け駐車場とし、地上階に各保育室等配置しました。建物周辺は低層住宅が多い事から、本建物ボリュームが近隣へ圧迫感を与えないよう、２階部分のボリュームを分割し勾配屋根を分けて配置する事で、圧迫感の軽減を行いました。内部は建物中央に階段・エレベーター・ホールを配置し、ホールの周りに各保育室を配置する事で、廊下を少なくし合理的な平面計画としました。また、勾配天井となる内部空間には、ハイサイドライトを設け、明るく開放的な室内環境を実現しました。