<プロフィール>
欧州老舗ファミリーオフィス CBP Quilvest Wealth Advisory Ltd 上級副社長。
超富裕ファミリーの資産運用やPEファンドを運用中。
Societe Generale Private Banking Singapore, Senior Vice President
Citigroup Private Bank, Vice President
などを歴任しコアチームメンバーを務めた。
<インタビュアー>
代表取締役 CEO 中井 隆平 取締役 COO 根岸 賢伍
ー 何故、Starworlds Pte. Ltd. の取締役を引き受けて下さったのですか?
インターネットの世界は既にモビリティー勝負に移行していて、その中心がスマートフォンです。対話アプリからスタートした中国のWeChatアプリは、相手の顔を見ながら通話し、ECサイトでの買物、病院の診療予約、役所の各種手続き、公共料金支払い、銀行送金、株式投資に保険契約、飛行機予約、飲食店での支払いなど、何でも出来る、まさに生活に欠かせないプラットフォーマーに成長しました。
更に、いくつもの操作が指で操作するのはなく顔認証で操作する、飲食店ではスマートフォンで支払うのではなく、顔で支払う状況へと進化しています。
5G、6Gの世界では、処理スピードの飛躍的向上により、e-Sportsもパソコンで操作する時代からスマートフォンで参加する時代になって行くでしょう。そして、e-Sportsのプラットフォーマーが利用者数を拡大し進化した先には、様々なサービスを兼ね備え、人々に楽しみと利便性を提供する新しいプラットフォーマーに成り得る可能性を秘めていると思っています。
こうした夢のあるサービスに参画する機会を頂いたので取締役を引き受けることにしました。
ー モバイルゲーム市場についての期待
2019年には世界で多くのe-Sports大会が開催されました。日本では賞金の出し手はゲーム会社が中心ですが、海外では広告効果を期待して一般企業がスポンサーになり、その規模も拡大の一途をたどっています。
オランダの調査会社Newzooが発表したGlobal Esports Market Report 2020によると、e-Sports全体の2019年の大会収益はUSD950.6mio(約1020億円 1ドル@107円換算)、2020年予想はUSD1.1bio(約1180億円)の15.7%増。この2020年収益予想のうち75%にあたるUSD822.4mio(約880億円)が放映権とスポンサー収入となっています。ゴールドマンサックスは、2022年のe-Sports大会の収益が3000億円に達する可能性もあると予想しています。
既に競技人口は1億3000万人以上に達し、テニスの競技人口1億1000万人を超えています。2020年の観戦者予想数は4億9500万人に達し、まさにe-Sportsはサッカーや野球と同じく観戦するエンターテイメントに成長しており、関連機器やグッズ、通信料なども含めた市場規模はこの数倍に達すると思われます。
そうした中、モバイルe-Sports市場は東南アジア、インド、ブラジルで急成長していて、このモバイルe-Sports市場の拡大がe-Sports全体の成長原動力になっていると報告しています。
この着実に拡大しているe-Sports市場では、今後e-Sportsで稼いだ賞金を電子マネーに変えてECサイトで買い物したり出来る電子マネー決済が、新興国で若者中心に拡大する可能性があると思います。新興国ではクレジットカードどころか、銀行口座すら持てない成人が沢山います。彼らはECサイトで買い物することも難しい状況です。しかし、今まで銀行口座すら持てなかった人達に対し、こうしたe-Sportsのプラットフォームを使うことで、利便性を提供出来ることになりますから、金融も巻き込んだウネリが更に出てくることを期待しています。
ー これまでの投資家経験を踏まえて、Starworldsに期待すること
私は30年以上に渡り投資の世界で生きています。米系と欧州系のプライベートバンカーを経て、現在は欧州のファミリーオフィスで資産運用、PEファンドの運用をしています。企業は利益を追求することが重要な目標ではあるものの、これからの企業経営は、行き過ぎた利益至上主義、株主至上経営(ROE至上経営)を見直し、企業利益の追求と社会貢献、或いは公益性との両立を成し遂げられる企業が世の中から評価される時代になると思っています。
シンガポールのGrabは、既得権益に挑戦するタクシー配車アプリ事業を2012年に起業し、食事の宅配、食料品の宅配、決済サービス、保険販売取り次ぎ(金融業への布石)へと進み、スマートフォン1つで日常生活の多くのニーズを満たし、人々の生活を便利で効率的なものに様変わりさせ、設立から僅か8年で、東南アジア8か国で利用される社会インフラに成長しました。
同時に、新興国で1000万人近いニートの人たちにタクシードライバー、宅配ライダーの仕事を創造し、彼らが個人事業主として独立するチャンスを与え、Grabのプラットフォームを通じて、飲食店の売上増にも貢献し、結果として多くの人々を幸せにしています。
ユーザーを何よりも大切にし、環境によって機会が得られない人に希望を届けるというミッションと、誰もが平等な仮想世界を創るというビジョンを持つStarworldsは、現実世界においても、e-Sportsという新しいプラットフォームを創造し、多くの人達に夢と希望を与えてくれる企業に進化して行けると期待しています。
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