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Red Frascoの開発への向き合い方に共感して参画。その決め手は?【バックエンドエンジニアインタビュー】

Red Frascoのバックエンドチームには、コンバーターシステムの運用・保守、新システムの開発チームが存在します。今回はコンバーターシステムを担当しているバックエンドエンジニアの照屋雄真さんと、パク・ジュンサンさん、2021年にRed Frascoへジョインされたお二人をご紹介。


■「なんくるないさ」で三千里。緩急をもとめて沖縄から東京へ


――お二人は前職同僚だとか。かんたんに転職の経緯をお聞きしたいです。

照屋:大学卒業後、沖縄のIT企業に就職しました。2019年に東京の企業に転職して、沖縄在住のままリモートワークをしていました。でも、1年ほど経つと、一人で黙々と作業するのに息が詰まってしまって…。リモートだと意思の疎通がスムーズにできない時もあり、社内とのコミュニケーションコストが高かった。私は出社して仕事ができる環境が合うかもしれないと漠然と考えるようになりました。卯年生まれだからでしょうか、寂しがりやなんです(笑)。

そんなとき、Red Frascoでエンジニアとして働く山田さんから「一緒に働かないか」と誘ってもらいました。山田さんは前職時代の信頼する先輩だったのもあり、前向きな気持ちで会社の雰囲気や仕事内容など聞こうと思えました。

パク:私は韓国の専門大学で3年間、日本語とITスキルを学び、前職では山田さんや照屋さんと同じ会社に勤めていました。Red Frascoへの入社のきっかけは、照屋さんと同様、尊敬する山田さんからの誘いが転職を考えたきっかけでしたね。

――ともに「山田さん」がきっかけなんですね!

照屋:そうですね。Red Frascoが月1回開催するBBQに誘ってもらい、社員と話す機会をもらいました。参加してみて社員と役員の距離感も近く、分け隔てない雰囲気が肌に合うなって。その後、事業性や展望・報酬面を含め、堅実に決めました。

パク:BBQに参加して感じたことは、すでに不動産領域で結果を出してきた猛者が集まり作った会社で、実際優秀な人たちが多く在籍していました。

不動産テック領域のプロとは聞いていて、もちろんそうだったけれど、それだけではなくファイナンスの知見も豊富に持っている人たちばかりで、経営的数字の強さを感じる会話も多々あり、参加したBBQはとにかく刺激的で得るものが多かったです。一流の人の仕事を学ぶにはリモートよりも対面で同じ場にいる方が受けられる恩恵が大きいなと感じた瞬間でもあります。

自分のスキルアップとして、プロジェクトマネジメントスキルを身につけていきたいと思っていて、そのためには課題整理や思考整理のスキルも必要、もちろん伝える力も必要だと考えていました。ですから、Red Frascoに身を置くことで「自分が高めていきたいスキルを一流の人たちから学べる」と考え、入社を決断しました。

もともと信頼する山田さんと照屋さんがいたことで、実は全然不安はありませんでした。社内外の人がフラットに参加し会話できる雰囲気もいいなと感じ、躊躇なく前に進めました。


照屋:私は、多少の不安はありましたが、前職ではキャリアアップの点で懸念もありましたし、「山田さんが楽しく働けているなら、大丈夫かな」と、前向きな気持ちで決断できました。

――パクさんは2019年から日本で仕事をしているとのことですが、コミュニケーションの難しさは感じますか?また、それにどう向き合っていますか?

パク:もちろん、母国語よりは難しいです(笑)。でも、相手の考えを理解した上で、自分の考えを伝えることがコミュニケーションの基本。言葉だけでなく、表情や身振りも使って伝えられるよう意識しています。相手と仲良くなると、その人が何を言おうとしているのかもわかるようになるので、交流を深めるためにも雑談や社内サークルにも、積極的に参加しています。

また、前職の業務では、クライアントとメールのやり取りをすることが滅多にありませんでした。日本語でメール文を作ることは難しく、もともと苦手意識もあり、Red Frasco入社後もメールでのやり取りは照屋さんに任せてしまっていました。

しかし、クライアントから自分の存在が見えていないことを「悔しい」と感じるようになって。チームとして仕事を分担する必要性も感じていたため、「クライアントからのメールに、自分で返信したい」と照屋さんに相談しました。

今は日本語で作った文章をチェックしてもらいながら自分で返信しています。小さいことですが、こうした一つ一つをクリアしていくことで、できることが増えていくと考え、日々積み重ねています。


■Red Frascoのすごさとはスタンスとそれを支える環境にあった

――Red Frascoでの業務について教えてください

パク:メインでやっていることは、複数の不動産管理システムのデータを受け取って、クライアント(不動産サイト)のリソースとして使えるように変換したり、画像を格納したりする機能周りを担当しています。様々なデータを使いやすくなるように対応していますね。

ーー異業種からの転職で大変だったことはありますか?

照屋:システムを作る上で不動産業界ならではのルールを知らなかったため、最適なシステムを構築する時の考慮ポイントがわからなかったことです。

例えば、交通情報に関しても徒歩やバスで必要な情報が異なり、それに応じたエラーはなにか‥など、最初は苦戦しました。

でも、関係者ミーティングで不動産ルールや業界の話題があがるので、わからないことはその場で質問をして徐々に知識をつけた感じです。

今でもわからないことがたくさんあり、不動産業界や不動産に詳しい人たちの会話を聞いていて、日々知らないことを学ぶ機会になっていると感じています。これから異業種から入社する方にとっても、知る意欲があれば全然問題ないと思います。

ーーお二人が所属しているバックエンドチームではどんなことをされていますか?

照屋:バックエンドには2つのチームがあり、データコンバートをメインとしている我々コンバーターチーム、新規プロダクトの開発チームがあります。

私は2つのプロジェクトの開発に加わっています。
いずれは新規プロダクトに携わりたいと考えていたので、私としてはうれしいです。

パク:そうですね。もともとは1つのプロジェクトを一緒にやっていましたが、照屋さんが2つのプロジェクトに加わることで、今まで照屋さんが担当していた業務も任せてもらえるようになったので、私もうれしいです。

――入社後にできるようになったことなどはありますか?

照屋:技術面でいうと、使用する技術はプロジェクトに適しているかで選定され、データコンバートではPythonを使用しました。そのため、新しい技術というよりも開発への関わり方のスタンスはとても学びになっていると感じます。

Red Frascoはクライアントのグロース支援を視野に入れた開発をしています。

納品して完了ではなく、設計の段階から開発からリリース後の運用や監視を考慮して開発を行う必要があり、リリース後も提案をしながらシステムを進化させています。

自社プロダクトではよくあることですが、受託でありながら自分の意見を伝えつつ開発に携われることは、他にない関わり方だと思っています。

運用フェーズになるとデータチームやマーケチームとの連携も発生します。各チームが様々な角度で意見を出し合うのは、新たな視点を知る機会で学びになっているし、何よりも楽しいです。

技術は目的を実現するための手段にすぎないと思っていて、どちらかというと皆がそういったスタンスをもっていることがRed Frascoのすごさなのかな。

――大人のスタートアップと謳っていますが、「大人らしさ」とはどんなところに感じますか?

照屋:良くも悪くも任せてもらえるので、自律性と責任が必要なところでしょうか。もちろんフォローはありますが、逐一「大丈夫ですか?」とチェックされる環境ではないので、自分で考えて動いたり、わからないことは自ら質問をしていくのが必要だと思います。

通常であれば、技術者とクライアントの間にセールスの人が入ることが多いと思いますが、私たちの場合は、クライアントへの提案や、報告は基本的に技術者が主体で行います。

直接伝えられるし、聞くことができることもあり、チームとしても個人としても責任をもって関わることができます。

パク:発生した不具合によっては今後に活かすため、振り返りをしてチームへ共有をします。私は最初は正しく振り返ることができなかったのですが、知見のある先輩が教えてくれて、とても勉強になりました。

照屋:振り返りも大事なことだよね。
振り返りをやること自体は他の会社でもよくあると思うのですが、Red Frascoでは正しいフィードバックをしてくれる人が必要に応じて振り返りをしてくれるので、目的をブラすことなく、振り返ることができます。構造的にまとめるスキルの高い人もいるので、正しく次に活かせる振り返りができていると思います。

あと、環境としてやっぱりいいなと感じているのが、隠す文化じゃないことです。ミスは発生しうることとして、ミスを責めないので、隠す必要もないし、隠す人もいないです。一見マイナスなことにもオープンな文化は、個人としても会社としても学びになっていると思います。ミスは仕組みのブラッシュアップの機会であることをみんなわかっているので学びが多いのだなと感じています。

――新メンバーに向けてのメッセージをお願いします。

照屋:私はダーツが好きなのですが、「会社にダーツを置いていいか」と交渉したところ、本格的な環境が整ってしまうという、遊び心に富んだ職場です。ダーツ部をはじめ、社内サークルもいつの間にかたくさんできていて、みんな自由に参加しています。柔軟に働ける環境と、良好な人間関係が魅力です。

パク:「何かをやりたい」という積極性や協調性のある人が、この職場に向いていると思います。また、会社の各チームがどのような仕事をしているか身近に感じやすいため、その分、広い視野を取り入れることもできる職場です。

<プロフィール>

照屋 雄真
大学卒業後、Webエンジニアとして沖縄のIT企業に就職し、受託開発と新規サービス開発に従事。2019年、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズに入社し、ホスティング事業に携わる。2021年、Red Frascoにエンジニアとして入社。

パク ジュンサン
韓国の専門大学卒業後、2019年に株式会社KDDIウェブコミュニケーションズへ入社。Twilioを使ったPoC、レンタルサーバーのモダナイゼーション・新規機能追加などを経験。2021年、Red Frascoにエンジニアとして入社。


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