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外資系企業は、時差にどう対応している?

グローバル企業で働く上で考慮しないといけないのが時差問題です。当社はドイツ、イタリア、米国、サウジ、インド、中国、日本、オーストラリアに拠点があり、各拠点と日々コミュニケーションを取っています。

当社の拠点マップ

この記事では、当社がどのように時差に対応しているのかご紹介します。

拠点がアクティブになる時間帯をまとめてみました。

グループ全体の説明会

ティッセンクルップ・ニューセラでは、全世界の社員向けに4半期毎のTown hall meetingや勉強会などがオンラインで開催されます。このような時、ドイツ本社は拠点の時差に合わせて2-3回同じ会議を開催します。そのため日本にとっては丁度良い時間帯に参加することができます。不参加の人用に録画やプレゼン資料を後日公開してくれることもあります。
 
開催時間で多いのはこの時間帯です。

15時~18時 :日本、中国、オーストラリア、サウジ、インド向け
(この時間に参加するヨーロッパ社員もいます)
23時~24時 :ドイツ、イタリア、米国 向け

メールのやりとり

ヨーロッパや米国は日本の夕方以降にアクティブになるので、こちらの終業時間後にメールが来ることが多いです。終業時間を過ぎてもメールの通知が来てしまうと、ついつい見てしまう事も…。急を要する場合を除いて、定時後はメールを見ないようにするなど、仕事とプライベートのメリハリをつけるのも大事だと思います。またメールよりTEAMSチャットの方が、返信速度が上がるので、早く確認したい場合はTEAMSを駆使するのも良いかと思います。

拠点との会議

海外拠点の方は、朝早くから勤務を開始して基本定時で帰る人が多いです。よく会議しているドイツでは、ドイツ時間の朝7-8時(日本14-15時)頃から会議OKという同僚が多く会議の設定がしやすいです。カメラをONにすると、たまに明らかに寝起き状態の時もありますが(笑)。 
 
一番大変なのは、米国が絡む時ではないでしょうか。拠点のあるヒューストンの時差は14時間あります(米国中部標準時)。日本・米国だけの会議の場合は、私達が8時、米国の同僚が前日の18時(夏時間の場合)でも可能ですが、米国・ヨーロッパ・アジアが参加する会議は、全員がそろう時間を考慮すると、選択肢は日本の夜の時間帯(21時~24時頃)になってしまいます。

早朝・深夜の会議:当社社員はどのように対応する?

当社では、コアタイム無しのフルフレックス制度を設けており、勤務開始・終了時間は柔軟に調整できます。また、在宅勤務も週3回まで可能ですので、早朝深夜の会議は在宅勤務で参加するなど様々な方法で柔軟に対応しています。
 
毎日出社で9時~17時半の固定勤務であった頃と比べると、時間のやりくりがしやすくなり体力的・精神的に楽になったと思います。
 

国内での予定と海外出張や海外との会議の予定はどう管理している?

時差の関係でもう一つ大変なのが、1つのスケジュール管理ツールでどの様に日本国内と海外出張や海外とのリモート会議の予定を管理するかと言うことです(これは海外とのリモート会議時間の設定も同じですが)。
 
毎回欧米の夏時間補正も考慮した時差を考えていると頭が痛くなりますから、Outlookの予定表で日本時間と出張や会議をする先の現地時間を両方表示して日程を組むと便利です。携帯電話は海外に行くと自動的に現地時間に調整されて、Outlookの予定表もこれに連動していますから、これで現地の予定に遅れることもなくなります。
 
ただ、日本と現地で日にちが変わる時間帯は要注意で、これは予定の名前の前に現地での日付を入れておくと混乱しません。

外資系企業で働く上で必要なこと

世界中で活躍する当社の社員は海外拠点との連携が非常に重要なため、拠点とは時差やお互いの事情を考慮しながらコミュニケーションを取ることが必要です。また、会社の勤務制度を最大限に活用し、効率的に業務を進めていくことが、グローバル会社では求められるでしょう。
 
最後まで読んで頂きありがとうございました!
 
 


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