【海外拠点紹介】ティッセンクルップ・ニューセラ上海

ティッセンクルップ・ニューセラは世界８か国に拠点があり、各々の拠点同士で日々やりとりをしています。中でも当社と中国拠点であるティッセンクルップ・ニューセラ上海（ニューセラ上海）はこれまで深い関係を構築し、昨年からはプロジェクトなどで活発に当社とのコラボレーション活動を展開しています。
そんなニューセラ上海を先日訪問してきたので、その様子をレポートします。

上海拠点設立の経緯

ニューセラ上海の総経理である張さんに設立の経緯を伺いました。
張さん「元々上海拠点は、ニューセラ日本（旧クロリンエンジニアズ社）の子会社でした。ニューセラ日本は、1978年に中国で最初の食塩電解プラントの案件を受注したことを契機に、確実に受注を増やし2003年頃に中国市場シェアNo.1になったのです。その後日本が中国で受注した電解槽のメンテナンス作業量の増加に伴い、中国にメンテナンス工場を作ることになり、2004年6月7日に上海拠点が設立されました。」

上海のオフィス

ニューセラ上海のオフィスは、虹橋空港から車で10分ほどの距離にあります。オフィス周辺は商業施設やレストランが充実しています。この地区は街並みも整備されており、雰囲気としては横浜みなとみらいに似ているかもしれません。オフィス内は最近受付や会議室を当グループのデザインを取り入れた内装にしたり、高さの調節ができる机を全社員分刷新するなど近代化が進んでいました。
 
上海では会社の雰囲気づくりのための会議を定期的に開催していて、受付改装、ロッカーやコーヒーマシーンの増設などは、この会議から出たアイデアのようです。最近つくった読書コーナーは、当社の東京オフィスにある本棚を参考にしてくれたんだとか。

ニューセラ上海が入るビル

最近改装した受付スペース

執務室:高さを変えられる机と椅子を最近導入

カフェスペース
ここでランチをしたり休憩する社員も

日常のコミュニケーション

ニューセラ上海では部署の好みによって、毎週決まった曜日にフライドチキン、餃子、ハンバーガーの日などを設けており、部員同士の交流を深めています。昼食後に部署で散歩や卓球をすることもあるそうです。
Yunyunさん「皆さんはとてもフレンドリーで、上下関係もあまりなく気軽に話せます。上司が家からケーキを持ってきて、部員と一緒に食べたりすることもよくあります。私が所属するセールス部では、金曜日を「外ランチの日」にしています。会社全体としては、毎年社員旅行をしたり、社内で社員の誕生日会や送別会を開くこともありますね。」

Judyさん「私のC.A.R(契約書やプロジェクトのコスト管理)部署ではランチや卓球、散歩をしたりして日々コミュニケーションを取っています。同年齢の子供を持つ同僚が結構いて、教育が話題になることが多いですね。教科書や課外クラスについての情報を共有したりしています。」

毎週木曜日のフライドチキンデーを楽しむ
調達部員

セールス部が毎週金曜日に行う「外ランチの日」に同行しました
中国では大皿をみんなでシェアするのが一般的

セールス部は休憩中によくフルーツを配っているそうです

ワークライフバランス

ニューセラ上海は、残業を極力せず仕事とプライベートのメリハリをつけている社員が多いようです。
Yunyunさん「社員はプロジェクトなどで忙しい時を除いて、残業は基本しません。遅くても社員のほとんどが6時半ぐらいに帰っています。」
森さん「中国では夫婦で家事を負担することが当たり前なので、男性社員も今日は夕飯を作ると言って退社していますよ。日本と違い、残業後にちょっと飲みに行こうという文化はないのです。」

設備豊富なジムがいつでも利用できる

また、ニューセラ上海では社員の健康管理を重視し、ユニークな福利厚生を提供しています。
Liさん「当社社員は福利厚生の一環として、オフィス近くのジムを無料で利用することができます。」昼食後にジムを利用する社員が多く、実際に見学したところ社員何人かトレーニングしている様子が見られました。ジムには室内ゴルフやシューティングゲームなど多様な設備があり、社員同士で懇親のために利用することもあるそうです。

昼休憩中にジムで汗を流す社員

ニューセラ上海の良いところ

ニューセラ上海の社員にインタビューをした際に、会社の好きなところとして、雰囲気の良さと働きやすさを挙げる社員が多くいました。

Wayneさん「ニューセラ上海はとてもオープンでフレンドリーな社風です。社員は、いつでも助け合いながら仕事をしています。」

Liuさん 「ニューセラ上海の文化が好きで、定年まで働きたいと言っている社員はとても多いです。当社のビジネスはとても健全で安定していると思います。」

Judyさん 「会社の規模感が丁度良く、仕事においていろいろな可能性を与えてくれます。またクロスファンクションで自由に意見ができます。」

左からWayneさん、Liuさん、Judyさん:とてもフレンドリーで様々な質問に答えていただきました。

拠点の垣根を越えたチームづくり

ニューセラ上海では社員同士の関係性がフラットでオープンに意見を言える、風通しの良い職場であると感じました。元々上海拠点は当社（日本）の子会社として設立された経緯もあり、拠点の中でも関係性が近くお互いをより良く理解・補完し合える存在です。現在は案件によって中国・日本双方から人を派遣したりして、協業する機会を増やしています。
 
今後もニューセラ上海含め各拠点とはパートナーとして、拠点の垣根を超えた深い協力関係を築いていけたらと思います！

Yunyunさん:今回の訪問やインタビューをサポートしていただき、お世話になりました！

最後まで読んで頂きありがとうございます！