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「身近な人の役に立ちたい」多趣味なプライベートと両立しリーシング事務の中盤を担う

橋本瑛莉(Eri Hashimoto) 
大阪府出身。大学卒業後、新卒で地場仲介不動産会社へ入社し、賃貸仲介や不動産管理業務に関わる事務業務全般に従事。2022年に信和コミュニティへ入社。リーシング事務という新設ポジションを自身の手で確立。リーシングに関わる事務業務はもちろん、営業戦略のデータ分析や新築物件のプロモーション等幅広い業務を担当。プライベートではゴルフアカウントでのSNS活動や釣り、F1観戦等趣味の幅も広い。


不動産業界に足を踏み入れたきっかけは実の姉

大学卒業を目前に就職先を考えていた頃、姉が結婚を機に勤めていた会社を退職することになり「興味はないか」と声をかけてもらった。姉からも「お客さんのライフイベントに携われる楽しさや、やりがいがある」と聞かされており、職種も『身近な人の役に立ちたい』という自身の志向性に合った事務の仕事ということもあり入社を決めた。新卒で入社した地場の賃貸仲介会社では仲介営業管理のほか経理等の金銭管理も経験し、6年半勤め上げた。

多趣味で様々なことに没頭してきた学生時代

小学校から中学校まではサッカーに打ち込んだ。身近な人をサポートし、その人たちが活躍する姿を見ることが好きというパーソナリティはミッドフィルダーというポジションで活躍した経験が作り上げたのかもしれない。高校に進学してからは打って変わって音楽に没頭した。父親がバンドをやっていた影響もあり自身もベーシストとして活動した。F1観戦や釣り等、父親の影響で始めた趣味は他にも沢山あるが、仕事においても多分に影響を受けた。「父とは仕事の話もします。現在は管理職となり仕事に対する向き合い方や同じ部署のメンバーへのマネジメントについても話してくれます。社会人の先輩として学ぶこともありますし、世代間の違いや考え方をフランクに聞ける良き相談相手となってくれています。」


30代の節目にワークライフバランスを意識し転職を決意

店舗に事務は1名という環境で大変なことも多かったが、社内表彰をされるほど活躍もしていた。新卒から入社し7年目に差し掛かかり、前職では姉と同じように結婚するタイミングで退職される先輩が多く、結婚や出産、育児といった自身のライフイベントを意識し始め、産後の復帰や、復帰後の両立に不安を感じていた。仕事にやりがいや手ごたえも感じていたからこそ、30代という節目を目前にワークライフバランスを意識するようになり、転職をすることに決めた。3社の選考を受けた後に信和コミュニティへ入社する。

「産休、育休制度が整っていることに加えて休日も120日以上あり不動産業界の中では上場している企業と同等の働きやすさだと感じました。入社してからも小さなお子さんのいる家庭では時短勤務の制度もありますし、シフト制ではありますがプライベートのイベントでは皆さんお休みは確実に取られます。」

”前任者のいない”業務

想像以上に働きやすい環境であった半面、マイナスなギャップもあった。「教育や研修制度も整っていると広告には記載がありましたが実際には実行しながら決めていく業務が多く大変でした。」と当時を振り返る。はじめは別部署での応募だったが、現在所属する部署に専門の事務担当を置きたいという当時のリーダーの意向もあり前任者のいない業務を担当することになった。まだ明確な引継ぎフローもなく、“事務”として各業務の何をどこまでやるのかを決める作業が多かったが、前職で培った知識や経験をベースに着実に歩を進めてきた。

現在の業務内容は賃料査定に必要な地域の賃料相場や競合物件のデータ収集、新築物件のパンフレット作製のディレクションまでその業務は多岐に渡る。訴求するコンセプトの設定から色味やデザインといった細部の工夫まで外部パートナーや営業さんの意見も交えて作成していく。同じ不動産業とはいえ前職では経験しなかった業務にも積極的に取り組んでおり、営業メンバーはもちろん社内からの信用も厚い。

リーシング事務に求められること

「組織自体が若く、成長途中なのでルーティン業務が好きで、新しいことや未知の事に挑戦することが苦手な方には厳しい環境かもしれない。」組織の課題という問いに意外な答えが返ってきた。手前味噌ではあるが近畿地方でも、ほぼ京阪神のみで管理業を行う企業としては一定の管理戸数を誇り、グループ企業からの管理受託も安定的に増加する環境からすると意外な答えであった。

「少子高齢化という社会環境は変わらないと思います。職住近郊のトレンドで都心部はマンション開発が進み、人口増加という流れはありますが、同時にニーズに合わない賃貸マンションの長期空室化なども日々目にしています。私たちの物件も単身者中心ですが、DINKSや高齢者向け等、将来のニーズに合わせた運営も考えないといけないと思っています。」

リーシング課は日々地域の仲介店舗や営業パーソンとのリレーション構築や情報収集に努めており、生の声や反響データ、競合物件の動向も含めデータ蓄積を進めているが、直近の賃料設定や完成物件のプロモーションだけではなく、開発へのフィードバックや新規物件への計画まで昇華することを目指している。

「グループの掲げる理念にある『人々の豊かな暮らし、社会の進歩発展に貢献する。』という言葉を私たちが主体として実現できたら良いなと思っています。」


今後の展望

最後に橋本さんの目標を組織目線で伺ってみたところ「チームプレーができる組織の実現」という言葉が返ってきた。「リーシング課ももちろんそうですし、会社内やグループが横断して力を発揮できるような組織になれば良いと思っています。」

また、新卒もほとんどいない組織で俗人的な業務や、優先順位、意思決定の価値観等まだまだ“偏る”という場面もあり、”個の力”が結集しきれていないと感じている。評価制度も前身組織から踏襲している部分も多く、自身が携わる業務だけでなく信和コミュニティ独自のものに進化させる必要がある。「リーシング課の営業さんたちが健康に楽しく働き活躍している姿を見ることが自身のモチベーション」と語る橋本さんは、グループ理念である『人のよろこびを自分のよろこびとする。』を体現するため、今日も組織の“中盤”を走り続ける。

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