アンビバレントな親の気持ち

子供が生まれると人はすぐに「親」と呼ばれる様になります。

目の前には自分の支えがないと生きることのできない小さくか弱い命があり、その存在は自分の命に代えても良いと思えるほど愛おしい存在です。多くの親はそうした感情を持ちながら子育てをされていると思います。

しかし、親は「親」であると同時に一人の人間であり、仕事や社会との関わりを通じて自己実現をしたいと思い、経済や健康への不安や仕事へのストレスを抱え、自分を解放できる時間を持ちたいと考える存在でもあることもまた事実です。

以前は母性神話が信じられ、女性は生まれながらに母性を持ち、子供が生まれると自然に母親になるものだと考えられていました。

「親として育児を負担に感じるなんてダメなことなのでしょうか？」

「完璧な親でなくてはいけないのでしょうか？」

母親も父親も多くの親が子育てに対して肯定感情と否定感情という相反する感情（アンビバレントな感情）を抱きながら子育てを行い、子育て通じて親として人としての成長を感じています。そうした姿を共発達と呼ぶそうです。

atcoは生活の中の現実的な問題を受け止めながら、保護者と共に子育てを支え、親・子とともに成長していける保育や幼児教育を考えていきます。